北朝鮮、「グアム周辺の攻撃検討」=米軍基地、ミサイルで 【ソウル時事】9日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮の朝鮮人民軍戦略軍報道官は8日付で声明を出し、北太平洋の米領グアム島周辺を中距離弾道ミサイル「火星12」で「包囲射撃する作戦計画」を慎重に検討していると威嚇した。米戦略爆撃機による朝鮮半島周辺での訓練実施を非難する中で述べた。 〔写真特集〕北朝鮮の軍事力~「火星14」試射の瞬間を捉えた連続写真~ グアムには米爆撃機が発進するアンダーセン空軍基地がある。攻撃を示唆することで、米軍を強くけん制する狙いがあるとみられる。 声明は「作戦計画は近く、最高司令部に報告され、金正恩朝鮮労働党委員長が決断すれば、任意の時間に同時多発的、連発的に実行される」と警告した。 北朝鮮国営メディアは5月15日、「火星12」の発射実験が14日に「成功した」と報じている。射程4500~5000キロと推定され、グア