パリオリンピックが開幕した。 日本では、体操女子日本代表のエース・宮田笙子選手の飲酒と喫煙問題。 それに続くオリンピック出場辞退の話題がくすぶっている。 「法律とルールを破ったのだから、オリンピック出場辞退は当然であり、自業自得」なのか、 「オリンピックを目指して努力してきた若い選手に対して厳しすぎる。日本社会があまりに不寛容」なのか。 私にはよく分からない。 どちらの言い分も正しいので、要はバランスの問題なのだろう。 そんなことより私が気になったのは、誰がどのような動機でその問題を通報したのかということだった。 内部からの情報提供ということだが、オリンピック開催が目前に迫り、宮田選手も事前合宿地入りしていて、今さら選手交代(補欠選手の繰り上げ出場)もできなくなっている時期に、どうしてわざわざ? こんな大事になってしまうくらいだから、その情報提供は揉み消せるような内容ではなかったのだろう。