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ブックマーク / satoshi.blogs.com (211)

  • google appengine に関してひと言

    ここ数日、Twitter上で appengine に関する発言をたくさん目にする。それを見る限り、「注目をされてはいるが、手を出しかねている人が多い」というのが現状だろう。そこで、私からもひと言。 App Engine は純粋なソフトウェア・エンジニアにとっての天国 私自身、色々な開発環境を試して来たが、私のようにプログラミングが大好きで、新しい言語や環境を学ぶのが楽しくて仕方が無いエンジニアにとっては、「App Engineは天国」というのが正直な感想。SQLRailsのように一見開発効率を良くしてはくれるが、直感的に実行効率とかが把握できない「補助輪付きプログラミング」と違い、App Engine上でのプログラミングは、ちょっと手を抜くとすぐに実行効率の悪さとして跳ね返ってくる「一輪車プログラミング」。 新しい言語を学ぶのが苦ならApp Engineは避けた方が良い 現時点で、Pyt

  • iPadアプリ開発日誌: 順調な滑り出しのneu.Draw

    先日リリースした neu.Draw、なかなか順調な滑り出しだ。特に日では、瞬間風速とは言え、無料iPadアプリのトップの座に輝くという快挙。エンターテイメント部門での部門トップは狙えると思っていたが、総合トップとはとても喜ばしい。 ユーザーからのフィードバックもおおむねポジティブ。例えば、これ(英国のユーザー): Excellence - ★★★★★ by Tekked - Version 1.0 - 23 October 2010 Absolutely brilliant! This is amazing, showcasing a huge amount of SVG's functionality and giving incredible control! I've tried several of the *paid* vector apps out there but the

  • iPadアプリ開発日誌:neu.Draw 1.0 リリース

    少しアナウンスが遅れてしまったが、少し前からここでも紹介していた neu.Draw をようやくリリースすることができた(iTunesストアへのリンク)。 当初は有料アプリとしてリリースする予定だったのだが、neu.Pen LLC のビジネスモデルに関しては少し冒険をしてみようと、これもneu.Notesに引き続いて無料アプリとしてリリース(将来は有料オプションを追加する予定なので、その時はよろしく)。 neu.Drawの目指すところは、「誰でも使えるベクター・ドロー・アプリ」。カテゴリーとしては、Adobe Illustratorと同じジャンルだが、機能を絞って、基的な操作が誰でも簡単に直感的にできるように、との思いでUIデザインをしてみた。 一番の特徴は、ベジェ曲線の編集方法が従来のものと大きく違う点。Illustratorが採用して以来、「アンカー・ポイントとコントロール・ポイントを

  • iPadアプリ開発日誌:neu.Draw グラデーションのテスト

    開発中の neu.Draw、当初は neu.Notes にベクトル編集機能を付けただけのものをサックリと作って出そうと考えていたのだが、「でも、少なくともこれは欲しいよね」などと機能を少しづつ追加しているうちに、かなり格的なアプリになって来た。 現在苦労をしているのは、「グラデーション」の処理。きれいなイラストを描くには必須の機能ではあるのだが、グラデーションを指定してもらう部分のUIを「誰にでも直感的に使える」ように仕上げるのは容易ではない。いろいろと試行錯誤を繰り返しながら一歩ずつ前進して行くという忍耐力のいる作業だ。 下の二つのイラストは、その過程でテストのために作ったもの。このぐらいの品質のイラストが、絵心がない人でもさくさくと簡単に描けるツール、というのがneu.Drawの目指すところなので、ご期待いただきたい。 ちなみに、ここでは何度も繰り返しているが、この手のUIの設計には

