「海の日」の18日、東日本大震災や原発事故の影響などを受け、観光客数が伸び悩んでいる千葉県内海水浴場の魅力をアピールしようと、森田健作知事は、九十九里町の片貝海岸で行われたイベントに参加した。 子供たちと綱引きやスイカ割り、海に入るなどした森田知事は「海水砂浜も放射性物質の検査を行い、安全が確認されている。ぜひ遊びに来てほしい」と呼びかけた。また、特産のイワシやハマグリの料理約1千食分が無料で振る舞われ、食の安全もアピールした。 この日は、台風6号の接近で波が荒れたものの、海岸ではパラソルを広げる海水浴客の姿が多く見られた。ただ、同海岸に海の家を開設する経営者の一人は「例年の2~3割程度しか人が入っていない。イベントを通して風評被害をはねのけたい」と話していた。