ブックマーク / odamitsuo.hatenablog.com (74)

  • 出版状況クロニクル158(2021年6月1日~6月30日) - 出版・読書メモランダム

    21年5月の書籍雑誌推定販売金額は775億円で、前年比0.7%増。 書籍は420億円で、同0.9%減。 雑誌は355億円で、同2.6%増。 雑誌の内訳は月刊誌が290億円で、同1.1%増、週刊誌は65億円で、同9.5%増。 返品率は書籍が37.5%、雑誌は44.3%で、月刊誌は44.5%、週刊誌は43.2%。 月刊誌はコミックスの伸びが止まり、『鬼滅の刃』に代わる超ベストセラーが出てこないかぎり、マイナス基調へと戻っていくだろう。 週刊誌のプラスは近年になかったことだが、コロナによる休刊などによるもので、前年の発行部数と販売金額が大きなマイナスだったことから生じたものである。 売上が伸びているのではなく、マイナスは続いている。 ただ今回の緊急事態宣言は実売に大きな影響はなかったと伝えられている。 1.2016年から19年にかけての「出版社の実績」を示す。 ■出版社の実績(単位:百万円) 出

    出版状況クロニクル158(2021年6月1日~6月30日) - 出版・読書メモランダム
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    tanayuki00 2021/07/02
    「ABJが確認している海賊版サイトは750で、上位10サイトだけで、月刊アクセス数は2万4千回を超え、「漫画村」をはるかに上回っている」
  • 出版状況クロニクル154(2021年2月1日~2月28日) - 出版・読書メモランダム

    21年1月の書籍雑誌推定販売金額は896億円で、前年比3.5%増。 書籍は505億円で、同1.9%増。 雑誌は391億円で、同5.7%増。 前月の20年12月に続くトリプル増である。 雑誌の内訳は月刊誌が321億円で、同8.9%増、週刊誌は69億円で、同7.2%減。 返品率は書籍が31.9%、雑誌は42.3%で、月刊誌は42.2%、週刊誌は42.5%。 月刊誌の大幅プラスはコミックス『呪術廻戦』(集英社)、『進撃の巨人』(講談社)、『鬼滅の刃』(集英社)の爆発的売れ行きによるものだが、返品率は書籍よりも高く、週刊誌とともに高止まりしている。 コミックスの書店店頭の売上は30%増で、20年10月からのアニメ放送の『呪術廻戦』はシリーズ累計で3000万部を突破したようだ。 20年に続き、コロナ禍の中でも、販売状況はコミックス次第ということになるのだろうか。 1.出版科学研究所による20年度の電

    出版状況クロニクル154(2021年2月1日~2月28日) - 出版・読書メモランダム
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    tanayuki00 2021/03/01
    ゲンロン戦記、読んでみよう。
  • 出版状況クロニクル147(2020年7月1日~7月31日) - 出版・読書メモランダム

    20年6月の書籍雑誌推定販売金額は969億円で、前年比7.4%増。 書籍は489億円で、同9.3%増。 雑誌は480億円で、同5.5%増。 その内訳は月刊誌が395億円で、同5.7%増、週刊誌は84億円で、同4.6%増。 返品率は書籍が37.6%、雑誌は37.7%で、月刊誌は37.4%、週刊誌は39.2%。 総合、書籍、雑誌のいずれもが大幅増で、しかも返品率も大幅減という、かつてない数字となったが、これも先月と同様に、新型コロナウイルス下における送品、返品メカニズムによる「奇妙なプラス」というべきもので、残念ながら「出版状況が大きく改善したわけではない」(『出版月報』6月号)。 確かにクロニクル144と145で示した「衣料品・専門店13社」の6月売上高は7社が増収となってきているけれど、書店状況とは異なることはいうまでもないだろう。 1.出版科学研究所による20年上半期の出版物推定販売

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    tanayuki00 2020/08/03
    「2020年上半期シェアは書籍44.3%、雑誌33.6%、電子出版22.2%となり、電子コミックだけで19%に及んでいる」
  • 出版状況クロニクル144(2020年4月1日~4月30日) - 出版・読書メモランダム

