ブックマーク / chokudai.hatenablog.com (18)

  • ITベンチャー社長のTwitter活用戦術について - chokudaiのブログ

    主語がちょっと大きいですが、せっかく話題になったので、自分のTwitterに対する戦術・考え方を書いていきたいと思います。 あんまりこういう戦略を書くものでもないと思ってはいるものの、色々誤解されてるよりは、考えを把握してもらえた方がまだ理解が得やすいかなあ、ということで。興味がある方だけどうぞ。 前提 BtoCの要素があるサービスを運営している サービス内容が理解されづらい お金がそんなにない サービスを使ってもらうには? 何かサービスを作ったとして、それを多くの人に使ってもらうにはどうしたら良いでしょうか? 一般的な戦略は、 興味を持ちそうな母集団に対して広告を打つ 広告を見て興味を持った人に使ってもらう みたいな流れになります。ただ、これにはいくつか欠点があり、 広告を打つのはかなりお金がかかり、ベンチャーには辛い 知るだけで興味を持ってもらいやすいコンテンツであれば単なるWeb広告

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  • 競技プログラミングの強みと「典型力」について - chokudaiのブログ

    「典型問題」という言葉。競技プログラミングにおいて、皆さん絶対聞いたことがある単語だと思います。少し長くやっている人であれば「典型とか言われているけど全然わからない」みたいなことも、よくあるんじゃないでしょうか? そこで、今回は、「典型問題って何なのか?」みたいな話を、ちょっとしっかり書いていこうかな、と思います。 誰もが「典型問題」と疑わない問題について 例えば、こんな問題が出たら、誰もが「典型問題」という言うでしょう。 N個の地点があり、Mの道路で結ばれている。各道路には、反対側の地点に行くためにかかる時間が与えられている。 A地点からB地点に行くまでの時間を出力しなさい。 これは、最短経路問題そのままですし、ダイクストラ法などのアルゴリズムをそのまま適用して解くことのできる問題です。これが、一番分かりやすい典型問題です。 まとめ:「名前をついているアルゴリズムをそのまま実装」が、一

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  • 競技プログラマは競プロのコンテストを開いてる会社に就職しろ! - chokudaiのブログ

    この記事は、Competitive Programming Advent Calendar 2016の12/4の記事です! 日程勘違いしてました!遅刻ごめんなさい! www.adventar.org さて、語りたいのはタイトルの通りです。 はい。みなさんこう言いたいですよね? ポジショントークですよね? と 半分そうです。でも半分は違います。 ということで、その半分違う部分について説明しようかなぁ、と思います。 どうして競技プログラミングのコンテストを開くのか? 競プロのコンテストを開く企業はたくさんあります。 ここ1年ちょっとでAtCoderでコンテストを開いた企業だけを見ても、規模が大きい順で、 株式会社リクルートホールディングス KLab株式会社 DISCO株式会社&ディスカバリー・ジャパン株式会社 株式会社ドワンゴ 株式会社MUJIN などなど、いろんな会社がコンテストを開いていま

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  • 僕に彼女が出来なかった理由 - chokudaiのブログ

    たまには真面目におバカな記事を。彼女はまだいません。 「どうして私のことが好きなの?」 「どうして僕のことが好きなの?」 こういうことは、男女どちらにしても、聞きたくなることがあるんじゃないかと思う。僕も聞きたい。聞く相手がいないけれども。 なぜ聞きたくなるか?これは簡単だ。「好かれている理由を知ると安心できるから」である。さて、これをよく考えよう。 「好き」 ←これは安心できない 「○○だから好き」 ←これは安心できる 「○○とか××とか色々あったよね。それで、貴方って△△だなぁって思って好きになったんです」 ←すごい安心できる つまりだ。これを式にするとこうなる。 A ←安心できない A→B ←安心できる (A&B)→C ←すごく安心できる ってことなんですよ。 これが表すのは何か? 人間は、理想的な恋愛において、論理的な複雑性を求めている。 論理的な複雑性が前提にあることにより、疑う

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  • 大学院在学中にレールに乗ったまま起業した話 - chokudaiのブログ

