大阪府・吹田市の万博記念公園内にある、EXPO'70パビリオンに新たに「別館」が完成し、2023年8月11日から公開が始まった。この別館では、1970年(昭和45年)に開催された日本万国博覧会(以下、「大阪万博」)当時、太陽の塔の頂部に設置されていた未来を象徴する「黄金の顔」の初代を初めて立てて展示するほか、当時のにぎわいや熱気などが伝わる「EXPO'70体感ギャラリー」を設置、大阪万博を彩った「ホステス」のユニフォームなど、当時の様子を体感できる数多くの資料や作品を展示している。 筆者は、万博記念公園の運営を審議する審議員を2016年から7年続けていて、この新しい別館のコンセプトや内容の審議にも参加してきた。8月10日には、吉村洋文・大阪府知事らが出席して、オープニング記念式典が行われ、参列してきた。