    20年3月の書籍雑誌推定販売金額は1436億円で、前年比5.6%減。 書籍は916億円で、同4.1%減。 雑誌は519億円で、同8.1%減。 その内訳は月刊誌が434億円で、同8.5%減、週刊誌は84億円で、同6.4%減。 返品率は書籍が25.5%、雑誌は40.7%で、月刊誌は40.6%、週刊誌は41.4%。 書店売上は前月と同様に、書籍が2%減となっているけれど、政府による学校の休校や外出自粛要請もあり、学参は30%増、児童書は12%増となった。 雑誌は定期誌9%減、ムック16%減、コミックス19%増で、『キングダム』の新刊発売と『鬼滅の刃』が相変わらず売れ続け、4ヵ月連続の二桁増。 前回のクロニクルで、3月の書籍雑誌推定販売金額には新型コロナによる影響で、かつてないマイナスに陥るのではないかと予測しておいた。 だが影響はあるにしても、3月は二桁減には至っていない。やはり問題は4月以降

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    tanayuki00 2020/05/01
    文庫本市場「20年は800億円台となり、ピーク時の2006年の1416億円にくらべると、600億円近くのマイナス」「2012年に販売金額284億円のライトノベル文庫も19年には143億円と半減しており、明らかにスマホとの競合が…」
  • 出版状況クロニクル143(2020年3月1日~3月31日) - 出版・読書メモランダム

    20年2月の書籍雑誌推定販売金額は1162億円で、前年比4.0%減。 書籍は713億円で、同3.2%減。 雑誌は448億円で、同5.2%減。 その内訳は月刊誌が370億円で、同4.6%減、週刊誌は78億円で、同8.2%減。 返品率は書籍が31.8%、雑誌は41.5%で、月刊誌は41.2%、週刊誌は42.9%。 書店売上は書籍が2%減だが、学校の一斉休校もあり、小学ドリルなどの学参は12%増、学習漫画などの児童書は5%増で、新型コロナによるプラスということになる。 まだ2月の書籍雑誌推定販売金額に、新型コロナの影響は実質的に表われていないといえるかもしれないが、3月にはかつてないマイナスとして現実化するだろう。 それは出版業界の生産、流通、販売のさらなる未曽有の危機として表出していく。 すでにその渦中にあると考えるしかない。 1.『文化通信』(3/2)が一面特集「新型コロナ・ウィルスの影響が

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    tanayuki00 2020/04/01
    新文化によるCOVID-19の影響報告。「「住宅地・郊外型」の書店では比較的影響が少ないが、「大型施設や駅前型」の書店は前年比10%近くの減少で、大きなダメージを受け、ある地方書店では20%マイナスも生じている」
  • 出版状況クロニクル141(2020年1月1日~1月31日) - 出版・読書メモランダム

    19年12月の書籍雑誌推定販売金額は1060億円で、前年比8.9%減。 書籍は509億円で、同13.1%減。 雑誌は550億円で、同4.6%減。 その内訳は月刊誌が470億円で、同4.2%減、週刊誌は80億円で、同6.6%減。 返品率は書籍が32.9%、雑誌は38.8%で、月刊誌は38.1%、週刊誌は42.7%。 書籍の返品率の大幅減は送品が少なかったことが要因で、推定出回り金額は前年比15.8%減。 雑誌と月刊誌の返品率が40%を割ったのは、19年においてこの12月が初めてである。 それはコミックの『鬼滅の刃』の新刊が初版100万部で刊行され、品切店が続出し、底上げされたことによっている。その結果、コミックは20%増となった。 1.出版科学研究所による1996年から2019年にかけての出版物推定販売金額を示す。 ■出版物推定販売金額(億円) 年書籍雑誌合計 金額前年比(%)金額前年比(%

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    tanayuki00 2020/02/02
    「中国ではこの5、6年で、言論活動の制限と市民社会への監視が大幅に強まり、大学の教材への審査が厳しくなり、教室に監視カメラが据えられた。密告が奨励され、知識人のSNSアカウントが閉鎖された」
  • 出版状況クロニクル137(2019年9月1日~9月30日) - 出版・読書メモランダム