    レールに乗らないで起業するのがブームみたいなので、レールに乗ったまま話もしようかなぁ、と思ったので、書いてみます。 参考: (2021/04/01追記 リンク先が危険なページになってたので、リンクを削除しました。) 過去を語りながら起業に至った経緯を語るのが流行ってるみたいなので、便乗しようかなあ、と思います。もう5年目だけどねw 中学・高校時代 小学校時代は、算数が得意で、筑駒って言う凄い中学に入りました。 でも中学だと、それが全然通用しませんでした。得意分野ならついていけるものの、苦手科目はお話にならず、下1割から2割の成績でした。このあたりで僕は悟ります。僕はそれなりに頭がいいけれども、トップクラスと戦えるほど、平均的に頭が良い人間ではない、ということを。 高2で肘を壊し野球部をやめ、パソコン研究会に頻繁に顔を出すようになります。といっても、そこではボードゲーム麻雀やパソコンのフリ

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  • 何かを極めるということ。 - chokudaiのブログ

    この記事は、社長としてではなく、競技プログラミングの1選手としての記事になります。あんまり初心者への配慮とかしてません。 おそらく多くの人は、実践的に使えるアルゴリズムとかの記事を望んでるんだと思うんだけど、僕はどちらかというと、精神論のほうが得意なので。 近頃、当に弱くなったなぁ、と感じることが多い。 いや、周りが強くなったのかもしれない。昔判らなかった問題でも、今なら解ける。そういう問題は多い。それを考えると、昔よりは強くなっているが、相対的に弱くなっているだけかもしれない。 そりゃまぁ、RedCoder(Rating2200以上。日で30人程度の水準)を保つ程度なら出来る。確かにRedCoder手前に壁はある。だが、まともにコンテストに取り組んで、解けなかった問題をすべて復習する、それを数年間続けてれば、ある程度のセンスがあれば辿り着ける領域だ。さすがにそこから滑り落ちることはな

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  • AtCoderはどうやって年商10億円を超えるのか?プログラミングコンテスト運営会社の野望 - chokudaiのブログ

    (16/02/01追記) タイトル釣りだって多くの人に言われたので、タイトルの「越えた」→「超える」に直しました。注釈芸と一貫性を持たせるとこういうタイトルが自然かなぁ、と思ってたので、タイトル釣りの自覚はあんまりなかったです>< ごめんなさい>< はじめに この記事には、嘘が多く書かれています。タイトルも大嘘です。現状と展望を交えた記事が書きたかったんです。が、タイトルを除いて、明確に嘘である点には脚注をつけています。*1 嘘以外にも脚注がついてることもあります。もちろん、嘘だと思わずに文で嘘を言っている可能性は0ではありません。 スマホは知りませんが、PCではマウスカーソルを合わせることにより脚注を見ることが可能です。脚注を見ながら記事を楽しんでください。 そもそもAtCoderって何? AtCoderというのは、競技プログラミング*2の大会をWeb上で開催する会社です。受託開発など

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  • ちやほや駆動開発 ~めぐるちゃんになった1か月~ - chokudaiのブログ

    はじめに 僕は、競技プログラミング、という競技で、トップクラス、とギリギリ呼べるくらいの選手です。こうした実力をキープするのに、一番大切なのは、練習を続けることだと思っています。練習を続けるにはどうすれば良いでしょう?たくさんの練習をするには、モチベーションを高める必要性があります。 さて、それでは、どうしたらモチベーションが高まるか?僕は、ちやほやされるとモチベーションが高まります。世界○位を取ったら嬉しい、というのもありますが、「世界○位なんてすごい!!!」とちやほやされる方が嬉しいくらいかもしれません。 さて、そんな自分ですが、最近ちょっと問題があります。 ある程度良い成績を取るのが当然になってしまったので、多少良い成績を取ったところで、誰もちやほやしてくれなくなってしまったのです。困った。これは困った。これではちやほやしてもらえない。これでは、現在の実力を保つことが出来ません! さ

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  • 今すぐフォローすべき競技プログラミング界のスーパーエンジニア - chokudaiのブログ

    今すぐフォローすべきnode.js界のスーパーエンジニアの便乗です。 競技プログラミングは、最近ようやく書籍化されたものの、やはり殆どの知識はインターネットに頼ることとなります。解けない問題を独力で解決するのは非常に難しく、特にリアルタイムのコンテストなどに出場される際には、こうした人々をフォローし、考え方・解法を徐々に身に着けていくことで、様々な問題を解決できるようになるでしょう。 筆者の主な活動場所がTopCoderなので、TopCoderの人がメインになっちゃうかと思われます。あと無断で紹介してるので、マズかったら教えてください。 紹介前の補足 実績を書く際に、TopCoderのRatingを引用するので、TopCoderのレーティング分布を紹介しておきます。 この分布における、Rating 2200以上の赤い人が、RedCoderと呼ばれる人達です。 Algorithm部門において

