これまでのあらすじ 「……かりそめのシフト操作に酔いしれる『壁を越えし者ども』は 真なる絶望をもたらす『コンヴァート・オヴ・オクリガノス』の『再構築』により 互換性消滅の危機に瀕していた。しかし、むしろこれを進化の過程と歓迎するものもいた――」 SKK(シンプルかな漢字変換)による日本語入力方式では、未知の単語の入力時に積極的な学習を行うことにより、辞書学習と入力が融合した独自の学習機能を持っています。 利用者の変換履歴がそのまま学習に繋がるという、単純かつ強力な機構であり、未知の入力に対しても適応力を持つ強力な機能となっています。 しかしその反面、入力エラーや学習させたくない単語などの操作が行なわれた際にも全て学習されてしまい、見分けることができないという部分が弱点となっていました。 なお、学習させたくない単語をSKKで扱うために、SKKGateではカプセル化などの工夫によって既に解決が