住友林業は、創業から350年を迎える2041年に木造で高さ350メートル(70階建て)の高層ビルを建てる構想を発表した。 一般の木造注文住宅約8000棟分にあたる木材を使うもので、国産木材の活用で林業の活性化につなげる。 建設場所などは未定だ。耐震性を高めるため一部の部材には鋼材を使うが全体の9割を木材とする。延べ床面積は45万5000平方メートルに上り、オフィスや店舗、ホテル、住宅が入る想定だ。総工費は約6000億円と試算している。 木材の耐火性能の向上など多くの課題があるが、実現すれば現在日本で一番高い大阪の「あべのハルカス」(約300メートル)を上回る高さとなる。