韓国南東部にある蔚山市(ウルサンシ)が市庁前広場に植えた樹齢41年の五色八重椿の名札(蔚山椿)を取り、案内板も除去した。1590年代にある倭将がその美しさに心を奪われて蔚山にあった椿を日本へ持ち帰り、その後400年ぶりに韓国に戻って市庁広場に植えられることになったという蔚山椿の起源説が明確な歴史的資料や根拠が探してもないという調査結果が出てきたためだ。 五色八重椿は白・赤・薄紅・真紅・ピンクなど五つの色の花が咲くので「五色」、花びらが八重になっているので「八重」と呼ばれている。 ◇「蔚山椿の起源説に根拠ない」 蔚山市側は24日、「椿の由来が誤っていたという主張があり、蔚山歴史研究所に由来に関する検証を依頼して最近報告書を受け取ったが、該当の起源説に根拠がないという結論が出た」と明らかにした。これに伴い、蔚山市は18日、椿の前にあった「蔚山椿」という名札や案内板などを除去した。また、地方自治
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