仕事でネパールのパタンに出張したときのことです。到着して3日目に「ブッダ・ゼンティ」というお祭りを体験することとなりました。聞けばブッダの降誕祭だといいいます。予期せぬ成り行きでした。ブッダが悟りをひらいたというネパールですが、今ではヒンドゥー教徒が人口の82%と圧倒的に多い状態です。仏教徒はわずか8%に過ぎないのですが、それでも町中あげての盛大なお祭りとなります。それが日本と違い、やたらとにぎやかなのです。日本なら「しめやかに行われました」となるのでしょうが、ネパールでは派手なこと、この上ありません。部族ごとにパレードが町中を練り歩き、楽隊がラッパや太鼓を鳴り響かせる。その先頭を行く、青、赤、黄、白、茶のにぎやかな旗。ネパールの友人に「あの旗は?」と訊くと、すかさず「ブッダの旗!」と答えが返ってきました。民族性と言えば、それまでなのでしょうが、同じ仏教で「どうしてこうも違うのだろう」と思
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