「今宵の月のように」 夢なら覚めないでくれ。湘南新宿ラインは本数が少ないが、これなら何時間でも待てる。 宮本さん自身もメディアの取材に「故郷赤羽駅の発車メロディーに僕らの曲が使われる、これはもう信じられないような、でも、誇らしく、うれしくなんかあったかい気持ちになります」というコメントを寄せた。 聖地の喫茶店「デア」で仕掛け人に話を聞く 報道には「地元の観光協会による企画で実現」とあった。さっそく、北区観光協会に連絡し、取材したい旨を伝えたところ、こころよくOKが出た。話を聞かせてくれたのは同協会事務局長の杉山徳卓さん(55歳)。 待ち合わせたのは東口のアーケード街、LaLaガーデン(旧スズラン通り)にある喫茶店「デア」。 45年前からある老舗の純喫茶 ここは宮本さんの行きつけだった店で、全国のエレカシファンが聖地巡礼のように訪れる。 仕掛け人の杉山さん まずは、「何というか、本当にありが