テレビ解説者の木村隆志が、先週注目した“贔屓”のテレビ番組を紹介する「週刊テレ贔屓(びいき)」。第53回は、11日に放送されたTBS系トークバラエティ番組『A-Studio』をピックアップする。 笑福亭鶴瓶がMCを務める対談形式のトーク番組であり、今回が記念すべき500回目の放送。節目のゲストに選ばれたのは、鶴瓶とは45年ものつき合いがある明石家さんま。おのずとトークパートが長くなったり、あらぬ方向へ脱線したりなど、ふだんとは異なるところもあるだろう。 しかし、だからこそ番組の魅力が浮き彫りになりやすいとも言える。番組の構成と鶴瓶のMCを中心にじっくり見ていきたい。 笑福亭鶴瓶(左)明石家さんま 冒頭から『さんまのまんま』状態に スタジオに入っていきなりMCの座を奪うかのごとく話しはじめるさんま。 サブMCを娘のIMARUが務めることが決まって鶴瓶にあいさつしたとき、「『お前だけは絶対A-