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  • 人生を最大限に楽しむための方法 〜アルゴリズマー的人生最適化〜 - chokudaiのブログ

    今までのブログでもう判ってもらえているかと思いますが、僕は「頭を適切に使って論理的に考えると人生が楽しくなるよ!」って主張を強く持っています。その主張が現状少し弱く感じたので、一つ具体例として、「人生をアルゴリズマー的に最大限楽しむ方法」というのを少し紹介してみようと思います。数式を多用していますが、ぶっちゃけ読み飛ばしても読めると思うので、数学アレルギーの人は適度に読み飛ばして読んでくださいな。 目的を明確に定義する さて、「人生を最大限に楽しむための方法」とありますが、そもそも最大限に楽しむって何だろう?って問題が発生します。そこで、問題を明確に定義しましょう。まずは、貴方が、ある瞬間でどれくらい楽しさを感じているか、という関数fを定義します。この関数fは、貴方の行動、または選択の集合Aと、その時の時間tを与えて、f(A,t)とすることが出来ます。よって、これを人生の間で積分して最大化

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  • 全ての高校生・大学生のために - chokudaiのブログ

    http://d.hatena.ne.jp/kanedo/20100309/1268136348 高校時代の友人がこんな良エントリを書いてくれました。自分の場合はこんなに知性的な文章やら色んなアドバイスは出来ないけれども、あくまでも自分なりに書いてみようかな、と思います。元記事ばこれから大学に入学する新入生のために、となっていますが、あえてそこだけに絞ることもないかなぁ、ということで。就職に関しての意見をかなり交えていますが、就職活動等を行っていない人間なので、間違いはかなり多いかと思います。 大学とはどういったものか、を再認識する そもそも忘れがちなのは、「大学は学問をする所である」ということです。「学歴を作る所」ではありません。「そんな勉強なんてしたくない」、という意見を持っている人は多くいるかと思います。大学はモラトリアムを堪能するべきだ、サークル活動などに力を入れるべきだ、大学の勉

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  • 競技プログラミングと現代社会、および就職について - chokudaiのブログ

    AtCoderはここ数年で大きく成長し、関わりのある企業も大きく増えました。競技プログラミングが社会に与える影響も、確実に変化してきています。 そのあたりについて、僕から見えているものをざっくりと書いていこうと思います。 そもそもAtCoderってなに? AtCoderは、プログラミングのコンテストを毎週オンラインで開催している企業です。土曜日午後9時頃に、毎週3000人程度のプログラマが参加しています。基的にはスポンサーがついていないコンテストをしていますが、就活シーズンには、多くの企業がAtCoderを利用したコンテストを主催しています。 AtCoderの利用企業 ここ 1 年間でAtCoderで大きめの取引があった企業(殆どがコンテスト実施)は以下の通りです。(株式会社とかその辺は省略してます。抜けがあったらごめんなさい。) KLab リクルート ドワンゴ DISCO MUJIN

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  • 競技プログラミングとChatGPTを含むAIについて - chokudaiのブログ

    はじめに この記事は、ChatGPTを受けての競プロ周りの情報、およびchokudai個人の意見を発信したものです。基的にはAtCoderの運営についても同方針を取る予定ですが、方針が変わり次第、AtCoderのHP/Twitter等で告知されます。 現在のAtCoderにおける競プロAIの実力についての事実 AtCoderのコンテストに対するソースコードはインターネット上に多くあり、おそらくそれを学習してChatGPTなどが作成されているため、過去問を利用して解ける/解けないを判定すると、過剰に解ける側に寄ってしまいます。 そこで、最新のコンテストで調査した事例について、Twitterからいくつか引用します。 ABC280にChatGPTを参加させてみました。結果はC問題まで解くことができ、順位は7245人中5290位でした。 A問題→ノータイムで正解 B問題→ノータイムで正解 C問題

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  • 【AtCoder】株式会社電通から3億円の投資を受けた話 - chokudaiのブログ