    iPadアプリ開発日誌:neu.Draw グラデーションのテスト
  • iPadアプリ開発日誌:ベジェ曲線エディター開発中

    先日もここで少し触れたが、最近は neu.Notes の姉妹品の開発に集中している私である。いきなりAdobe Illustrator 並みの豊富な機能を実装することは無理としても、最低限必要な機能を備え、iPadならではのインターフェイスを最大限に活用した、「パソコン+マウス+Illustratorよりも生産効率の高いベクターエディター」を作ることは十分可能なはずである。 ここ数日は、ベジェ曲線の作成・編集にチャレンジしている。ベジェ曲線は表現力は豊富だが、コントロール・ポイントが多いために、それをIllustratorのようにそのままインターフェイスに反映させると、やたらと複雑になり、直感的な操作がしにくくなるのが難点である(「イラレのベジェ分からん!」という声が今日だけで3つほどTwitterに流れていた)。そこで、あえてIllustratorやPhotoShopが採用しているインタ

    iPadアプリ開発日誌:ベジェ曲線エディター開発中
  • 今日はWindows95の15才の誕生日

    今朝、久しぶりにFacebookにアクセスしたところ、昔の知り合いの間でちょうど15年前の今日にWindows95がリリースされたことがしきりに話題になっていた。Windows95は、マイクロソフト自身にとっては大きな飛躍の始まりだったし、パソコン業界全体にとっても「誰もがパソコンを持つ」時代の幕を開けたOSとしても大きな意味のあるものであった。 私が、Windows95の開発に関ることになったのは色々な偶然が重なった結果だが、直接のきっかけは頭でっかちのアーキテクトばかり集めて会議ばかりしていたJim Allchin率いる「次世代のOSを担う」Cairoチームを飛び出して、「Cairoが出るまでの中継ぎ役」だったBrad Shilverberg率いるChicagoチームに移籍したのが原因。 コンピューター・サイエンスの博士号を持つアーキテクトを何人も抱えるCairoチームに「ハッカーの寄

  • iPadアプリ開発日誌:CloudReadersのアーキテクチャの解説を書きました

    インプレス・ジャパンの企画iPad電子書籍アプリ開発ガイドブック」に筆者の一人として参加したので、ここを借りて宣伝させていただく。 編集担当の方から、「これから電子書籍アプリを作ろうという人向けにノウハウなどを公開して欲しい」とのリクエストに基づき、CloudReadersの開発経緯とアーキテクチャを解説してみた。 ノウハウとは言っても、基的には「ちゃんとMVCで作れ」「できるだけCPUじゃなくてGPU仕事をさせる」「Interface Builderを最大限活用して、UIとロジックを分離しろ」などの話なんだが、実際のアプリを題材にそのアーキテクチャを語っているので、その手の「基礎」と「応用」のギャップをなかなか乗り越えられない人には良い教材だと思う。 ちなみに、アーキテクチャの解説部分は、 ユーザーが読みたいドキュメントを選択するとロードされるのが、ComicReaderView

  • iPadアプリ開発日誌:neu.Notes、仕事効率化カテゴリーで1位に

    特にはっきりとしたビジネスモデルがあるわけでもないが、「とりあえず良いものを無料で提供して、たくさんの人に使っていただいて、それから考えよう」とリリースした、iPad用の手書きメモアプリneu.Notes。とりあえず当面の目標の「仕事効率化カテゴリーで1位」を達成(日のアプリストア)。瞬間風速かも知れないが、Evernote、Dropboxなどの強豪がいるこのカテゴリーでの1位はうれしい。 iPadアプリの市場は、私が予想した通りのレッドオーシャン。有料だろうが無料だろうが、たくさんの人に使ってもらってランキングに載らないかぎり試合に出れない野球選手と同じ。これだけの数の玉石混淆のアプリが並ぶ中で「目立つ」ためには、単に「良いものを付くる」だけでなく、「どいういうシナリオで使ってもらうのか」「どうやったら使い続けてもらえるのか」を考えつつ、ユーザーの声を反映させながらこまめにアップデート

