アメリカ沿岸警備隊は2015年1月26日、ハワイ州のマウイ島で1月25日に発生したシーラスSR-22の不時着水と、パイロットが安全に海上で脱出する動画を公開しました。 単発の軽飛行機SR-22は、洋上で燃料切れとなり救援を要請しました。同時に、機体は装備しているパラシュート・システムを使って、無事に太平洋に着水しました。 動画にはパラシュートが開く様子から、完全にプロペラが停止して滑空し、着水、さらに機体から脱出して海上のボートに乗る光景と一連の動きがまとめられています。 故障した飛行機ごとパラシュートで軟着陸させるというアイディアは当初、荒唐無稽と思われましたが、シーラスによるとこれまで103人の命を救った実績があるとのことです。