    19年8月の書籍雑誌推定販売金額は850億円で、前年比8.2%減。 書籍は414億円で、同13.6%減。 雑誌は435億円で、同2.4%減。その内訳は月刊誌が359億円で、同1.2%減、週刊誌は75億円で、同7.5%減。 書籍の大幅減は7月に大物新刊が集中したこと、前年同月が3.3%増と伸びていたことによっている。 返品率は書籍が41.6%、雑誌は43.3%で、月刊誌も43.3%、週刊誌は43.4%。 トリプルで40%を超える高返品率となった。 いよいよ10月からは消費税が10%となる。この増税は出版業界にどのような影響を与えることになるだろうか。 1.8月の書店閉店状況は76店で、6月が57店、7月が33店だったことに比べ、増加している。 9月以降はどうなるのか、書店市場は予断を許さない事態を迎えているはずだ。 やはりチェーン店の閉店が続いているので、それらを挙げてみる。 TSUTAYA

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    tanayuki00 2019/10/01
    「イードが第三者割当により2億円を超える資金を投入し、ポプラ社の大株主になる」
  • 出版状況クロニクル136(2019年8月1日~8月31日) - 出版・読書メモランダム

    19年7月の書籍雑誌推定販売金額は956億円で、前年比4.0%増。 書籍は481億円で、同9.6%増。 雑誌は475億円で、同1.2%減。その内訳は月刊誌が384億円で、同0.1%減、週刊誌は91億円で、同5.4%減。 返品率は書籍が39.9%、雑誌は43.0%で、月刊誌は43.4%、週刊誌は41.3%。 書籍のほうは新海誠小説 天気の子』(角川文庫)が初版50万部で刊行された他に、東野圭吾『希望の糸』(講談社)、百田尚樹『夏の騎士』(新潮社)などの新刊が寄与している。 雑誌は定価値上げに加えて、定期誌『リンネル』(宝島社)などが好調で、コミックは『ONE PIECE』(集英社)の新刊発売にも支えられている。 例年は『出版年鑑』(出版ニュース社)の実売総金額も挙げてきたが、出版ニュース社が閉じてしまったので、それももはや提示できなくなってしまったことを先に付記しておこう。 1.出版科学研

    tanayuki00
    tanayuki00 2019/09/01
    インプレス総研調べ。18年度の電子出版市場規模3122億円(22.1%増)、うち電子書籍2826億円(26.1%増)。うちコミックが2387億円(29.3%増、シェア84.5%)、文字もの等439億円(10.8%増)。
  • 出版状況クロニクル132(2019年4月1日~4月30日) - 出版・読書メモランダム

    19年3月の書籍雑誌推定販売金額は1521億円で、前年比6.4%減。 書籍は955億円で、同6.0%減。 雑誌は565億円で、同7.0%減。その内訳は月刊誌が476億円で、同6.2%減、週刊誌は89億円で、同11.3%減。 返品率は書籍が26.7%、雑誌は40.7%で、月刊誌は40.7%、週刊誌は40.8%。 4月27日から大型連休が始まり、当然のことながら、書籍雑誌の送品は減少するだろう。 4月、5月はそれがどのような数字となって跳ね返るか、書店売上にどのような影響を及ぼしていくのかが、問われることになろう。 1.『出版月報』(3月号)が特集「文庫マーケット2018」を組んでいるので、その「文庫マーケットの推移」を示す。 ■文庫マーケットの推移 年新刊点数推定販売部数推定販売金額返品率 点増減率万冊増減率億円増減率 19954,7392.6%26,847▲6.9%1,396▲4.0%

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    tanayuki00 2019/05/02
    読んだ。
  • 出版状況クロニクル130(2019年2月1日~2月28日) - 出版・読書メモランダム

    19年1月の書籍雑誌推定販売金額は871億円で、前年比6.3%減。 書籍は492億円で、同4.8%減。 雑誌は378億円で、同8.2%減。その内訳は月刊誌が297億円で、同7.6%減、週刊誌は81億円で、同10.2%減。 18年12月の、2年1ヵ月ぶりのプラスである同1.8%増の反動のように、19年1月は17年の6.9%、18年の5.7%という通年マイナスの数字へと逆戻りするスタートとなってしまった。 返品率は書籍が35.6%、雑誌は47.4%で、月刊誌が49.3%、週刊誌は39.3%。 雑誌の返品率は18年5月の48.6%に次ぐもので、月刊誌のほうはコミックの販売金額7%増がなかったならば、50%を超えていたであろう。 またそれに週刊誌の落ち込を重ねると、19年も雑誌の凋落が続いていくことは確実で、かつてない書店市場の激減に立ち合うことになるとも考えられる。 そのようにして、19年が始ま

