![#14 地味だけどあなどれない標準コマンドたち (Software Design 2015年6月号掲載記事) Emacs 使い方](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a3c046ab7bfe74ed8ae2defb7fd7fd66affc6210/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Femacs.rubikitch.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F09%2Femacs.jpg)
先月中途で入社した卜部です。 中途入社したタイミングでちょうどよいので環境設定を見直していました。 たぶん全部捨てて書き直したのは8年ぶりくらいでした。 今回の感想を忘れないうちに書いておきます。 Emacs Emacsを使い続けている理由はauto-save-buffersです。これと同じような機能を提供しているエディタは(RubyMineとかなくもないが)とても少なく、移行先として選択肢があまりありません。Atomのautosaveはどうやら求めているものと違うようですし。 auto-save-buffersで救われたファイルは数知れず、というか保存とかいう前世紀の遺物を計算資源に下請けさせることで考えることが減るので、本当は他のエディタにも是非あるべき機能です。下にzshでpredict-onの話も書いてありますが、自分は0クリック革命をわりと実践している派だと思います。 パッケージ
Software Design連載記事を掲載します。 株式会社技術評論社の許可を得て掲載しています。 草稿なので細かい部分は実際の記事とは異なることがあります。 他の記事は左下にある「■雑誌連載中(全文公開)」から見られます。 Emacsが歴史のあるソフトウェアであることは今更言うまでもありません。 歴史があるということは、それだけ多くの人に使われていて、長年にわたるノウハウが蓄積されていることを意味します。 昔から多くの人が不満に思っている点はたいてい解決されています。 今回はEmacsで使える多くのセーフガードシステムを標準・外部パッケージ問わず紹介していきます。 人間は操作ミスをする生き物なので、Emacsではその被害をなくしたり最小限に抑えるための方法が多くあります。 昔からよく「保存し忘れたからフリーズしたときにデータが飛んだ」とかの悲鳴を聞きますが、Emacsならばそんなことは
Software Design連載記事を掲載します。 株式会社技術評論社の許可を得て掲載しています。 草稿なので細かい部分は実際の記事とは異なることがあります。 他の記事は左下にある「■雑誌連載中(全文公開)」から見られます。 ども、るびきちです。本連載も先月で1年になり、まさに一周したような感じです。最初の数回はEmacsを使ったことのない人を対象に、Emacsの基礎概念をゆっくりと紹介しました。その後はddskkによるOS非依存の日本語入力を紹介したことで、複数のOSを使う人でもEmacsは有用だと示しました。その後は、様々なカーソル移動、入力支援、検索・置換というテキストエディタとしてのEmacsの使い方を紹介しました。dired、eshellというOS非依存のファイラーとシェルもありました。Emacs上のワープロ・スーパー電子手帳であるorg-modeについても軽く触れました。 そ
Emacsの設定は ~/.emacs.d/init.el に記述しますが、複数のマシンを利用することが当然な昨今、 init.el を複数環境で共有するのはよくあるシチュエーションです。そこで問題になるのは、動作するマシンによってOSやインストールしている外部ライブラリが異なることです。多くの init.el では、ライブラリの存在を確認してからロードしたり、安全にライブラリをロードする自作マクロを活用しています。 またEmacsは起動時間を短縮するために、ライブラリの遅延ロードが可能です。しかしその設定が複雑になってくると、可読性は低くなってしまいます。 use-package は init.el の設定を、統一的なわかりやすい記述で書くことができるようになるライブラリです。ユーザは use-package マクロを利用するだけで、ライブラリのロード、遅延ロード、設定をわかりやすく記述す
ということで、要は Emacs for C++の環境を実際に構築してみました、というだけですが、こちらの記事には実際の設定方法などが詳しく書かれていないので、その辺りを中心に紹介したいと思います。 なお、使用環境はOSがUbuntu 14.04 (X環境)、Emacsは個人的には25.1.50.2 (snapshot版) ですが、この記事の内容についてはUbuntu 14.04付属の24.3でも動作することを確認しています。 準備 まず、環境構築に必要となるパッケージを入れておきます。Ubuntu 14.04ならapt-getで入れるだけです。 cmakeでプロジェクトをビルドできるようにする cmakeは、autoconfのようなMakefileを生成するためのツールです。コードの補完やタグジャンプを正確に行うには、インクルードパスやプリプロセッサ設定などのビルド条件をきちんと指定する必
