ネット通販のページは長い。 人気ランキング、購入者レビュー、メディア紹介実績、訳あり商品の説明、おまけの紹介などが大きい文字で並んでいてとてもわかりやすい。 土着的なネット表現としてひとつの完成形だと思う。ネット通販以外にもあれは応用可能なのではないだろうか。 文学はどうだろう。みんなが知っている短編小説、カフカの「変身」はどうだろうか。 旅回りのセールスマン、グレゴールザムザが朝起きると虫になっている不条理小説である。
すでに各メディアで流されたから御存知の方も多いだろうが、一月十七日、私の小説が芥川賞に決まった日の夜、東京でバカな記者会見をした。女優の言葉を引用し、自分がもらって当然と言い、さらに石原慎太郎都知事に言及した。その後のさまざまな報道のされ方の中には、事実と違う部分がかなりある。終わったこととはいうものの、私の知っている範囲の事情を、どうしても書いておきたい。 まず、十七日の会見の段階で私は、石原氏が六日に行った、今度の芥川賞候補作はバカみたい、という発言を全く知らなかった。正確な内容を知ったのは十八日になってからだ。次に、会見内での、もらって当然、都知事と都民のためにもらっといてやる、という言い方は、はっきり言うと最終候補になるずっと前から、もしその時が来たら言ってやろうと準備していたものだった。だから、六日の都知事の発言に田中がかみついた、というのはメディアが勝手に作った図式だ。 もう一
芥川賞の選考委員を務めている東京都の石原慎太郎知事は18日、報道陣に対し、「全然刺激にならない」と述べ、選考委員を今回限りで退く考えを明らかにした。 石原知事は、「いつか若いやつが出てきて、足をすくわれる戦慄を期待していたが、刺激にならない。自分の人生にとって意味合いもない」と語った。 石原知事は、1995年から同賞の選考委員に加わっていた。
「共喰(ともぐ)い」で芥川賞を受賞した田中慎弥さん(39)は、ジャケットに紺のタイ、デニムパンツという服装。5度目のノミネートを経ての受賞だったが、その顔に笑みはなく、浮かない表情で会見場に登場。脱力したような、斜に構えたような態度で席についた。 --まず一言 「確か、(米女優の)シャーリー・マクレーンが何度もアカデミー賞にノミネートされた末にようやく取ったとき、『私がもらって当然だと思う』と言ってたらしいが、だいたいそういう感じです」 《会場、爆笑》 「4回も落とされたので、断るのが礼儀といえば礼儀。でも私は礼儀を知らないので、(芥川賞を)もらうことにした。断って、気の小さい選考委員-都知事が倒れて都政が混乱してはいけないので。都知事閣下と都民各位のために、もらっといてやる。もう、とっとと終わりましょうよ」 《体をひねって嫌がる田中さん》 --今回は東京ではなく地方在住の作家の受賞が
2011年09月24日 海外の長編小説ベスト100 Tweet 0コメント |2011年09月24日 10:30|書籍・読書|Editタグ :海外小説 >http://hatsukari.2ch.net/test/read.cgi/news/1316795517/ 当ブログサイトはアフィリエイト広告、バナー広告を利用しています。 81 :(dion軍):11/09/24 01:56 ID:8+EADceR0 季刊誌「考える人」2008年春号 特集「海外の長編小説ベスト100」 http://blog.livedoor.jp/ina1/archives/50471364.html 94 :(岩手県):11/09/24 01:59 ID:f8IR+Iyi0 >>81 それ全部読んだやつって、周りから相当にウザがられるって気がするw まあ、面白いけど 103 :(catv?):11/09/24
ぼくがみんなに質問したいことなど皆無(かいむ)ですが、みんなに質問してほしいことがあります。 みんなが講談速記本(こうだんそっきぼん)について、知りたいことを質問(しつもん)してください。 知りたいことがない人は無理矢理(むりやり)でもいいから考えて、ジャンジャン質問してください。 講談速記本(こうだんそっきぼん)を知らない人は、適当(てきとう)でいいので講談速記本(こうだんそっきぼん)を想像して質問をしてください。 なるべくがんばって質問に答えようと思いますから、熱意(ねつい)を持って質問をしてください。 あと夏休みの宿題で明治文学のことが出てる人がいたら、そのことについて質問してもいいですけど、その場合はぼくにカラースターをください。 それではよろしくお願いします。
