2002年から放送されているNHK Eテレ『ピタゴラスイッチ』 画像提供:NHK 2002年放送開始以来、Eテレの中でも異彩を放っている『ピタゴラスイッチ』。番組対象年齢は4~6歳児とされているが大人のファンも数多く、世界の優れた子ども番組として多くの国際コンクールでも受賞している。“ピタゴラ装置”を区切りに次々とコーナーが展開される同番組は、Eテレに新風を巻き起こした。その後も新コーナーを生み出し続ける同番組の制作の舞台裏を聞いた。 番組のきっかけは『だんご3兄弟』 シンボル・ピタゴラ装置は“つなぎ役”として誕生 番組誕生は2002年。『ピタゴラスイッチ』の監修をつとめる佐藤雅彦氏は当時、慶應義塾大学の研究室で表現方法や教育方法を模索する研究室を持っていた。同じ頃、佐藤氏は『だんご3兄弟』を作詞・制作しており、担当していたNHKのディレクターに会うたびに 研究室の話をしていた。ちょうどそ