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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/kenjiito (5)

  • ハーバード白熱教室は日本で可能か?(前編) - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    先週書いたエントリー、「『ハーバード白熱教室』の裏側』*1で、テレビで放映されたマイケル・サンデルの授業は、実際のハーバードの授業のうわべにすぎず、あの授業を含むハーバードの一般教養の授業には、多くのリーディング・アサインメントが課され、多数のTF(日でいうところのTA、ティーチング・アシスタント)が配置されて、少人数性のディスカッション・セクションが並行して行われ、ディスカッションや、ペ―パー、筆記試験によるきめ細かい指導と、成績評価がなされていることについて書いた。これに対する反響で多かったのは、日の大学ではあのような授業は可能かどうか、という事に関するものだった。とくに、日ではとても無理、という悲観的な反応が多かった。*2これに対して何らかのの形で答える必要があると思うので、日曜日の午後を利用して、一つエントリーを書いてみる。 『ハーバード白熱教室』は日で可能か?結論から書く

  • 『ハーバード白熱教室』の裏側:ハーバードの一般教養の授業をサンデルの講義を例にして説明してみる - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    ハーバード大学におけるマイケル・サンデル(Michael Sandel)の授業が、『ハーバード白熱教室』としてNHKで放映され*1、かなりの人気を集めて話題になっているようだ。これはすべて再放送を待つまでもなく、ウェブ上で観ることができる(ただし英語だが)。*2 ちょうどいいので、これを使って、ハーバードの学部向け一般教養の授業の作りを説明してみようと思う。色々誤解もあるようであるし、あの映像だけでは分からないこともある。 私自身は、サンデルの授業を履修したことはないのだが、大学院生のときに、一般教養の授業のTAやHead TAをかなりやったので(といってもサンデルの授業ではもちろんなく、私の専門の科学史やSTS関係の授業である)、ハーバードの一般教養の授業の仕組みはかなり分かっているほうだと思う。とくに、日人のハーバードの学部生というのがほとんどいないわけであるし、私が説明するのもまっ

  • 学術雑誌の高騰 - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    これはおそらく大学関係者はだれでもよく知っている問題だと思うけれど、今日、大学の図書委員会の会議に出席して、改めて痛感した。いかに学術雑誌が値上げされて、それが大学の予算を圧迫しているかということだ。 しかも奇妙なことに現在のデフレ経済にも関わらず、雑誌の購読契約は毎年5%値上げは珍しくなく、場合によっては10%値上げだったりする。それに円高はいったいどこにいったのだろう。 このように学術雑誌が高騰する理由にはいろいろなものがあるのかもしれない。たとえば、電子化のコストだ。たしかに電子化によって冊子を所有するスペースを持たない大学がより多くの文献にアクセスできるようになったことは重要であり、さらにインターネット上で文献が入手できるようになったことの利便性の向上は計り知れない。学術雑誌の高騰はこれらの便益に対する代価もあるのかもしれない。 それから、電子化された学術雑誌が高価か安価か、という

  • Wii Fit - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    購入したのが先週の土曜日だから、確か発売日だったと思う。運動不足な人間にはうってつけのゲームであると思い、購入した。 バランスボードの機能としては、左右両足の重心を測る(当然、体重も量る)だけのものなのだが、それだけでさまざまな体感ゲームを可能にしている。思ったほどスペースをとらないのが良い。ゲーム内容としては、ヨガ、筋トレ、有酸素運動、そしてバランスゲームにわかれ全部で40種類以上のゲームないし運動があり、運動時間(運動貯金)が増えると、新しいゲームができるようになっていく。 ヨガに関しては、バランスボードが重心の位置を測ることによって、姿勢の安定性を測定し、点数がつく。筋トレについても、重心の位置の移動を測定して、ちゃんとした動きになっているかによって点数がつけられる。ヨガと筋トレに関しては、ヴァーチャルなトレーナーが出てきて、見を見せてくれる。これらはどちらかといえば、ゲームという

    taninsw
    taninsw 2007/12/10
    電車で立つ事でカロリー消費と同じ原理だろうか?
  • Staffan Björk and Jussi Holopainen, "Games and Design Patterns" - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録

    Staffan Björk and Jussi Holopainen, "Games and Design Patterns," in Katie Salen and Eric Zimmerman, eds., The Game Design Reader: A Rules of Play Anthology (The MIT Press, 2006), pp. 410-437. ゲームデザインにおいて、ソフトウェアのデザインパターンのようなものを試みている著者の序論的な部分を書いた論文。昨日のエントリーに書いたように、ソフトウエアのデザインパターンに匹敵するものにはまだまだなっていない。おそらく、ここでのデザインパターンは、プログラミングにおけるものよりも、もともとの建築のデザインパターンに近いだろう。 そうだとしても、とりあえず分析のための共通のボキャブラリーの構築のためには実は重要な

    Staffan Björk and Jussi Holopainen, "Games and Design Patterns" - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録
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