ブックマーク / honz.jp (64)

  • 『これが人間か』人とは、ここまでグロテスクになれるものなのか!? - HONZ

    プリーモ・レーヴィはユダヤ系イタリア人。トリーノ大学を主席で卒業した科学者だ。彼は24才の時にパルチザンとして活動中に逮捕される。1943年の事だ。翌1944年にアウシュヴィッツに移送され、開放されるまで強制収容所で地獄のような日々を送った。彼が送られたのはアウシュヴィッツの中の第三強制収容所モノヴィッツである。この収容所は強制労働を主目的としており、囚人はイーゲー・ファルベン社の合成ゴム工場「ブナ」で強制的に働かされる。 著者レーヴィがモノヴィッツでの日々を克明に記録したのが『これが人間か』である。書は『アンネの日記』『夜と霧』と並んでアウシュヴィッツの古典記録文学という評価を得ている。その改訂完全版がこのほど出版された。 逮捕されたレーヴィはイタリアのモデーナ近郊にある抑留収容所に送られる。ここには六百人を超えるユダヤ系イタリア人が収監されていた。1944年2月22日にユダヤ人はこの

    『これが人間か』人とは、ここまでグロテスクになれるものなのか!? - HONZ
    tanayuki00
    tanayuki00 2017/12/28
    電子化、されないのだろうか。
  • 『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』 ポナンザの開発者が語る、AI技術のエッセンス - HONZ

    先般HONZで紹介した冨山和彦氏の『AI経営で会社は甦る』では、AI人工知能)がこれからのビジネスに与える影響が分かりやすく示されていたが、この『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』は、AIの研究者自身によるAIの解説である。 チェスと将棋と囲碁を例に取り上げ、AIにおいて最も重要な技術である「機械学習」「強化学習」「ディープラーニング(深層学習)」などの質を説明しており、難解なものが数多あるAIの解説の中で、最も分かりやすいものに仕上がっている。 従って、この2冊さえ読破すれば、今のAIの動きに関する実践編と理論編の両方が十分カバーできると思う。 去る4月1日と5月20日に、第2期電王戦(ドワンゴが主催するプロ棋士とコンピューター将棋ソフトウェアとの非公式棋戦)の第1局と第2局が開催され、コンピューター将棋ソフトponanza(ポナンザ)が佐藤天彦名人に2連勝した。ポ

    『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』 ポナンザの開発者が語る、AI技術のエッセンス - HONZ
    tanayuki00
    tanayuki00 2017/05/27
    冨山和彦さんの『AI経営で会社は甦る』もあわせてご紹介いただいてます。
  • 『AI経営で会社は甦る』リアルでシリアスなSの世界 - HONZ

    冨山和彦氏のは殆ど読んでいるが、書は単にAI人工知能)が関わるビジネス領域に留まらず、教育から地方創生から働き方論まで、今我が国が取り組むべき社会問題を全て網羅した、これまでの著書の中で最も包括的な内容の、全ビジネスマン必読の書である。 コンサルタント→企業再生実務家→社会変革者へと進化を遂げる冨山氏の行きつく先は、ピーター・ドラッカーのような経営思想家なのかも知れない。それ程、冨山氏の議論は質的且つホリスティックである。実務オンリーでもなく、また理念的・抽象的に過ぎる訳でもない、超リアリストであり理想主義者でもある、右脳と左脳を常人の何倍も駆使した冨山氏の思考を垣間見るにつけ、これはAIが進化してもとても叶わないだろうなと思わざるを得ない。 AIについて解説したは多いが、それが我々の現実のビジネスや企業活動にどのように組み込まれていくのかが具体性を持って書かれていないので、どう

    『AI経営で会社は甦る』リアルでシリアスなSの世界 - HONZ
    tanayuki00
    tanayuki00 2017/04/10
    「コンサルタント→企業再生実務家→社会変革者へと進化を遂げる冨山氏の行きつく先は、ピーター・ドラッカーのような経営思想家なのかも知れない。それ程、冨山氏の議論は本質的且つホリスティックである」
  • 『再起動 リブート 波瀾万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語』起業でもっとも大切な、たった一つのこと - HONZ

