年2回だけ公開される秘密の庭園 東京都国分寺市に、手つかずの自然が残された場所があります。そこは、なんと企業の敷地内。日立製作所中央研究所の中にあるのです。武蔵国分寺の跡地でもあるこの場所に研究所が創設されたのは1942年。創業者である小平浪平氏の「よい立ち木は切らずに、よけて建てよ」という言葉に従い、約70年間にわたって武蔵野の森が守られてきました。 普段はもちろん、関係者以外は入れない場所なのですが、毎年4月と11月には一般開放しています。NHKの散歩番組「ブラタモリ」で紹介されたこともあって、一般公開はとても気になる!というわけで、足を運んでみることにしました。 現地に行ってみると、実にたくさんの人が訪れています。広場には屋台が並び、中で食事ができますし、簡易トイレも設置されています。広大な敷地なので、中でゆっくりと1日過ごす人が多いのでしょう。 腹ごしらえを済ませたら、さっそく敷地