小笠原諸島の海底火山から噴き出したとみられる軽石が、沖縄・奄美の各地に流れ着いています。 沖縄のリゾートホテルでは、白い砂浜に漂着した軽石を取り除いても次々と流れ着くため、担当者が頭を悩ませています。 ことし8月に小笠原諸島の海底火山の噴火で吹き出したものと見られる軽石が、今月に入り沖縄県や鹿児島県の奄美地方に流れ着いているのが確認されています。 沖縄本島北部の今帰仁村にあるリゾートホテルが管理するビーチには、今月17日から大量の軽石が流れ着いています。 およそ1キロある白い砂浜が灰色の軽石に覆われ、波打ち際にも大量の軽石が漂っていてマリンレジャーができなくなっています。 そして、国の緊急事態宣言が解除されて予約が入った県内の小中学校の体験利用のキャンセルが相次いでいるということです。 ホテルでは軽石の除去作業を進めましたが、次々と大量に流れ着くため作業が追いつかず、頭を悩ませています。