    『再起動 リブート 波瀾万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語』起業でもっとも大切な、たった一つのこと 久し振りにを読んで感動した。 を読む理由というのは人によって、また場合によってまちまちだと思うが、自分の場合は知識欲に駆られて読むことが多い。自分が知らなかったことが分かること、世界の広さと深さを知ることがたまらなく楽しいのだ。 だから、小説は殆ど読まない。当か当でないか分からないような文章に興味がないから。学生時代から、先生に指定された課題図書を読むのも嫌だった。自分が知りたいと思う好奇心がベースにない読書は苦痛以外の何物でもないから。 ビジネスマンの自叙伝のようなも殆ど読まない。大抵の場合、ただの「凄い人伝説」に過ぎないから。「そんなこと普通の人に出来る訳がないでしょ?」ということか、或いは人の自慢話しか書いていないから。 でも、書は素直に読むことが出来た。自分と

    『再起動 リブート 波瀾万丈のベンチャー経営を描き尽くした真実の物語』起業でもっとも大切な、たった一つのこと - HONZ
    tanayuki00
    tanayuki00 2017/01/17
    「本書は全ての起業家と全ての金融マンに読んでもらいたいと思う。起業とはどういうことであり、企業は何のためにあり、金融の役割とは何であるかの全てがここに書かれている」
  • 『ブルマーの謎 <女子の身体>と戦後日本』ブルマー教授が出来るまで - HONZ

    『ブルマーの謎』は、最近ではすっかり見ることもなくなった女子体操服の「ぴったりブルマー(密着型ブルマー)」をテーマにした一冊である。長年研究を続けた社会学者が手掛けており、ブルマー研究の決定版とも言える内容だ。しかしこの画期的な研究が始まったのも、ゼミ生たちとの苦し紛れのやり取りから生まれた「偶然の産物」であったという。当時、山ゼミに所属していた小松聰子さんに、ブルマー教授誕生までの秘話を寄稿いただいた。(HONZ編集部) 今、私の中では嫉妬の炎が燃えまくっている 。そう、我らがブルマー教授こと山先生がとうとうブルマーを出されたのだ。これが身悶えずにいられようか。 なぜ、私がこんなにもムズムズとしているのか、それを説明するためには15年以上も前に時計の針を戻さなくてはならない。私は書の著者、山雄二教授のゼミに所属する大学3回生であった。卒業グループ研究のテーマを決める打ち合わせの

    『ブルマーの謎 <女子の身体>と戦後日本』ブルマー教授が出来るまで - HONZ
    tanayuki00
    tanayuki00 2016/12/12
    なんと!「ゆとり教育も真っ青な「競わない体育」の実践が戦争直後に行われていたとは! そして、巡り巡って、その結果がブルマーに落とし込まれるとは!」
  • 『住友銀行秘史』戦後最大の経済事件、イトマン事件を告発したのは私です - HONZ

    書『住友銀行秘史』は、日における「戦後最大の経済事件」と言われたイトマン事件を、銀行側からの証言で綴った貴重な資料である。当時、自分は住友銀行東京店の隣に位置する銀行で残業しながらヒーヒー言っていたが、まさか隣でこんな壮絶な出来事が繰り広げられていたとは…。自分はつくづく子供だったと思う。 バブルを経験していない若い人には理解できないかも知れないが、1997-98年の大蔵接待汚職事件を契機に大蔵省から金融庁と証券取引等監視委員会が分離独立するまでは、銀行というのはかなり恣意的な(ずさんな?)融資を行なっていたのである。 そして、新しい資市場や金融規制の流れを理解しないで、いまだに旧態依然とした経営を行なっている古い体質の大企業が不正経理問題などで次々と馬脚を現しているのは、必然の流れと言えるだろう。もはや「時代は変わった」のである。 1990年前後に起きたイトマン事件を覚えているの