    タイトルの通り、日3億円の投資を受けました。 prtimes.jp 「よくわかんないけど凄い!」ってポジティブに捉えてもらえるか、「AtCoderがコントロールされちゃいそう!怖い!」ってネガティブに捉えるか、両極端に分かれるニュースかなと思ってます。 はじめに言っておくと、AtCoderの評価はかなり高くしてもらえたので、この額の投資では、そんなに大きな影響力はありません。自分がこうやって好き勝手ブログを書けるくらいには自由です。なので、「AtCoderが変わっちゃう><」みたいな心配はしないで大丈夫です。 凄くなるかどうかはここからどう展開していくかによって決まると思ってます。そもそもAtCoder社が億単位の投資を受けることが可能なポテンシャルがあるのは自明ですし、そんなところで凄いって言われても困ります。ということで、現状のAtCoder社の状況や今後の展望について説明していきた

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  • AtCoder(競技プログラミング)の色・ランクと実力評価、問題例 - chokudaiのブログ

    最新の情報はAtCoder公式情報サイトAtCoderInfoに記載されています info.atcoder.jp 以下、古い記事の内容となります。 近頃「AtCoderの色を就活等でアピールしたい時に上手く出来ない!」と言われるので、「どれくらいのレベルの人なの?」という説明と、エンジニアさん向けに「実際どういう問題が解けるの?」というまとめを書いておきたいと思います。解き方のヒントが書いちゃってあるので、自分で解きたい人は、ヒントを読む前に解いてください。 Update履歴 2020/6/22 茶色・緑色に関する評価を書き足しました。参加人数を更新しました。 2022/10/02  アップデート要求が多くありますが、現状でも大きな変化はありません。(この文章を追記しました) 2023/12/09 公式サイトへのリンクを冒頭に追加しました。この記事は昔のものになります。 大前提:AtCod

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  • ヤマト運輸プログラミングコンテストに関して - chokudaiのブログ

    AtCoder代表取締役社長のchokudaiです。ちょっと説明が届いてない+誤解も含まれている、と思う点があるので、Twitter発信だけでなくblogでも発信しておきます。 要約すると、 著作権周りはAtCoderの対策不足。ヤマト運輸さんは悪くない 賞金額は海外と比べても相場通り。 やりがい搾取云々はどうなんだろう? みたいな内容です。 今回の話の前提について ヤマト運輸プログラミングコンテスト2019が、先日発表になりました。 atcoder.jp 公開当初は「ヤマト運輸すごい!」みたいな意見が多かったんですが、主にはてなブックマークや、競プロ界隈外のTwitterから、 著作権譲渡は良くないのではないか? コンテストの形をした、実質外注のやりがい搾取ではないのか? と言った意見がそれなりに出てきている状態です。それについてコメントしていきたいと思います。 著作権の扱いは要議論、責

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  • 競技プログラミングの在り方 ~「競技プログラミングを我々が終わらせる」を受けて~ - chokudaiのブログ

    nuc.hatenadiary.org 競技プログラミングについての言及があったのですが、バズってる+競技プログラミングについて、納得がいかない記述がかなり多く見受けられたので、反論記事を書きました。 自己紹介 競技プログラミングの日最大企業「AtCoder」の社長を9年間続けています。競技プログラマとして、2010年から毎年1つは世界大会で入賞しています。 完全に競技プログラミング支持側の意見なので、ポジショントークを出来るだけ排除しようと心がけているものの、完全に排除することは多分出来ていないため、多数の意見と比較してもらえると幸いです。 競技プログラミングGoogle まずは肯定的な所から。 Googleに入るためには、競技プログラミングではなく、Googleに入るための勉強をするべき、という点に関しては、間違いなく正しいです。特にAtCoder競技プログラミングは、常日頃から

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  • AtCoderの社長のままトヨタ自動車にアルゴリズムグループを作った話 - chokudaiのブログ

    2022年1月より、トヨタ自動車 デジタル変革推進室 に主査(担当部長)としてジョインし、6月より、アルゴリズムグループを新設しました。 (22/08/09 11:40追記) アルゴリズムグループについての情報は以下のページにあります!!! (追記おわり) atcoder.jp 「なんで急にそんなことやってるの?」、「AtCoderの業務に集中しろよ!って思う人もちょこちょこいると思うので、そのあたりの考えを、AtCoder社長としての立場で書きたいと思います。 AtCoder・chokudaiを知らない人のための情報 ここは知ってる人は飛ばしてください。 AtCoder 2012年から提供されている、プログラミングコンテスト(競技プログラミング)のサービスです。年間70回程度のコンテストをオンラインで開催しており、世界中から40万人のユーザが登録・参加しています。 chokudai At

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