NHKが映像を無料配信しているインターネットのサイトに、日本海の表記として、日本政府の見解と異なる「東海」と併記された地図が使われていたことが9日、分かった。NHKは「意図的にそうした表記を使ったものではない」としている。 地図が使われていたのは、BSで放送された番組やNHKが保存している映像をネット上で視聴できる「NHK映像マップみちしる」。日本地図の上に表示された「▽」マークをクリックすると各地の動画が視聴できる仕組みで、NHKは「地域文化を学ぶ学校の授業などでも使用できる」としている。 NHKによると、地図はネット検索大手の「グーグル」から提供されたデータを元に作成。サイトは平成23年7月に開設されたが、「東海」の表記については「いつから掲載されていたか分からない」という。指摘を受け8日午後、「日本海」単独表記に修正した。