日本のデジタル化、ネット化の転換点を長年に渡り見てきた中島聡氏と夏野剛氏が、一般社団法人 シンギュラリティ・ソサエティを立ち上げた。目的は、技術革新を利用し人工知能が台頭する時代における未来の設計者、起業家の育成。8月8日の新団体立ち上げを記念して、8月24日に中島氏と夏野氏による対談会「Invent or Die - 未来の設計者たちへ」を開催した。 中島氏は「Windows 95を設計した日本人」として知られる人物。一方の夏野氏は「iモード」を手がけ、現在はテレビ番組のコメンテーターとしても活躍している。対談会の冒頭では、平成元年と平成30年の世界時価総額ランキングに触れ、「バブル崩壊から現在まで、日本、米国、中国の企業を比べると日本の低迷がよくわかる。バブルは言い訳にできない。なぜ(低迷が)こんなに続いているのか」(中島氏)と、日本の現状について話した。 今のままの日本が続けば「失わ