岩手・宮城の三陸沖で捕れたサバを使った復興缶詰「サヴァ缶」の昨年9月の発売からの販売数が10万個を超えた。同商品をプロデュースする復興支援組織「東の食の会」が6月上旬、発表した。 黄色に青字のツートンカラーが目を引く同商品は、東の食の会が主催する三陸地域の水産業を支援する「三陸フィッシャーマンズプロジェクト」から生まれたもの。岩手の特産品販売を手掛ける第3セクター「岩手県産」(盛岡市)、岩手缶詰(釜石市)と共に商品開発した。サバのオリーブオイル漬けで塩味もついていることから、そのまま食べられるほか、サンドイッチやパスタの具にも合っているという。商品名の「サヴァ」はフランス語の「元気ですか?」に掛けて名付けた。 岩手県産の開発課・長澤由美子さんは「4月以降に大口の取引が決まったことも大きい。来年9月の発売1年後には15万個まで伸ばしたい」と意気込みを見せる。 170グラム入りで、価格は388