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  • 田原俊彦「It’s BAD」ラップとダンスを融合させた革新的シングル

    スリリングで圧巻のパフォーマンス、田原俊彦「It’s BAD」 「トシちゃんの新曲、カッコいいじゃん!」 初めて「It’s BAD」を歌う姿をテレビで観た時、強烈な印象を受けた。確か『夜のヒットスタジオ』(フジテレビ系)だったはずだ。 ハンドマイクの空中1回転に始まり、ジャケットプレイ、ハイキック、間奏ではタップダンス、高速ターン、開脚――。跳ねたビートに乗せて、息も乱さず歌い踊る。Aメロ部分にはラップが導入されていたが、リズムに乗り遅れることなく、歌詞もはっきり聴き取れた。もちろん口パクではなく、生歌だ。観ているこちらがドキドキするほど、スリリングで圧巻のパフォーマンスだった。 ファンクをベースに打ち込みを多用した、タイトでクールなサウンド。それとは裏腹に、彼女への思いが通じないもどかしさを恋々と綴った歌詞。トシちゃんの新たな魅力を訴求した「It’s BAD」は当時、大学生だった筆者の周

    田原俊彦「It’s BAD」ラップとダンスを融合させた革新的シングル
    taskapremium
    taskapremium 2022/09/06
    「これはすごい! この人が世に出る前にぜひ田原に曲を書いてもらってヒットさせたい。そうしないと他に取られてしまうと思った」 (『ヒット曲の料理人 編曲家 船山基紀の時代』より) >
  • EPICソニー名曲列伝:渡辺美里「My Revolution」エピック黄金時代がやって来た!

    EPICソニー名曲列伝 vol.13 渡辺美里『My Revolution』 作詞:川村真澄 作曲:小室哲哉 編曲:大村雅朗 発売:1986年1月22日 音楽マーケットのど真ん中に駒を進めた、渡辺美里「My Revolution」 この連載「EPICソニー名曲列伝」を俯瞰するならば、第1回『EPICソニー名曲列伝:ばんばひろふみ「SACHIKO」が火をつけた大爆発への導火線』で取り上げたEPICソニー初の邦楽ヒット=ばんばひろふみ『SACHIKO』が「ホップ」、EPICソニーの方向性を決定付けた佐野元春『SOMEDAY』が「ステップ」、そしてこの曲をもって「ジャンプ」となるだろう。 つまりこの曲は「EPICソニー黄金時代」の到来を意味する。「黄金時代」とは、EPICソニーが音楽マーケットのど真ん中に駒を進めたということでもある。 その分、この曲には、佐野元春ほどのラディカリズムはない。また

    EPICソニー名曲列伝:渡辺美里「My Revolution」エピック黄金時代がやって来た!
    taskapremium
    taskapremium 2021/08/26
    小室:大沢(誉志幸)さんの「そして僕は途方に暮れる」は、大村さんの最高傑作かなと思ってるんですけど、絶妙な組み合わせだなぁと思っていて。「これぞアレンジ」というか、曲を生かすアレンジはすごいなと>
  • 1986年12月21日 — 武道館を包む、渡辺美里の向こう見ずでまっすぐな声

    僕が渡辺美里の名前を知った時、彼女はまだ19歳だった。まぁ、僕は15歳だったわけだが。でも、結局のところ、10代であることが重要だったのだろう。 あれは「My Revolution」が出る少し前で、友達が僕に聴かせたのは「GROWIN' UP」だった。まるで歌が弾けて飛び出してくるみたいに感じた。「セックス・ピストルズや U2 が好きらしいよ」そう友達が言ったのは、洋楽ばかり聴いていた僕に、少しでも興味を持たせようとしたからだと思う。 なんであれ、こうして僕は渡辺美里の名前を覚えた。 ある夜、ラジオのスイッチを入れると、レオン・ラッセルの「ソング・フォー・ユー」が流れてきた。大好きな歌だった。曲が終わると、パーソナリティーの女性が「電気がビリビリッてきますよね」と興奮気味に言った。それが渡辺美里だった。以来、僕は折に触れて彼女の番組を聴くようになった。 番組では彼女自身の歌もよくかかった。

    1986年12月21日 — 武道館を包む、渡辺美里の向こう見ずでまっすぐな声
    taskapremium
    taskapremium 2021/08/25
    でも、このライヴの後、僕は渡辺美里を聴かなくなった。高揚と共に何かが去ってしまったかのように。『eyes』と『Lovin' You』のテープも、他のレコードを録音して消してしまった。どうしてなのかはわからないが、10代>
  • 総立ちの女王、白井貴子の魅力とは? AORから女性ロックシンガーの頂点へ

    時は1981年 ―― 。白井貴子は CBSソニーレコード主催のオーディションに合格、ファーストアルバム『Do For Loving』から先行してシングルカットされた「内気なマイ・ボーイ」でデビューを果たした。その翌年、同アルバムから「ピローケースにさようなら」がシングルカット。さらに当時売り出し中だった佐野元春のバックコーラスに参加したことで、名曲「SOMEDAY」をカヴァーすることになる。 ステージに上がりスポットライトを浴びた瞬間に群がる観客が総立ちになって、そのままエンディングまで熱狂が止まらないところから “総立ちの貴子” と呼ばれるようになったのもこの頃。その勢いは止まることを知らず、84年10月には伝説と呼ばれている、渋谷「ライブ・イン82」で10日間連続LIVEを敢行する。(延べ観客動員数7000人・うち失神者32名)。すでにライブハウスに収まりきらないファンを抱えたていた白