  • Life is beautiful: WEB+DBコラム「なぜ日本のソフトウェアが世界で通用しないのか」

    私がコラムを書いている「WEB+DB PRESS」の最新号が発売されたので、ここで宣伝させていただく。今回のコラムのタイトルは、「「なぜ日のソフトウェアが世界で通用しないのか」。 ...(前略)...そんな私が常々感じているのは、日でのソフトウェアの作り方が米国のそれと大きく違っていること、そして、日のソフトウェア・エンジニアの境遇が悪すぎるということ。そして、それが「日のソフトウェアが世界で通用しない」一番の原因になっていることである。 詳しくはコラムを読んでいただくとして(宣伝だと言ったでしょう)、この問題はいまやソフトウェア業界だけにとどまる話ではないから始末が悪い。世界で一番進んでいるはずだった日の携帯電話メーカーが、今や袋小路に追い込まれているのもこれが原因。 通信業界にはもちろん、携帯電話メーカーにもソフトウェアを自分で書ける人がいない今の日の状況を考えれば、世界の

    Life is beautiful: WEB+DBコラム「なぜ日本のソフトウェアが世界で通用しないのか」
  • iPadアプリ開発日誌:梅田望夫さんの電子書籍をリリースしました

    以前、ここで少し触れたCloudReadersのOEM版ビジネスの話、ようやく第一弾をリリースすることができた。梅田望夫さんの「iPadがやってきたから、もう一度ウェブの話をしよう」だ(出版は、株式会社産経デジタル)。 基的にはCloudReadersのコードをそのまま使っているので、開発はとてもスムーズにできた。違いと言えば、iPad版だけでなくiPhone版もリリースしたことぐらい(これを機会にiPhone版のCloudReadersを出すのもありかと考えている)。ちょっとした工夫として、ウェブ上でのリアルタイム書簡も読めるようになっているのも特徴。電子書籍だからこそ可能な仕組みだ。 文は、梅田さんの書いたものだが、それに私と梅田さんの間の「メール書簡」が付いていて、それだけでも結構読み応えがあると思うが、それに加えて、読者からの質問に私と梅田さんが答るという、リアルタイム書簡が読

  • Oracleの「Android訴訟」についてひと言

    今日のこちら(米国西海岸)でのもっぱらの話題は、Oracleの「Android訴訟(詳細)」だが、これに関しては、私も含めて「やはり来たか」と見ている専門家は多い。 そもそも、スマートフォン以前の携帯電話用のJavaがプラットフォームとして成功しなかった理由の一つは、J2MEが根っこのところで、NTTドコモ独自のDoJaとモトローラ主導のMIDPに分岐してしまったことにあるし、同じJ2ME間でも実装の差異が大きく "write once, run everywhere" が机上の空論になってしまったことにある。Sunがちゃんとリーダーシップを発揮できなかったためである。 その意味では、J2ME/MIDPとコンパチビリティがなく、Sunから正式にJavaをライセンスしていないAndroidはけしからん、というのは(今はOracleの一部になった)Sunから見れば当然のこと。 「J2MEの時に

  • iPadアプリ開発日誌:「アノテーション」が可能になったCloudReaders

    少し前から予告していた(参照)neu.Notesと連携してPDFやマンガにアノテーション(=赤入れ)をすることを可能にしたCloudReaders(バージョン1.14)がAppleに承認されたので、ぜひともお試しいただきたい。 正直、今回のバージョンは一発承認は難しいと考えていた。というのも、この機能はneu.NotesがインストールされているiPadでしか動かないので、「他のアプリがインストールされていないと使えない機能を持ったアプリなんて承認できない」といちゃもんを付けられてる可能性があると考えていたのだ。 しかし、結果は一発承認。neu.Notesがインストールされていない場合のレスポンス(後述)などを慎重に作り込んでおいたのが良かったのだろうと自分なりに納得している。 その仕組み(プロトコル)はとてもシンプル。ユーザーがペンアイコンとタップすると(上の図参照)CloudReader