    『住友銀行秘史』戦後最大の経済事件、イトマン事件を告発したのは私です - HONZ
    tanayuki00
    tanayuki00 2016/10/12
    「行内での恐ろしいばかりの権力闘争と、人の顔色と風向きを見るのに素晴らしく長けた「プロサラリーマン」ぶりを見ていると、仮に自分が辞めずに銀行に残っていたとしても、とても生き残れなかっただろうなと」
  • 『誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち』 - HONZ

    その昔。今の20歳以下の人たちには理解できないかもしれないけれど、人はおカネを払って楽曲を買っていた。しかもCDというメディアに入ったアルバムというものを買っていた。アルバムの中には12曲くらい入っていて、2枚組なんていうものもあった。その前にはレコードなんていうものもあったし、私が生まれて初めて買ったのはユーミンのLPだったけど、そんなことはどうでもいい。重要なのは、そう遠くない昔、音楽は有料だったということだ。 いつから音楽は無料になったんだろう? おそらくナップスター以降と答える人がほとんどかもしれない。実際、レコード業界を破壊した犯人としてもっとも名前があがるのは、ナップスターを立ち上げたショーン・ファニングとショーン・パーカーだ。 でも、ナップスターが立ち上がる前から、音楽ファイルはインターネットのどこかにあった。ナッフ

    『誰が音楽をタダにした? 巨大産業をぶっ潰した男たち』 - HONZ
    tanayuki00
    tanayuki00 2016/09/22
    キンドル版が無料で「ふぁ?」となったら、73ページ相当分まで無料で読める「先行拡大お試し版」だそうで。「誰が本をタダにした?」て本が将来出たら、このエピソード採用されるのかな。
  • 『科学の発見』なぜ、現代の基準で過去を裁くのか 解説 by 大栗 博司- HONZ

    書は、物理学者スティーヴン・ワインバーグがテキサス大学で行ってきた科学史の講義に基づいた著書の邦訳である。『科学の発見』というタイトルが示すように、個々の科学的事実の発見の歴史ではなく、科学の方法それ自身の発見に重点を置いていることが特徴だ。ワインバーグは、「現代科学の実践を見たことがない人にとって、その方法は何一つとして明らかではないのである」と語り、人類がいかにして科学の方法を習得したのかを明らかにしようとする。 一読して驚くのは、ワインバーグが、科学の方法が確立する以前に自然を探求していた人々の間違いを、遠慮会釈なく指摘していることだ。古代ギリシアの「タレスからプラトンに至る思想家」は、「誰も、自分の理論を実際に確かめようとしていない」。彼らは、「自分が真実だと信じていることを明確に述べるためというよりは、美的効果のために選択された文体」を使う詩人であり、観察や実験によって自らの理

    『科学の発見』なぜ、現代の基準で過去を裁くのか 解説 by 大栗 博司- HONZ
    tanayuki00
    tanayuki00 2016/05/18
    科学は政治や宗教とはちゃうで。「アリストテレスよりニュートンの方が、またニュートンよりアインシュタインの方が、世界をよりよく理解していたことは、解釈の問題ではなく、 明白な事実である」
  • 『モンスターマザー』長野・丸子実業「いじめ自殺事件」、加害者と被害者が入れ替わるまでの全て - HONZ

    一晩で一気に読み終えたのだが、背中からは嫌な汗が流れていた。とても、他人事ではいられない。こんなことが起こりうるなら、普通に暮らしている人がある日突然、殺人犯に仕立てられても、全然不思議ではないだろう。自分の中で想定していた、世の中に対する前提条件が、もろくも崩れ去っていくような印象すら受けた。 「丸子実業高校バレーボール部員自殺事件」は、2005年にバレー部に所属していた同校1年生の高山裕太君が自殺した事件である。当初、運動部内でのいじめを苦にしていたことが原因とされており、母親はむせび泣きながら学校の対応不備を訴え、その後、母親側の代理人が校長を殺人罪で告訴するまでに至った。 しかし実態は、まるで違ったのである。2008年に長野地裁が下した判決では自殺の要因がいじめであったと認定されず、逆にバレー部から母親側への「精神的苦痛」に対する提訴については全面的に認める判決が下された。 書は

