(東京新聞、05.11.13) 公立図書館の運営に参入するNPO法人や民間企業が目立ち始めた。「利用者の視点に立った」図書館サービスや職員の労働条件とは? 山梨県山中湖村に2004年4月にオープンした村立図書館「山中湖情報創造館」を運営しているのは、NPO[地域資料デジタル化研究会」。公立図書館で民間事業者が指定管理者になった日本初のケース。 これまでの公共図書館は、行政の行政による行政職員のための図書館だったが、ここは違う」と、創造館館長の小林氏は胸を張る。 公立図書館では日曜日開館の代わりに、月曜休館が一般的だが、小林氏は「月曜休館は、公共のための図書館といいながら、そこで働く公務員のための図書館という証拠」と指摘。ここでは休館は月末1回、1日の開館時間は11時間半を実現。 また、自動貸し出し返却装置を設置し、事前に予約しておけば図書を24時間いつでも借りられるようにした。