アニメ映画『君の名は。』(新海誠監督)が164億円を突破する大ヒットを記録している中、大今良時氏の漫画をアニメ化した映画『聲(こえ)の形』(山田尚子監督)も、公開6週目に突入した10月22・23日の週末でさらに動員を伸ばし、予想を大きく上回る興行収入19億円を突破した。23日時点での成績は、累計観客動員数146万4305人、興収19億1345万1500円。 【写真】映画『聲の形』別カット 『君の名は。』がお化けヒットしていることもあって見劣りするかもしれないが、公開館数120館でスタートした劇場用のアニメーション映画が20億円に迫る興収を上げているのだから、大成功だ。ヒットの背景には、『君の名は。』の影もチラつく。 8月26日に公開されるなり爆発的なヒットとなった『君の名は。』。上映前に、『聲の形』の劇場予告を観たという人も多かったのではないだろうか? 映画宣伝において、TVスポットと