    iPadアプリ開発日誌:「アノテーション」が可能になったCloudReaders
  • iPadアプリ開発日誌: neu.Notes 1.3 リリース

    8月3日付けで「AppBankの2010上半期ベストiPadアプリのまとめ。超厳選した20個!」が発表されたが、CloudReaders と neu.Notes の両方が入っており、開発者としては正直うれしい。アプリを使っていただいているユーザーの方々にもAppBankの人にも感謝の気持ちでいっぱいである。 アプリの平均起動回数がわずか1.5回という短命なiPhone/iPad向けアプリの中で、「長期間にわたって使ってもらえるアプリ」を作るには、やはり「・マンガを読む」「手書きメモを取る」などのごく基的なシナリオを押さえたアプリを、必要最低限の機能は提供しながらも、初心者でも使える様にシンプルに、かつサクサク動く様に作るしかない、という発想で作ったのがこの二つのアプリである。 他にも作りたいアプリはたくさんあるし、既にリリースしたアプリのアップデートもしなければならないし、CloudR

  • スタートダッシュ型仕事術:実践編

    昨日書いた「『時間に余裕があるときにこそ全力疾走で仕事し,締め切りが近づいたら流す』という働き方」というエントリー、Twitterやハテブでたくさんのフィードバックをいただいたが、その中で気になったものの一つが、「そうは言っても仕様がころころ変更になるからスタートダッシュで仕事をしていたら時間が無駄になる」というもの。 まず最初に言っておくと、「仕様がころころ変更になる」のはソフトウェアの宿命。どんなに頭の良い人が設計しても、「作ってみなければ分からない」「使ってみなければ分からない」ことはどうしてもあるので、「アーキテクチャの大幅な変更」「ユーザーインターフェイスの大幅な変更」があるのはあたりまえ。 ぜひとも認識して欲しいのは、「だからこそスタートダッシュで肝となる部分を一気に作って、早めに(仕様変更が必用かどうかの)見極めをする必用がある」という点。特に「作って見なければ分からない」部

    スタートダッシュ型仕事術:実践編
  • iPadアプリ作成日記: アプリ間の連携について一考察

    CloudReadersというPDF/マンガリーダーを個人で、neu.Notesという手書きノートアプリをneu.Pen LLCを通して開発・リリースしている私だが、当然のようにその二つを組み合わせて「PDFの赤入れアプリ」を作って欲しいというユーザーからのリクエストは聞こえて来るし、私自身も欲しい。 これまで二つのプロトタイプを作っては見たのだが、どうも気に入らないのでリリースは見合わせている。 最初に作ったのは、CloudReadersに "Annotation Mode" (赤入れモード)を追加したバージョン。とりあえず赤入れが出来るところまでは三日ぐらいであっさりと動いたのだが、「シンプルでサクサク読める」ことを最優先に設計されているCloudReadersの場合、追加した書込みを常に表示するのかしないのかでかなりパフォーマンスに影響が出るし、「赤入れモード」という明示的なモードを

    iPadアプリ作成日記: アプリ間の連携について一考察
  • Life is beautiful: 「時間に余裕があるときにこそ全力疾走で仕事し,締め切りが近づいたら流す」という働き方

    かれこれ30年以上もこの業界でプログラムを毎日のように書いて来た私。当然、自分なりの働き方のノウハウみたいなものも会得して来たつもりだ。以前ここに「私のとっておきのプログラミングスタイル」というエントリーを書いたので、まだ読んでいないプログラマーの方にはぜひとも読んでいただきたい。 ちなみに、そんな中でも後輩とか部下に教えるのが一番難しいのが、「スタートダッシュでできるだけはやくめどをつける」という仕事スタイル。どのエンジニアも、ちゃんと説明すればこの働き方の効用は理解してもらえるのだが、実際の現場でちゃんと実行できる人は100人に1人もいない。 「人はみな怠惰だから、締め切りに迫られなければがんばれないんだ」と言ってしまえばそれまでだが、「まがりなりにもプロとして仕事をする限りは、ペース配分ぐらいはちゃんと考えて仕事をすべき」というのが私の主張。トップクラスのマラソンランナーでペース配分