    『モンスターマザー』長野・丸子実業「いじめ自殺事件」、加害者と被害者が入れ替わるまでの全て - HONZ
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    tanayuki00 2016/03/06
    被害者の皮を被った加害者。思考停止の怖さ。「いとも簡単に、「事なかれ主義の学校体質」「悪しき体育会系の風習」といったフレームがはめ込まれ、学校=加害者、母親=可哀想な被害者という図式ができあがる」
  • 『エロ本黄金時代』Wikipediaではわからない歴史がある - HONZ

    表紙とタイトルから想像できないが、文体も内容も驚くほど硬派だ。エロを論じているのに全くエロくない。確かに小中学校のPTA会長のお母様が白目をむくような内容も含まれるが、XVIDEOSで毎日が絢爛豪華のエロのフルコース状態の21世紀の男女には時代を切り取った、ひとつの産業ノンフィクションとして楽しめるはずだ。 エロが存亡の危機に立たされて久しい。書を読んで驚いたが、『べっぴん』、『すっぴん』、『デラべっぴん』、『ビデオボーイ』の英知出版の四誌合計で毎月100万部以上発行していた。『投稿写真』は30万部、『ザ・ベストマガジン』はピーク時には100万部に迫ったとも言われる。出版不況とはいえ、かつて僕らを猿にさせたエロは部数減に歯止めがかからず、いずれも廃刊に追いこまれている。 90年代中頃には、書の言葉を借りれば「パソコンのモニターを見ながらオナニーできるわけがない」と業界関係者は楽観

    『エロ本黄金時代』Wikipediaではわからない歴史がある - HONZ
    tanayuki00
    tanayuki00 2015/12/23
    ふふふ。「当時の僕らは一念岩をも通すと言う言葉を信じて、モデルの布切れの向こう側を見通そうと必死に目を血走らせていたではないか」
  • 『ヒトとイヌがネアンデルタール人を絶滅させた』 ヒトは史上最強のインベーダー - HONZ

    書は「なぜネアンデルタール人が絶滅し、初期現世人類は絶滅しなかったのかという人類学の大問題」に、最新の研究結果と巧みな想像力で迫っていく、知的興奮に満ちた一冊である。原書である『The Invaders』は2015年3月に出版されたばかりで、著者が引用している論文はここ数年で発表されたものも多く、古人類学の知識を大幅にアップデートできる。書で描かれるネアンデルタール人の真の姿、絶滅への過程、侵入者としてのヒトとイヌの姿はこれまでの常識とは大きく異なり、驚かずにはいられない。 ネアンデルタール人絶滅という大問題には、これまでも様々な角度から解答が提出されてきた。有力だと考えられてきたものの1つは、気候変動説。ネアンデルタール人が地球上から姿を消した頃の気候は非常に不安定で、数百年という短い周期で温暖期と寒冷期をいったりきたりしていた。しかし、気候変動だけでは、説得力ある説明にはならない。

    『ヒトとイヌがネアンデルタール人を絶滅させた』 ヒトは史上最強のインベーダー - HONZ
    tanayuki00
    tanayuki00 2015/12/02
    イヌたちの逆襲が始まるか。おれたちはネコより古くから人類と共存してきたんだよ、と。
  • 地場の小売店が地域の一員として商売を続けていくことのヒント『まちの本屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す』 - HONZ

    地場の小売店が地域の一員として商売を続けていくことのヒント『まちの屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す』 この人を見よ。 縮みゆく出版市場、実家の倒産、東日大震災…かずかずの苦難をへて、なお前進しつづけるそのバイタリティの秘密とは?地方で生きていくということ、そしてと人が出会うことの意味を問う、生ける伝説の書店員、初の著作! このが入荷した日、東京、八重洲ブックセンター店にはこんな文言のパネルが掲げられた。 この人を見よ。東京駅の前に位置する日有数の有名書店が、発売初日に伝えたかった言葉。日中から人の集まるこの書店で、お客様に伝えたかった言葉。この人を見よ。 そんな言葉が添えられたこのは、さわや書店フェザン店店長田口幹人氏が著したものだ。さわや書店は、岩手県盛岡市に店を持ち、2県10店舗を構える中堅地方チェーンである。さわや書店は書店業界内では知られた書店だが、大手ナショナル