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    tanayuki00 2019/03/01
    「18年度の電子出版市場規模は2479億円で、前年比11.9%増」うち「電子コミックが1965億円、前年比14.8%増で、その占有率は79.3%」/「現在のアマゾンの直取引出版社数は2942社、その取引率は取次ルートを越える56%に達して」
  • 出版状況クロニクル125(2018年9月1日~9月30日) - 出版・読書メモランダム

    18年8月の書籍雑誌推定販売金額は926億円で、前年比5.2%減。 書籍は480億円で、同3.3%増。雑誌は446億円で、同12.8%減。 雑誌の内訳は月刊誌が364億円で、同13.1%減、週刊誌は82億円で、同11.7%減。 返品率は書籍が40.2%、雑誌が45.1%で、月刊誌は45.7%、週刊誌は42.4%。 書籍の推定販売金額のプラスは7月の西日豪雨により、広島、岡山、九州などの書店の返品入帖処理が8月になっても終わっていないことに起因している。 出版輸送は運賃問題や人手不足に加え、西日豪雨により、輸送遅延が長期化し、現在も続いているのである。それゆえに書籍は返品減となり、プラスになったわけで、その反動が必ず発生する。 さらに9月は北海道胆振東部地震が起き、書店の被害とともに、北海道も返品や輸送遅延が生じていくであろう。このような災害状況の中で、これまで以上に露出してきたのは運送

    tanayuki00
    tanayuki00 2018/10/01
    「この1年間でリストを含む20社がスリップ廃止を決め、今後も1ヵ月に2~3社のペースで続く」
  • 出版状況クロニクル124(2018年8月1日~8月31日) - 出版・読書メモランダム

    18年7月の書籍雑誌推定販売金額は919億円で、前年比3.4%減。 書籍は439億円で、同6.0%減。雑誌は480億円で、同0.8%減。 雑誌の内訳は月刊誌が384億円で、同0.6%増、週刊誌は96億円で、同6.2%減。 月刊誌が前年を上回ったのは16年12月期以来のことだが、それは前年同月が17.1%減という大幅なものだったことに加え、コミックスやムックの返品が大きな改善を見たことによる。 返品率は書籍が41.8%、雑誌が43.2%。 しかし月刊誌の増や返品率の改善といっても、西日豪雨の被害の影響で、輸送遅延が長期化し、中国、四国、九州エリアで、7月期には返品できなかったことも大きく作用していることに留意すべきだろう。 それに記録的な猛暑と豪雨の影響を受け、書店店頭状況も、書籍が6%減、雑誌の定期誌8%減、ムック3%減、ただコミックスはジャンプコミックスの人気作もあり1%減。 18年の

    tanayuki00
    tanayuki00 2018/09/01
    電子書籍の市場規模「17年度は2241億円で、前年比13.4%増。その内訳は電子コミックが1845億円で、同14.1%増、そのシェアは82%を超える。電子雑誌は315億円、同4.1%増、文芸、実用、写真集などは396億円、同10.3%増」
  • 出版状況クロニクル123(2018年7月1日~7月31日) - 出版・読書メモランダム

    18年6月の書籍雑誌推定販売金額は1029億円で、前年比6.7%減。 書籍は530億円で、同2.1%減。雑誌は499億円で、同11.2%減。 雑誌の内訳は月刊誌が406億円で、同11.5%減、週刊誌は92億円で、同9.6%減。 返品率は書籍が41.4%、雑誌が44.5%。 6月の大阪北部地震に続いて、7月の西日豪雨による被災書店は中部、関西、中国、四国、九州と広範囲にわたり、浸水に見舞われたようだ。 災害の詳細はまだ明らかになっていないけれど、被害が少ないこと、速やかな復旧と再開を祈るしかない。 1.出版科学研究所による18年上半期の出版物推定販売額を示す。 ■2018年上半期 推定販売金額 月推定総販売金額書籍雑誌 (百万円)前年比(%)(百万円)前年比(%)(百万円)前年比(%) 2018年 1〜6月計670,150▲8.0380,991▲3.6289,159▲13.1 1月92,9

    tanayuki00
    tanayuki00 2018/08/01
    暗い話ばっかり…
  • 出版状況クロニクル122(2018年6月1日~6月30日) - 出版・読書メモランダム

