西半球で35年ぶりに発見された新種の肉食哺乳類、オリンギート。 Photograph by Mark Gurney, Smithsonian Institution アンデス山地の雲霧林で、アライグマ科の新種、「オリンギート(olinguito)」が発見された。肉食哺乳類の新種発見は西半球で35年間ぶりというニュースに、研究者たちは沸き立っている。体はふわふわの短い毛で覆われ、テディベアそっくりの丸顔に大きい目が特徴だという。 体重は約900グラム、体毛は橙褐色。コロンビアとエクアドルの深い雲霧林で孤立した樹上生活を営んでいるため、今まで発見に至らなかった。スペイン語で「霧」を意味するネブリナ(Neblina)にちなみ、バサリシヨン・ネブリナ(Bassaricyon neblina)という学名が付けられている。 アライグマ科の動物では最小で、果実を採るために夜間だけ活動する。ジャイアントパ