    総立ちの女王、白井貴子の魅力とは? AORから女性ロックシンガーの頂点へ
  • 音楽の美しい連鎖、スティーヴィー・ワンダーとホール&オーツ

    「スティーヴィー・ワンダーも、ホール&オーツの前でこの曲は歌えないよなぁ」と友人が笑いながら言ったので、僕も笑って「そうだよなぁ」と答えた。 あの時は当にそう思ったのだ。 何の話かと言えば、スティーヴィーの新曲「パートタイム・ラヴァー」が、その3年前に大ヒットしたホール&オーツの「マンイーター」によく似ているから、真似したスティーヴィーは、元歌を作ったホール&オーツの前では、恥ずかしくてこの曲を歌えないだろうということである。 でも、改めて聴いてみればわかる通り、この2曲はほとんど似ていない。それなのに、当時は僕らと同じように感じた人が結構多かったのだ。それはなぜかと言えば、イントロのリズムが同じだったからだろう。 そのリズムとは「モータウンビート」と呼ばれるもので、代表的な例としては、シュープリームスの「恋はあせらず(You Can't Hurry Love)」などが挙げられるだろう。

    音楽の美しい連鎖、スティーヴィー・ワンダーとホール&オーツ
  • そして僕は途方に暮れる ー 山下久美子と大沢誉志幸の名曲誕生秘話?

    一から十まで、すなわちリズム録り(ドラム、ベース、サイドギターなどの基リズム要素の録音)からカッティング(プレス用の版型を作るためレコードの溝をカットする工程)まで、約40日かけてすべてニューヨークで敢行した山下久美子のアルバム『Sophia』。 私にとって、この仕事はひとつの山でした。なんとか登り終えて帰ってきてみると、なんだか放心状態で、次は何をやったらいいのかよくわかりません。しかし『Sophia』の発売は1983年7月26日。年内には何かシングルでも出しておきたい、というのが暗黙のロードマップでした。考えなくては……。 この頃とても流行っていたのが “ポリス” の「見つめていたい(Every Breath You Take)」です。単純ですが、クリスマスシーズンに、こんなふうにしみじみと胸に染みるようなラブソングがいいのでは? と思いました。ゆっくりとした8ビートで。 そうだ、『

    そして僕は途方に暮れる ー 山下久美子と大沢誉志幸の名曲誕生秘話?
    taskapremium
    taskapremium 2018/08/21
    大沢くんのほうはお返ししました。そしたら翌年この曲を、彼が自ら唄ってシングルとしてリリースしました。銀色夏生が詞を書き、同じく大村雅朗さんがアレンジをした「そして僕は途方に暮れる」です。>
  • 一度聴いたら耳から離れないピアノ、ブルース・ホーンズビーの真骨頂!

    86年の夏、公民権運動や当時の貧困を描いた実にシリアスな楽曲が全米シングルチャートの1位に輝きました。その曲はブルース・ホーンズビー&ザ・レインジの「ザ・ウェイ・イット・イズ」。メジャーからデビューして2枚目のシングルという快挙。80年代のヒット曲としては幾分派手さに欠ける楽曲でしたが、一度聴いたら耳から離れないピアノのリフと音色が印象深い作品です。 この曲のヒットのおかげで先にリリースされていたシングル「エヴリ・リトル・キス」、さらにその後のシングル「マンドリン・レイン」(雨の名曲!)などラジオでエアプレイされまくり、ヒットしました。 当時のメディアからの紹介は「ヒューイ・ルイスが親交を深めるアーティストが満を持してデビュー」といったものでした。実際にデビューアルバムの数曲をヒューイ・ルイスがプロデュース、のちにヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの楽曲「ジェイコブズ・ラダー」をブルースが提供

    一度聴いたら耳から離れないピアノ、ブルース・ホーンズビーの真骨頂!
    taskapremium
    taskapremium 2018/08/18
    シンコペーション多用の間の取り方、ジャズっぽいコードをうまく取り入れている点、彼にしか出せない独特のタッチ等々、生音の楽器でこうもオリジナリティが出せるものなんだ、と感心しまくりでした。>
  • Re:minder - リマインダー | 80年代音楽エンタメコミュニティ、エキサイティング80’s!

    臼井さん!ありがとうございます。秀樹の「ア」はセクシーであり、情熱的であり、ファンキーであります! 晩年の秀樹の声でまたナイトゲームが聞けるなんてとても幸せです!

    Re:minder - リマインダー | 80年代音楽エンタメコミュニティ、エキサイティング80’s!
  • マイページ - コラムリスト | KARL南澤 | Re:minder - リマインダー | 80年代音楽エンタメコミュニティ

    80年代驚異の音楽サークル「Galaxy」に所属しながらMotown Familyの会長を務める。87年から2011年までメジャー・レコード会社の主に洋楽制作・宣伝業務に携わり、多くの洋楽メガ・ヒット作品の誕生に貢献する。 並行してビルボード・チャートを追い求めながら、90年代から各音楽専門誌や洋楽作品のライナーノーツを執筆。四半世紀にわたるレコード会社勤務を経て、現在は音楽ジャーナリスト/アイドル・プロデューサーとして活躍中。 ライナーノーツ、メディアでの執筆多数、FM横浜毎週土曜11~13時放送「Travelin’ Light」内の「Hits Box」コーナーにレギュラー出演中。都内DJイベントにて、多ジャンルのDJとして出没中。 2012年6月インディ・アイドル・ユニット「リル・クミン」を、2013年7月より同アイドル・ユニット「PLC」をプロデュースしている。

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