    18年5月の書籍雑誌推定販売金額は846億円で、前年比8.7%減。 書籍は433億円で、同8.8%減。雑誌は413億円で、同8.5%減。 雑誌の内訳は月刊誌が322億円で、同9.6%減、週刊誌は90億円で、同4.7%減。 返品率は書籍が43.7%、雑誌が48.6%。 雑誌返品率は16年12月以来、初めて前年を下回ったとされるが、週刊誌の39.5%はともかく、月刊誌は前年5月期の51.0%と同様に50.7%と、50%を超えてしまっている。 ムックなどの返品率改善にもかかわらず、トータルとしての雑誌の凋落は加速していくばかりだ。 それに6月は大阪北部地震によって、詳細はまだ伝えられていないが、大型店を中心に30店ほどに被害が生じたとされる。被害や影響が少ないことを祈るしかない。 その後の余震や各地での地震の発生も起きているので、今年はそれらによる出版物販売金額の落ちこみも考慮すべきかもしれない

    tanayuki00
    tanayuki00 2018/08/01
    暗い話ばっかり…
  • 出版状況クロニクル121(2018年5月1日~5月31日) - 出版・読書メモランダム

    18年4月の書籍雑誌推定販売金額は1018億円で、前年比9.2%減。 書籍は538億円で、同2.3%減。 雑誌は480億円で、同15.8%減。 雑誌の内訳は月刊誌が393億円で、同15.7%減、週刊誌は87億円で、同16.2%減。 返品率は書籍が35.2%、雑誌が46.6%。 雑誌返品率の改善のためにコミックやムックの送品が大幅に抑制されていて、雑誌推定発行金額は2月が11.3%、3月12.1%、4月は14.0%、それぞれ減となっている。だが返品率は3ヵ月続けて40%を超え、4月までの平均返品率は44.7%に達している。 ちなみに15年は41.8%、16年は41.4%、17年は43.7%であるから、大幅な送品調整や抑制によっても、返品率は上がり続けているのだ。 その一方で、書籍返品率はまだ30%台にとどまっているが、それでも取次にとって赤字とされていることからすれば、雑誌も赤字へと追いやら

    tanayuki00
    tanayuki00 2018/06/01
    「ビジネスモデルの激変に対応できない出版社は、座して死を待つのみ」
  • 出版状況クロニクル119(2018年3月1日~3月31日) - 出版・読書メモランダム

    18年2月の書籍雑誌の推定販売金額は1251億円で、前年比10.5%減。 書籍は773億円で、同6.6%減。 雑誌は478億円で、同16.3%減。 書籍マイナスは前年同月の村上春樹『騎士団長殺し』100万部発行の影響とされる。 雑誌の内訳は月刊誌が390億円で、同17.1%減、週刊誌は87億円で、同12.4%減。 返品率は書籍が32.2%、雑誌が44.2%と、いずれも高くなっている。 前回のクロニクルで1月の前年同月比マイナスが34億円だったので、今後その反動が生じるはずだと記したが、2月は前年同月比147億円マイナスで、すでに18年は2ヵ月で181億円の推定販売金額を失ってしまった。 それを回復できるような出版状況ではまったくない。 出版状況と出版流通システムは完全に臨界点に達しているというしかない。 1.大阪屋栗田が3月6日付で「当社に関する虚偽情報の発信に関して」という「ニュースリリ

    tanayuki00
    tanayuki00 2018/04/01
    日販の叫び。雑誌の運賃協力金を0.55→0.85%に。書籍の取次仕入れ正味を全社70%以下に。文庫・新書・コミックスは1冊あたりの基準送料を負担して。「もし必要性がないのであれば、市場からの撤退も覚悟している」
  • 【出版状況クロニクル118】付記 - 出版・読書メモランダム

    明らかにクロニクルに対する3月6日付の大阪屋栗田の「ニュースリリース」に関して、それへの批判と懸念の問い合わせが相次いでいる。 これには出版業界の言論をめぐる重大な問題も含まれるし、また出版状況の流動性を見極める必要もあるので、次回のクロニクルにおいて、正面から反論していくことを約束しておこう。それまでしばらくお待ち頂きたい。 なお大阪屋栗田からはクロニクルに対する質疑や接触はまったくなく、3月6日になって、いきなり「ニュースリリース」が出されたのである。その後も同様であることを記しておく。

