私は1976年生まれ、34歳の会社役員です。世代間格差について、小学生の頃から非常に大きな問題だと感じていました。それから20年以上経ちますが、根本的に問題の解決を図る動きが出てこないことに呆れています。 私は法政大学経営学部を1999年3月に卒業しました。大学3年の秋、北海道拓殖銀行や山一證券などの破綻による金融危機が起こりました。経営学部の就職内定率は、他の学部に比べてマシだったと思いますが、他学部のサークル仲間は相当苦戦したようです。就職浪人をしたり、時間稼ぎのために大学院へ進学した同級生も少なくありませんでした。労働省(当時)の「大学等卒業予定者就職内定状況等調査」によると、大学4年11月時点での就職内定率(全体)は、98年3月卒業者の73.6%から67.5%へ下がり、就職希望率は2%弱下がって75.1%になっています。大学4年の3月時点の就職希望率は69.4%にまで落ちており、就
![棄民世代のサバイバル術](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5ca3e12d98a36e5b182766185b63cd33c26a509a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fagora-web.jp%2Fcms%2Fwp-content%2Fuploads%2F2021%2F07%2Fagora-twitter.jpg)