年の瀬の忙しいタイミングを見計らったのか、震え上がるような事件が起こりました。日本航空(JAL)が「偽メールにだまされ」、3億8000万円もの被害を受けたというニュースです。 日本航空 偽メールにだまされ3億8000万円余被害 | NHKニュース この問題は本当に深刻なもので、セキュリティ業界では「ついに日本でも起きたか」という受け止め方が一般的です。ついうっかりというレベルの話ではなく、「ダブルチェックなどを徹底している、日本航空ほどの企業ですらだまされてしまう」と受け止めるべきでしょう。この魔の手は、あなたのすぐ近くにまで来ているのです。 オレオレ詐欺の企業版? 「ビジネスメール詐欺」の恐ろしさとは 今回のような事件の背景には、ビジネスの中でやりとりされるメールを使った「ビジネスメール詐欺」(BECとも呼ばれる)があります。ビジネスメール詐欺とは私たちがよく受け取るような「サングラス激
![あなたのメールも“完コピ”される――JALすらハマった「ビジネスメール詐欺」の恐ろしさ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/db4371408fe273f8ed4c1bb409a3dc7fcf15ca0b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fenterprise%2Farticles%2F1712%2F26%2Fl_ki_miyata01.jpg)