    地場の小売店が地域の一員として商売を続けていくことのヒント『まちの本屋 知を編み、血を継ぎ、地を耕す』 - HONZ
    tanayuki00
    tanayuki00 2015/11/28
    本は嗜好品ではなく、必需品。「店を開けると、お客さまがなだれ込んできたのだ、と現地のスタッフは話してくれた。とにかく何でもいいから本を、とみんなが奪うように買っていったのだという」
  • 読み終えたが最後、徹夜はできなくなるだろう──『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』 - HONZ

    多くの人間は一日に6〜8時間ほどの睡眠をとる。そうなると、ごくごく単純に計算して人生の4分の1から3分の1を睡眠に費やしていることになる。それなのに睡眠のことはあまり意識されない。あって当たり前、時にはちょっとぐらいすっとばしても構わないものだと思われている。 しかし、かつて安眠が今ほど保証されていない時代のことを考えれば、6〜8時間も睡眠をとるのはとてつもなく危険だったはずだ。その上、睡眠は人間だけではなく、動物界に広く行き渡った機能である。多くの動物がわざわざ多大な危険をおかしてまで行っているのだから、当然そこには「睡眠が生命を維持するに必要不可欠な理由」があるに違いない。そうでなかったらこれほど深刻なバグはなかなかないだろう。その理由とはいったいなんなのだろうか? 書『眠っているとき、脳では凄いことが起きている: 眠りと夢と記憶の秘密』はその書名通り、眠っている時に脳で起こっている

    読み終えたが最後、徹夜はできなくなるだろう──『眠っているとき、脳では凄いことが起きている』 - HONZ
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    tanayuki00 2015/11/26
    「睡眠はさしずめ、起こったことと起こり得なかったことを幾パターンも検証しているシュミレーション場のようだ」
  • 『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』これ以上ありえない冒険なんて、ありえない! 絶対にっ! - HONZ

    人生がひっくり返るような苦労をしてみるのだ! シンガー・ソングライターの峠恵子さんは、家族にも友人にも仕事にも恵まれて、何一つ悩みのない人生を送っていた。ところがある日、心の中に恐怖が生まれる。 「このままでいいわけがない」 私の最大の弱点――。それは「苦労を知らない」こと。その最大の弱点を不意に突かれてしまえば、きっと私はガラガラと音を立てながら脆く崩れ落ちてしまう。 そんな時、偶然目にした雑誌の小さな記事が、峠さんの人生を一変させた。 日ニューギニア探検隊 2001 隊員募集 それは「ヨットで太平洋を渡り、ニューギニア島の川をボートで遡上し、オセアニア最高峰カルステンツ・ピラミッド北壁の新ルートをロック・クライミングで世界初開拓する!」という、命の危険を伴う格的な探検だった。 ヨットの操舵はもちろん登山経験もほとんどなかった峠さん。探検隊員になるためにスポ根ドラマばりのトレーニング

    『冒険歌手 珍・世界最悪の旅』これ以上ありえない冒険なんて、ありえない! 絶対にっ! - HONZ
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    tanayuki00 2015/11/12
    勢いに乗せられてポチったw
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    怖い…でも見たい!怪異と戦う弱小少年!『ミヤコ怪談』第8話後編 2018年09月21日 気弱な少年と不良少女のジュブナイルホラー。 虐められっこの草弥は、クラスメイトに脅されて、「タタリ場」への調査に向かうのだが、出会ったのは、世にも恐ろしい妖怪の数々だった…「ミヤコ怪談」はメディ...

