AirframeはScalaでアプリケーションを作る際に便利な「道具」をオープンソースにしたものです。2016年から開始して少しずつ現在の形に整理し、簡単なプログラムを作るときはもちろん、現在ではTreasure Data社内でより複雑なScalaアプリケーションを構築する際に欠かせない構成要素(building block)となっています。 Airframeを開発したきっかけは、Google Guiceなど既存のDependency Injection(DI)ライブラリがScalaで使いにくいという理由からでした。Dependency injectionとはオブジェクトの構築をコード中に手書きで行うのではなくDIフレームワークに任せることで、プログラマの手間を省き、モジュールの切り替えを容易にするための仕組みです。しかし、Google Guiceを使ったとしてもオブジェクトのライフサイク
![Airframe: Lightweight Building Blocks for Scala](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/742ef245a1a28220c8fb30339fd9ba022667d21a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmiro.medium.com%2Fv2%2Fresize%3Afit%3A1200%2F1%2AZcR_qnB3Sd6LR_nhwxv3kg.png)