部屋の真ん中にはテーブル、壁の棚には本が並び、観葉植物も飾られている。おしゃれなお部屋に見えるけれど少しだけ違和感。そう、これは小人たちが住むようなミニチュアの世界なのだ。 そこにあらわれたのは巨人の手、ではなく人間の手。その手が小さなキッチンの小さな調理器具で器用に料理をこなしていく。エビフライにお好み焼きにオムライス。一口でパクっと食べられてしまうほど小さいのだが、すごくおいしそうなのだ。 日本のアーティストによるミニチュア料理の世界 まな板は小指サイズで、包丁もそれにつり合った大きさだ。これは、日本のミニチュア作家で、ユーチューバーでもあるじょーけん氏の作品だ。 じょーけん氏は、現在、ユーチューバーの管理代理店、UUUMに所属している。子どものおもちゃを紹介するストップモーション・アニメをつくったことから、じょーけん氏の活動は始まった。 2014年からは、 “Miniature Sp