21年5月の書籍雑誌推定販売金額は775億円で、前年比0.7%増。 書籍は420億円で、同0.9%減。 雑誌は355億円で、同2.6%増。 雑誌の内訳は月刊誌が290億円で、同1.1%増、週刊誌は65億円で、同9.5%増。 返品率は書籍が37.5%、雑誌は44.3%で、月刊誌は44.5%、週刊誌は43.2%。 月刊誌はコミックスの伸びが止まり、『鬼滅の刃』に代わる超ベストセラーが出てこないかぎり、マイナス基調へと戻っていくだろう。 週刊誌のプラスは近年になかったことだが、コロナによる休刊などによるもので、前年の発行部数と販売金額が大きなマイナスだったことから生じたものである。 売上が伸びているのではなく、マイナスは続いている。 ただ今回の緊急事態宣言は実売に大きな影響はなかったと伝えられている。 1.2016年から19年にかけての「出版社の実績」を示す。 ■出版社の実績(単位:百万円) 出
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