    【出版状況クロニクル118】付記 - 出版・読書メモランダム
    tanayuki00
    tanayuki00 2018/03/08
    これ。
  • 出版状況クロニクル118(2018年2月1日~2月28日) - 出版・読書メモランダム

    18年1月の書籍雑誌の推定販売金額は929億円で、前年比3.5%減。 書籍は517億円で、同1.9%増。 雑誌は412億円で、同9.5%減。 書籍は4ヵ月ぶりのプラス、雑誌は5ヵ月連続の2ケタマイナスを免れたことになる。 その内訳は月刊誌が321億円で、同9.1%減、週刊誌は90億円で、同10.8%減。 しかし書籍は『漫画 君たちはどう生きるか』の100万部突破と『広辞苑』の発売でプラスになっているが、 書店売上は2%減。 雑誌も定期誌9%減、ムック10%減、コミック17%減である。 また返品率は書籍が34.2%、雑誌が47.0%で、雑誌のマイナスと返品率は、まったく17年の状況と変わっていない。 前年同月比の金額マイナスは34億円だったが、今後その反動がもたらされるのは確実であろう。 なお17年コミック販売金額に関しては紙が1666億円で、前年比14.4%減、電子が1711億円で、同17

    出版状況クロニクル118(2018年2月1日~2月28日) - 出版・読書メモランダム
    tanayuki00
    tanayuki00 2018/03/08
    見逃してたけど、ニュースリリースの震源はここか。
  • 出版状況クロニクル116(2017年12月1日~12月31日) - 出版・読書メモランダム

    17年11月の書籍雑誌の推定販売金額は1069億円で、前年比7.8%減。 書籍は515億円で、同3.1%減。 雑誌は554億円で、同11.8%減と3ヵ月連続の2ケタマイナス。 その内訳は月刊誌が457億円で、同12.5%減、週刊誌は97億円で、同8.2%減。 しかも雑誌の推定販売部数を見てみると、4月から8ヵ月連続の2ケタマイナスである。 販売金額よりも販売部数のほうのマイナスが続いているのは、コミックスの売上が落ちこんでいることを告げているのだろう。 返品率は書籍が40.5%、雑誌が41.7%で、雑誌のほうは何と1月から11月まで40%を超えていて、販売金額、部数に加え、最悪の雑誌状況の中で、新たな年を迎えようとしている。 前回のクロニクルでも指摘しておいたように、17年の雑誌販売金額は初めて2ケタマイナスとなろう。 1.1月から11月までの出版物推定販売金額の推移を示す。 ■2017年

    tanayuki00
    tanayuki00 2018/01/01
    マンガの流通は電子コミック抜きにはもう語れないと思うのだけど。
  • 出版状況クロニクル115(2017年11月1日~11月30日) - 出版・読書メモランダム

    17年10月の書籍雑誌の推定販売金額は993億円で、前年比7.9%減。 書籍は473億円で、同5.2%減。 雑誌は520億円で、同10.3%減と2ヵ月連続の2ケタマイナス。 その内訳は月刊誌が406億円で、同12.6%減、週刊誌は114億円で、同1.3%減。 週刊誌のマイナスは17年で最小だが、月刊誌はコミックス、ムックの大幅な落ちこみによっている。 それらも作用し、17年の雑誌のマイナスは初めての2ケタ減が予測される。 最悪は16年の6.6%マイナスだったけれど、それどころではない雑誌状況を迎えようとしている。 返品率は書籍が41.0%、雑誌は44.5%と、双方がまたしても40%を超えてしまった。 10月は台風の影響もあり、他の物販やサービス業も大半が前年を下回っているので、書店の返品率は11月も高いはずで、雑誌の販売額マイナスはそのまま18年も続いていくだろう。 そして18年も続けて2

    tanayuki00
    tanayuki00 2017/12/01
    「このブックオフオンラインのマーケットプレイスへの参入と、アマゾンの手数料の値上がりによって、1円販売本のサイトは劣勢で赤字が確実となり、マーケットプレイスからの撤退が続くだろうと予測されている」