13.08.01 麻生太郎副総理が、憲法改定をめぐってナチスのヒットラーを引き合いに出し、「あの手口に学んだらどうかね。」と、発言したことが、当然ながら内外からの厳しい批判にさらされました。そして今日、その発言を撤回したとのことですが、その撤回説明が、あまりにも稚拙で、唖然とさせられます。 こうした暴言(実は、本音の場合が多いのですが)が批判された場合の常とう手段ですが、麻生氏は「私の真意と異なり誤解を招いたことは遺憾」などとしたうえで、「憲法改正については、落ち着いて議論することがきわめて重要だと考えている。この点を強調する趣旨で、喧騒にまぎれて十分な国民的理解、議論のないまま進んでしまった悪しき例として挙げた。」と、言い訳しました。 さらに「私がナチスやワイマール憲法にかかわる経緯について極めて否定的にとらえていることは、全体の流れを見ていただいたらはっきりしている。」と、語りました。