「業務にAI(人工知能)を導入して効率化したり、経験や勘に頼っていた予測や判断を支援させたりしてみたい。しかし専門知識を持ったAI技術者が社内にいない」――。 こうした日本企業が直面する人材不足への解決策として、AI導入のハードルを大きく下げる開発支援製品やサービスが登場してきた。AIエンジンのひな形を用意して開発作業を省力化したり、学習データの作成・管理などAI開発で発生する様々な工程を効率化したりできる機能を備えることが特徴だ。 プログラミングが一切不要でAIエンジンを開発できる製品もある。実際にこの製品を使ってAIを自社導入したのが、九州を中心にホームセンター63店舗をチェーン展開しているグッデイだ。花や葉の付き具合から鉢植えの品質を判定するなどの独自の画像認識エンジンを開発し、業務に使い始めている。 この画像認識エンジンは同社の社長が自ら開発したという。柳瀬隆志社長は「AIに関心が