  • 私はなぜAndroidアプリではなくて、iPhone/iPadアプリを作っているのか

    「中島さんは、なぜAndroid向けにもアプリを作らないんですか?」という質問は良く受ける。「色々な情報が左脳に入った結果、右脳が能的に出した結論」というのが一番正直な答えだ。 私がここのところiPhoneiPad向けのアプリケーションばかりを開発しているのは、iPhone OSが先進的だからとかiTunesストアで一儲けできそうだから、なんて「理論的」な考えに基づいた話じゃなくて、iPhoneiPadというデバイスが魅力的だから、その上で自分で作ったアプリを走らせたくて仕方がないから、というもっと直感的・感情的な、言い換えれば「右脳からの指令」に従っただけのことである。 これから日のメーカーもAndroidケータイやAndroid家電を出すことになると思うが、その時に意識しておいてほしいのは、「Androidを載せた」だけでたくさんの魅力的なアプリが集まるなんてことは全くの幻想で

    takuya-itoh
    takuya-itoh 2010/06/15
    "I feel like I was born to create apps"
  • iPad活用術:iPadでパワポのプレゼンをする方法

    iPadのような「新しいおもちゃ」を手に入れたら、出来るだけ色々な場面で使って満足感を増したい、さりげなく使うところを他の人に見せて優越感に浸りたい、と思うのは、このタイミングでiPadを入手するような典型的なアーリーアダプターとして当然の要求。 そんな人におすすめなのが、iPadを使ったプレゼンだ。ミーティングの場に、ノートパソコンの代わりにiPadだけを持って行き、おもむろにiPadをプロジェクターに繋げ、プレゼンをする。注目を浴びること、間違いなしだ。 用意すべきは小道具はiPadをプロジェクターに繋ぐためのiPad Doc Connecter (2980円、Apple Storeへのリンク)。そしてアプリはCloudReadersを使う(こちらは無料)。Version 1.10からは外部モニターをサポートしているので、その機能を使ってプロジェクターにスライドを映すのだ。 プレゼンの

    iPad活用術:iPadでパワポのプレゼンをする方法
  • iPadアプリ作成日記:書き心地重視のneu.Notesリリース!

    先日予告した「書き心地重視の『手書きメモ』アプリ」、ようやくiTunesストアに並んだのでここで発表させていただく。名前は neu.Notes("neu"はドイツ語で「新しい」という意味)。読み方は「ノイ・ノーツ」。日頃のちょっとしたメモや、ミーティングや授業のノートを取る時に便利な様に、使い勝手と書き心地を最重視して作ったアプリ。無料なので、iPadをお持ちの方は、ぜひともお試しいただきたい(iTunesストア上のneu.Notesへのリンク)。 これを作るきっかけを与えてくれたのは、Adobe Idea。最初に見た時には「やられた」と思った。簡単なメモを取るには十分な機能があるし、何よりもベクター・データのままIllustratorに渡せるという部分がすばらしい。描いた線をなめらかにしてくれる機能もなかなかしゃれている。これで私にとっての「メモアプリ」の座は決まりだと思った。 しかし、

  • 普天間基地問題に関する一考察:米国は世界の「ジャイアン」

    鳩山さんの引退会見をこちら(シアトル)からiPad+Youtubeで見た私だが、彼が「普天間の問題は日の安全保障の問題でもあり... 今の朝鮮半島の情勢を見るに...」という発言を聞いていて、「これはアメリカに恫喝されたんだな」と感じたのは私だけではないはずだ。 安全保障の問題は、まさに日という国のアキレス腱だ。それも第二次世界大戦における敗戦の傷が65年たってもまだ直らずに精神的なトラウマ状態になっている。 「日は世界で唯一の被爆国で、世界に平和を訴えて核兵器のない世界を作るのが日の使命」というモットーはすばらしいが、現実の世界では軍事力を持ったアメリカが「世界の警察官」と自分自身を勝手に任命して、大きな顔をしている。「日は絶対に核兵器を持たない、でもいざとなったら(核兵器を持った)米国に助けてもらう」という音と建前の微妙な境目に日の安全保障は立っている(参照)。 米国は、