私には、Emacs Lisp によるウェブアプリケーション開発シーンを盛り上げていきたいという熱い想いがあります。 最近、「次に来る大物Web言語」と称され Elixir などが注目されている様子が伺えますが、ウェブアプリケーションのサーバーサイド実装において次に来る言語というのであれば、個人的には Emacs Lisp こそを推していきたいと思います。なぜなら Emacs Lisp には、インタプリタでありそして同時にプログラミング環境でもある Emacs というソフトウェアが存在するからです。Emacs と最も親和性が高く、最もプラグインが豊富な言語こそが Emacs Lisp です。これを単なる Emacs の設定やプラグインを記述するための言語に留めておくには惜しいと言えるでしょう。 残念ながら現状 Emacs Lisp でのウェブアプリケーション開発は全くといって注目されていない
[1 2 "fizz" 4 "buzz" "fizz" 7 8 "fizz" "buzz" 11 "fizz" 13 14 "fizzbuzz" 16 17 "fizz" 19 "buzz"] (let ((mrb (mruby-init))) (mruby-send mrb -10 'abs)) ;; => 10 (let ((mrb (mruby-init))) (mruby-send mrb "hello WORLD" 'swapcase)) ;; => "HELLO world" (let ((mrb (mruby-init))) (mruby-send mrb [1 [2 3] [4 [5 6]]] 'flatten)) ;; => [1 2 3 4 5 6] 仕組み Emacs 25で実装予定の Dynamic module機能を使って実現しています(なので実際のところ, 組み
#はじめに 全国1万人の org-mode ユーザの皆様,こんにちは.@takaxpです. この記事は,Emacs Org-mode を気に入り,キーバインドもそれなりに身についた,でも何か物足りないなぁと感じている,そんなあなたにピッタリの機能紹介です. org-mode を使い始めてまず初めに覚えるキーバインドといえば,M-return でしょう.* で始まる新しい heading を追加するコマンドです.さらに M-S-return を押下して,小さな感動を覚えたユーザも多いでしょう. また,どんなに長いキーバインドになろうとも org-mode に出来ぬことなど無いと信じる一部のユーザは,複雑な表を作って C-u C-u C-c C-c の押下でセルの計算結果を更新したり,C-u C-u C-c C-x C-sの押下で古いタイムスタンプのアイテムを refile して喜んでいること
パッケージの設定 外部パッケージ設定は、パッケージのアルファベット順に並べる 外部パッケージは、 use-package パッケージ等、 init.el 本体で使う一部を除いては、原則、アルファベット順に並べます。 依存関係は、hook と with-eval-after-load で管理する use-package の :init 部にて、 add-hook や with-eval-after-load などを用いて、対象ライブラリが読み込まれたりフックが起動したタイミングで、依存ライブラリを読みこませ、各種設定を行うようにします。 use-package のオプション管理 外部パッケージの設定には use-package を使います。Emacs 標準パッケージの設定には use-package は使わず、 with-eval-after-load を使います。これは、何もインストールさ
emoji-cheat-sheet-plus.el は絵文字を選択・入力・表示するelispです。 emojify.el(レビュー)では絵文字の表示のみでしたが、これは入力もサポートしています。 絵文字を使うには絵文字用のコード(「:eyes:」など)を入力する必要がありますが、覚えるのは困難です。 そのため絵文字リストから選択するのが現実的です。 そのインターフェースは2つ用意しています。 M-x emoji-cheat-sheet-plus-buffer で*emoji*バッファから選択 M-x emoji-cheat-sheet-plus-insert でhelmインターフェースで入力 使える絵文字全体を見たかったり絵文字に慣れていない人は前者を、絵文字コードに少し慣れてきて確認しながら入力したければ後者を使いましょう。 また、 emoji-cheat-sheet-plus-disp
社内Slackで #emacs チャンネルが発足したのをきっかけに、最近めっきり使わなくなったEmacs情報を漁ってたらなにやら凄そうなリポジトリを見つけた。 syl20bnr/spacemacs どうやらリポジトリを~/.emacs.dにcloneしてEmacsを起動するだけで、色んな便利パッケージのインストールから設定まで自動でやってくれるらしい。 早速セットアップしてEmacsが立ち上がるともうこんな状態。 themeやpowerlineといった見た目に各種標準モード、helmも入った状態でスタート。もう色々入っててよく分からんが、必要なパッケージは大体揃ってそう。 今までコツコツと秘伝のelispタレを継ぎ足して環境構築してたけど、もうこれ入れとけば十分かなという気持ちになった。定期的に設定変えたりとyak shavingするのは楽しいけど、最近は時間が勿体無いという気持ちのほうが
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