米津玄師の「KICK BACK」が米レコード協会(RIAA)によりゴールド認定を受けた。日本語詞の楽曲がゴールド認定を受けたのは史上初となる。 これがどういう“快挙”なのか。日本の音楽シーンにおいて、どんな意味合いを持つのか。この曲が米津玄師のキャリアにおいて、どういう位置づけなのか。筆者が先日ゴールド認定を受けて米津にインタビュー取材を行った際のコメントも踏まえて、考察したい。 RIAAのゴールド認定は、米国内で50万ユニット以上を記録したことを意味する。かつてはCDやレコードの売上枚数によって算出されていたが、2016年に計算方法が見直され、デジタルシングル1枚のリリースまたはストリーミング150回再生で1ユニットとしてカウントされるようになった。同じく100万ユニット以上を記録するとプラチナ認定を受ける。 端的に言うと、ゴールド認定というのは、アメリカの音楽マーケットにおいて「ヒット
![米津玄師「KICK BACK」、米レコード協会ゴールド認定が持つ歴史的意味 本人コメントも踏まえて考察](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f12dd5ccd134f200213b48418139ff751582930a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Frealsound.jp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2023%2F10%2F20231028-yonedu-99.jpg)