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historyとBookに関するtakuya-itohのブックマーク (6)

  • 昭和陸軍の軌跡 : 池田信夫 blog

    2012年09月18日12:40 カテゴリ 昭和陸軍の軌跡 きょうは満州事変の発端となった柳条湖事件から81年目である。一般には満州事変は軍中央の承認を得ないで関東軍が暴走したものとみられているが、書はこの通説を否定する。その4年前の1927年に「一夕会」と呼ばれる陸軍将校の集会で「帝国自存のため、満蒙に完全なる政治的勢力を確立するを要す」という申し合わせが行なわれていたのだ。 1931年6月には「満蒙問題解決方針の大綱」が決定され、武力行使の方針が示唆されていた。これを決定したのは一夕会の中心だった永田鉄山軍事課長や東條英機編成動員課長であり、彼らは関東軍参謀の石原莞爾と連携していた。9月18日の柳条湖事件そのものは軍中央の事前の了解を得ていなかったが、陸軍省は翌日ただちに参謀部との合同首脳会議を開き、即座に関東軍の出動を承認し、増派まで決定した。その後、若槻内閣も陸軍の方針を承認

    昭和陸軍の軌跡 : 池田信夫 blog
  • 地図になかった世界 - 情報考学 Passion For The Future

    ・地図になかった世界 これは大傑作。 南北戦争前のヴァージニア州マンチェスター郡で黒人奴隷のオーガスタスは一生懸命に働いて金を貯める。所有者の白人ロビンズから、自分と家族の自由を意味する解放証明書を買うために。そして家長の必死の思いが実って一家は自由の身になった。しかし、少年の頃、ロビンズに可愛がられて育ったオーガスタスの息子ヘンリーは、成長すると黒人奴隷を購入し、奴隷制を嫌う両親と激しく対立する。(黒人が黒人を奴隷として所有することができたという史実にもとづく)。 独立した青年ヘンリーは奴隷を増やし、農園経営で経済的な成功を手にするが、ある日、カルドニアと大勢の奴隷を残して突然に他界してしまう。残されたも彼らを解放することはせず、古くからいる黒人奴隷のモーゼズと逢瀬を楽しむようになる。 人間が人間を所有することが公に認められている世界。白人が黒人を奴隷として所有するだけでなく黒人が黒

  • 平清盛 -栄華と退廃の平安を往く- - 情報考学 Passion For The Future

    ・平清盛 -栄華と退廃の平安を往く- 2012年のNHK大河ドラマ『平清盛』の予習。といってもドラマの情報はあまりなくて、歴史上の人物としての平清盛についてまとめたビジュアルムック。 源平合戦はまず名前をおぼえるのが大変。平家方の「盛」がつく名前の人物を挙げると清盛、家盛、経盛、教盛、頼盛、重盛、基盛、宗盛、知盛、光盛、維盛、資盛、有盛、師盛といっぱいいて、主要な登場人物として登場してくる。このにあるような系図は必須である。 それから平家の時代を開いた保元の乱と平治の乱、そして源氏争乱の幕開けとなる宇治合戦から勝負が決した壇の浦まで主な合戦の解説がある。天皇と上皇、源氏と平氏の誰がどちらの勢力についたのかが説明されている。権謀術数の時代なので、とにかく人間関係が複雑に錯綜している。 厳島神社、六波羅蜜寺、祇園、八坂神社、東大寺、興福寺、清水寺、平等院などゆかりの地の歴史と今も紹介されてい

  • [書評]謎とき平清盛(本郷和人): 極東ブログ

    来年のNHK大河ドラマ「平清盛」の時代考証に史学者の郷和人氏が入ると聞いて、その趣向の書籍だろうと、とりあえず買ってみた。当たりだった。書籍としての構成、特に章構成はやや緩くも思えたが、随所にエキサイティングな話題がある。歴史愛好家にはたまらない一冊と言えるだろう。 書を読み始めて何より「あっ」っと不意を突かれたのは、「平清盛」というのは天皇制の物語なのだということだ。言われてみれば当たり前でもある。親皇として表面的に対立した平将門などのほうが天皇制を外的に意識しやすいが、天皇制の内実を捉えるという点では「平清盛」はその特徴をよく表すことになる。 おそらくだが、お茶の間的にはさほど違和感なく受け入れられてしまうだろうが、天皇家を「王家」として扱うのはNHK大河ドラマでは初めてのことになる。天皇家は王家で当たり前。皇室でも「天皇」でもないのである。そういう感覚がようやく日国市民の常識に

  • 政治的人間とは:江藤淳「海舟余波-わが読史余滴」を読み返して - 矢澤豊

    「いま私は、時代は崩れ、人は死んで行く、それが「歴史」だ、といえるような気がしはじめている。いうまでもなくこの認識は、私たちが時代を建設しながら「未来」のために生きる、と信じることを少しも妨げはしない。しかし建設は同時に必ずなにものかを崩し、この崩壊は知らぬ間に私たちの足場を奪って行く。そしてなにかのために生きていると信じながら、私たちはもっと深いところでいったいなんのために生きているのかを問いつづけ、模索しつづけるのである。」(プロローグから) 日の一時代が終わりを告げようとし、新しい時代がすでにどこかではじまっているこの時機、特に政界・官界に身をおく人たちは、幕臣・勝海舟の生き様に大いに学ぶところがあると思います。 江藤淳氏は、この「海舟余波」と、これに対となる西郷隆盛をとりあげた「南州残影」において、 「失敗という結果が許されない」 「結果に責任を持たなければならない」 という宿命

    政治的人間とは:江藤淳「海舟余波-わが読史余滴」を読み返して - 矢澤豊
  • 長文日記

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