OSO18とは、標茶町に生息するエゾヒグマの、駆除対象となっていた一個体の行政上のコードネームである。 概要北海道標茶町に生息するエゾヒグマの一個体。 2019年以降、標茶町内および厚岸町の隣接地域にて、夜な夜な牧場を襲撃し乳牛に被害を出した。 観測史上稀に見る巨躯を持ちながら、野生生物の領分を越えた猟奇性により、ただただ快楽のためだけに牛を殺して回る……というホラー映画の怪物みたいなイメージを着せられてしまった、非常に臆病で少々マヌケな普通のヒグマである。 もっとも被害規模は全然普通ではなく、被害頭数は最終的に66頭、死亡頭数は32頭、対応のために間接的に発生した損益も考慮すると被害総額は一億円を超えると見られている。 「OSO18」のコードネームは、「標茶町オソツベツ地区で発見された、足跡の最大幅18cmのクマ」の意。一般にツキノワグマに比べて体が大型化するヒグマとしても異様な大きさで