石炭がこれまでにないレベルで値上がりする模様だ。石炭先物価格は3日、1トン400ドルの値を付けた。石炭先物価格としては過去最高値で、2020年比較では約4倍、既にエネルギー需給がひっ迫していた昨年末に比べても2倍以上だ。 この急激な石炭価格の値上がりの背景にあるのは、言うまでもなくロシアのウクライナへの軍事侵攻だ。 国際的な巨大石油資本、いわゆる「スーパーメジャー」の一つである英BPによると、2020年の世界の石炭輸出量の約18%をロシアが占めている。石炭輸出量のロシアの世界シェアは、オーストラリア、インドネシアに次いで3位だ。 現在ロシアは、ウクライナへ軍事侵攻をしたことによって、西側諸国から最強クラスの経済制裁を受けている。2日には、ロシアの特定銀行を国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除した。SWIFTから排除された銀行を経由しての貿易の決算が困難になる。 そのため、日本、ヨーロッ
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