民自公と正面対決=党勢回復へ正念場−共産 民自公と正面対決=党勢回復へ正念場−共産 共産党の第4回中央委員会総会は4日、次期衆院選で民主、自民、公明3党と徹底対決し、勝利を目指すなどとした今後の活動方針を採択して閉幕した。300小選挙区全てに候補を擁立する方針を打ち出し、積極路線に転換。3党への批判票を広く取り込み、党勢回復につなげたい考えだ。 「民自公3党に正面から対決し、日本の閉塞(へいそく)状況を打ち破る展望を堂々と示して戦い抜く」。共産党の志位和夫委員長は3日の幹部会報告で決意を強調した。 共産党は、2009年の政権交代後、民主党政権に是々非々で政策実行を迫る「建設的野党」の立場を取ってきた。しかし、野田政権は環太平洋連携協定(TPP)交渉参加、消費税増税など、共産党が反対する政策を強力に推進する姿勢を見せ、「政治の中身は自公政権と全く変わらない。この道に未来はない」(志位氏)