日本サッカー協会は14日、ロンドン五輪男子代表の予備登録選手35人を発表。本大会に出場するメンバー(18人+バックアップ4人)はこの中から選ばれ、7月2日に発表される。 しかしメンバーを見れば見るほど、不思議なことだらけだ。関塚隆監督(51)が「当然ほしい戦力」としていたA代表のMF香川真司(23)は、結局見送られた。W杯アジア最終予選の豪州戦から帰国した13日、香川自身は「原(博実技術委員長)さんと話し合いはしました」と打診があったことを明かしているのにだ。 確かに、来季はイングランドの強豪マンチェスター・ユナイテッドに移籍することで、五輪出場は厳しいという声はあった。しかし、国際サッカー連盟(FIFA)は「23歳以下の選手に関し、所属クラブに代表招集を拒否する権利はない」と厳命している。前回の北京五輪では、アルゼンチン代表もバルセロナとの交渉でFWメッシの出場を実現させて、悲願の金