【上】9月2日に撮影した浮島。右側の「大浦沼橋」から離れた場所にある【下】9月15日に撮影した浮島。右側の「大浦沼橋」に近い場所にある(いずれも自然科学調査事務所提供) 秋田県大仙市神宮寺の大浦沼で、アシなどの草むらが島のように浮かぶ「浮島」が確認された。草むらと思われていた場所が昨年、急に風によって沼の中で位置を変えるようになり、地元で話題に。面積は約2000平方メートルに上るとみられ、専門家は「国内有数の大きさで、貴重な浮島」と指摘している。 調査に当たった民間会社「自然科学調査事務所」(大仙市戸蒔)によると、大浦沼は雄物川の旧流路にできた三日月湖(河跡湖)。沼の東側、大浦沼橋付近にはアシなど草むらが生い茂っている場所があったが、昨年6月、草むらが約200メートル西側に移動していることが地元住民によって初めて確認された。 地元住民らの依頼で同社の調査担当者3人が今月2日、ボートで上陸す