記者会見で頭を下げるみずほフィナンシャルグループの岡部俊胤副社長=東京都中央区の日銀金融記者クラブで2013年10月4日午後5時、木葉健二撮影 みずほ銀行が信販会社を通じて暴力団員らに融資していた問題では、行内でその事実を把握した2010年12月以降、当時の副頭取ら5人の役員が法令順守を担当し、事実上これを放置。「ずさんな対応」が連鎖し問題融資の情報が生かされず、顧客らの不信感を招いた。みずほ銀は再発防止策の策定とともに、佐藤康博頭取、塚本隆史会長らの報酬カットなどの処分を検討する。 【みずほ銀はようやく会見を開いたが】解明ほど遠い会見での説明 親会社のみずほフィナンシャルグループ(FG)の岡部俊胤(としつぐ)副社長は4日の記者会見で、10年当時の担当副頭取について「知っていたと言わざるを得ない」と説明。みずほ銀は5日現在、担当だった5役員のうち副頭取1人、常務3人の計4人が「(問題を)