「ビットコインなど仮想通貨には課題がある」と、熊谷会長は指摘する。 「ビットコインの改ざんを防止し、正しくブロックチェーンを動かすためのマイニングだが、マイニングには膨大な計算量と電力がかかる。火力発電で二酸化炭素を排出した電力でそれを行うのは、地球温暖化につながるなどマイナスの影響がある」(熊谷会長) そこでGMOインターネットは、7ナノメートルプロセスの専用ICチップ(ASIC、特定用途向け集積回路)を国内のメーカーと共同で開発・製造。他社の主要製品と同じ計算性能で比べた場合、約56%の省電力化を実現したという。さらにマイニングセンターの拠点は、電気代が比較的安く、地熱発電など再生可能エネルギーのみで電力をまかなえるという北欧の某所を選んだ。
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