どう生きたらいいかを考えさせる本などといった話題は書くものではないと思っていたが、ちょっとした機会でもあるので簡単に書いてみたい。 人生とは何かということをもっとも究極的な形で描きだしているのは、ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」(参照)だろうと思う。が、これは万人向けではない。皆目わからない人もいる。お薦めはしづらい。 日本人として生きていて、人生で突き当たる本質的な問題を実験的な形で描いていったのは夏目漱石の小説である。極点は「明暗」(参照)だろうが、できれば、その他の小説から読み進めたほうがよい。おそらく日本近代の知識人が抱える本質的な問題が、人によってはということはあるだろうが、自分のことのように問われている。 このブログを書き始めてからはなぜか言及してこなかったが、ドストエフスキーやら漱石といった、いかにも文学というものでなければ、山本周五郎の小説を薦めたい。人情と人生とい
日本を代表するSF作家、小松左京さんが26日、肺炎のため80歳で亡くなりました。 小松さんは、代表作「日本沈没」のなかで、「日本人とは何か」を問いかけ、さらに「人類はどうあるべきか」といった深いテーマにも取り組んできました。 小松さんの取材をした緒方英俊記者がその世界の一端を紹介します。 人類の未来を見つめた作家 「これから本当に、人類社会をどのようにしていったらよいのか、知恵を絞る時代が来ている」 「日本沈没 第二部」が完成したとき、取材に伺った私に、小松さんは話しました。 あれから5年。 さまざまなことを問い続けてきた巨匠が亡くなりました。 小松さんは、大阪市で生まれ、京都大学在学中に同人誌で作品を発表し、雑誌「SFマガジン」で作家としてデビューしました。 新型ウイルスの恐怖を扱った「復活の日」や壮大なスケールの「果しなき流れの果に」。 そしてブラックホールに立ち向かう人
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | All Pages 【バルセロナ共同】9日のスペインのカタルーニャ国際賞授賞式で配布された作家村上春樹さんの受賞スピーチの原稿全文は次の通り。(原文のまま) 「非現実的な夢想家として」 僕がこの前バルセロナを訪れたのは二年前の春のことです。サイン会を開いたとき、驚くほどたくさんの読者が集まってくれました。長い列ができて、一時間半かけてもサインしきれないくらいでした。どうしてそんなに時間がかかったかというと、たくさんの女性の読者たちが僕にキスを求めたからです。それで手間取ってしまった。 僕はこれまで世界のいろんな都市でサイン会を開きましたが、女性読者にキスを求められたのは、世界でこのバルセロナだけです。それひとつをとっても、バルセロナがどれほど素晴らしい都市であるかがわかります。この長い歴史と高い文
1:名無しさん@涙目です。:2011/02/28(月) 14:09:03.60 ID:hNG53o880 元スーパーカー・中村弘二が、新バンドLAMAを始動! 元スーパーカーのメンバーで、現在ソロプロジェクト・iLL(イル)としても活躍中の中村弘二、 同じく元スーパーカーのフルカワミキ、元NUMBER GIRL(ナンバーガール)の田渕ひさ子、 ソロプロジェクト・agraphで活動中の牛尾憲輔が、新バンド「LAMA」を始動させたことが28日、わかった。 メンバーは、1997年にデビューし、独自のポップセンスで人気を集めるなか、 2005年2月に惜しまれつつ解散した4人組ロックバンドのスーパーカーのボーカル&ギターで、 現在ソロプロジェクト・iLLとしても活躍中の中村と、同じく元スーパーカーでボーカル&ベースのフルカワ。 そして、元NUMBER GIRLで、現在bloodthi
とある仕事で、話題の人物・石原都知事の本を読み返していた。 石原慎太郎の小説は、肌にあうものが少なく、代表作のひとつ「太陽の季節」も、「どうです! 若者らしいでしょう!」という押しつけがましさが嫌だった。 もっとも昔の青春小説なのだから、そう感じるのもしょうがないけれど、「太陽の季節」に限らず、まず既成モラルへの挑戦というテーマうんぬんの前に、ヨット、ボクシング、モーターボート、ナイトクラブ、親分の息子とつるんで豪遊とか、体育会系で友人自慢な感じが鼻持ちならず、なにかといえば金持ち大学生であったりとか、職業が医者という設定なども気に食わなかった。「ヨットなんか知らねえよ、タコ!」というか。 もうひとつの代表作・長編「化石の森」にしても、長すぎて読めなかったが、とにかくドストエフスキーがやりたかったんだろうなあと思った覚えがある。 そんなわけで合わない作品が多いけれど、数年に一度は読み返して
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