ナインティナインと出会ったのは1994年。『ナインティナインのオールナイトニッポン』が1部に昇格したときです。 7月に昇格することになり、その前に吉本の銀座7丁目劇場に当時のディレクターさんと一緒に挨拶に行ったんです。グイグイとタレントを引っ張る、敏腕かつ剛腕タイプの方でした。 「最初が肝心だから、俺、彼らを呼び捨てにする。小西も呼び捨てにしていいからな」って言われて楽屋に入っていったんですけど、岡村くんはホームシックの真っただ中で、東京の街そのものを敵視してる感じで目も合わさない。そんなピリピリした雰囲気で、自然とディレクターさんも「岡村くん」って呼んでました(笑)。で、まず、今やってるコーナーをどうしたいか聞いたら、目を見ることもなく「全部変えたいです」って。まぁ、笑っちゃうくらい、取りつく島もありませんでした。 大きく変わったのは、同世代の神田(比呂志)ディレクターに変わってから。1