31日、北海道苫小牧市の沖合で起きたフェリーの火災は発生から丸1日がたっても鎮火していません。依然として、乗員1人が行方不明となっていて、海上保安本部は2日以降も安全を確保しながら船内を捜索することにしています。 フェリーの乗客乗員合わせて94人のうち、93人は別の船に乗り換えて避難し、けがはありませんでしたが、乗員で消火作業に向かった2等航海士の織田邦彦さん(44)は依然として行方が分かっていません。 海上保安本部は、巡視船などを出して放水を続けていますが、今も鎮火しておらず、船尾のダクト部分から煙が上がっています。 1日は特殊救難隊員が2度にわたって船内に入り、火元とみられる車両デッキ付近などで織田さんを捜しましたが、煙や高い温度にはばまれて手がかりは見つからなかったということです。 海上保安本部は、2日以降も、煙や温度の状況などをみながら、安全が確認されしだい、織田さんの捜索をするこ