待ちに待ったシングルだ。しかも“愛すべき今日”“TEKUMAKUMAYAKON”“めんどくせい”の3曲すべてが新曲である。この曲たちを作ることで、自分たちの等身大を受け入れ、肯定し、本来持っている自分たちの力をこれまで以上に解放した宮本浩次。新たな次元に立ったエレファントカシマシが感じられるインタヴューの一部を、7月30日発売の『ROCKIN’ON JAPAN』9月号に先駆けてお届けする。 インタヴュー=山崎洋一郎 撮影=半沢克夫 “あなたへ”って、ようやく曲を作りはじめることができたっていう喜びの第一段階だったんだね。それを経て、次は武道館があって。自分たちとしては非常に気分よく2日間の武道館のコンサートをやって。それで整理して、今回、この3曲を作ったことで元気になれました。自分の歌声と、自分がロックミュージシャンってじわっと思って生きてることを実感できて 49年生きてきたけど、普段ね、