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    tanayuki00 2015/11/09
    情報なのに高カロリー。
  • 『FIFA 腐敗の全内幕』ブラッターさん、あなたは賄賂をもらったこと、ありますか? - HONZ

    FIFAの汚職については既にニュース等で何度も見聞きしているし、多かれ少なかれ「この手の組織」に黒い側面があることも想像に難くない。だから腐敗があったこと自体、それほど驚くようなことではないのかもしれない。 だが書を読んで当に驚いたのは、なぜこれほどまでの長期間、腐敗を止めることが出来なかったのかということである。そこには地下組織のような腐敗の構造と、世界各国に散らばった関係者をパス回しのようにつなぐ「沈黙の掟」が脈々と息づいていた。これらを読むかぎり、今まさに捜査中の案件についても決定打を放つことが難しいのではないかと感じたほどである。 著者のアンドリュー・ジェニングス氏は、過去半世紀にわたり、様々な組織犯罪のスクープを手にしてきた人物である。1980年代に汚職警官、タイの麻薬取引、イタリアのマフィアを調べあげた後、90年代に入ってからはスポーツ界に目を向け、IOCやFIFAに狙いを

    『FIFA 腐敗の全内幕』ブラッターさん、あなたは賄賂をもらったこと、ありますか? - HONZ
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    tanayuki00 2015/11/03
    「本書に登場するこれらの人物、すべてが黒だ。そして全編を通して金太郎飴のようにビックスケールな悪事が描かれているから、どのページから読み始めても安心である」
  • マンガ新聞 - 漫画の記事・無料連載・新刊情報・おすすめ漫画レビュー

    『腸よ鼻よ』10指腸 2018年09月22日 澄み渡る青い空と透き通るような海、白い砂浜のある南の島――沖縄。 この島に生まれ、蝶よ花よと育てられた1人の少女がいた。 彼女の名は島袋全優。 漫画家を志し、いずれは大都会東京での タワーマ...

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    tanayuki00 2015/10/16
    放置プレイが無数のツッコミを招き寄せる→炎上、の構図。
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    『腸よ鼻よ』10指腸 2018年09月22日 澄み渡る青い空と透き通るような海、白い砂浜のある南の島――沖縄。 この島に生まれ、蝶よ花よと育てられた1人の少女がいた。 彼女の名は島袋全優。 漫画家を志し、いずれは大都会東京での タワーマ...

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    tanayuki00 2015/09/27
    「紙で買われるタイプの作家とそうでない作家が存在します。「電子はフロー、紙はストック」という傾向があるようで、棚に残して、長く保存したいものほど紙で買われる傾向があるようです」
  • 『ファインマンさん 最後の授業』いつも心にモンダイを――世界と人生を楽しむために - HONZ

    人と人が出会う。ある時、ある場所で、お互いに限られた人生の一部がなんの因果かたまさか交わる。折に触れて言葉を交わす。問い、問われ、考える。そんなことでもなければ思いもしなかったかもしれないことが脳裏に兆す。その出会いがなかったら、いまの自分はこのようではなかった。そう思われる出会いというものがある。 書は、1980年代はじめに若き物理学徒だったレナード・ムロディナウが、カリフォルニア工科大学で出会ったファインマンや同僚たちとの交流を描いた回想録である。原書はFeynman’s Rainbow: A Search for Beauty in Physics and in Life (Warner Books, 2003)。そのまま訳せば『ファインマンの虹――物理と人生に美しいものを求めて』となろうか。あなたがいま手にしておられるこのは、かつて『ファインマンさん 最後の授業』(安平文子訳、

    『ファインマンさん 最後の授業』いつも心にモンダイを――世界と人生を楽しむために - HONZ
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    tanayuki00 2015/09/10
    「問題、問うべき課題を頭の片隅に放り込んで、その分からない謎と暮らす」「むしろ分からないものを抱きしめて、じっくりと付き合い、楽しむわけである」
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    「ナウシカ戦法」「男女の違い」・・・とら婚によるオタク友達を作る... 2018年09月23日 「ナウシカ戦法からの3ワード」「許し、許される」「男性の変化を促すアプローチ」――「オタクに寄り添う」婚活サービスを手掛ける「とら婚」が「オタク友だちを作ろう」という趣旨で、女性向けに女子会を開...

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    tanayuki00 2015/09/09
    「『重版出来』が編集という工程を扱っているのに対して、この作品は印刷という工程を扱った、新しい出版業界お仕事マンガの金字塔」