スペイン出身のデザイナー、オスカー・ディアスが制作した「Iインク・カレンダー」は、インクの色でカレンダーの数字が徐々に色づいていくという驚きのカレンダー。 ペン先などでもよく使われている、繊維と繊維の「すきま」を液体が浸透していく毛細管現象の仕組みを利用し、ボトルからインクが吸い上げられ、あらかじめプリントされた白い紙上の数字を染めていくというのだ。カレンダーは自動的に更新され、月末には見事にすべての数字が染まるようになっている。 月ごとのインクとカレンダーの用紙はセットになっており、インクの色は毎月変わる。それというのも、このインクは毎日の正午の気温と太陽の加減によって色温度と輝度が反応するように設定されているため、12月の「青色のインク」に始まり、春にかけては「緑~オレンジ系」、夏は「赤色」など、それぞれ調合されているからだ。 少しづつ染まっていく日付が、充実した毎日を実感させてくれそ