マネーサプライとは、実際の世の中の経済に出回っているお金の量のことで通貨供給量ともいいます。毎月、日本銀行が調査をして発表をしています。中央銀行を含む、金融部門全体から経済に対して供給される通貨の量で、一般の事業会社や個人、地方公共団体などが保有するお金の量を示しています。国や金融機関が持っている現金は除きます。 マネーサプライにおいて重要なのは、伸び率 インフレの指標としては、マネーサプライの絶対値よりも、対前年同月比の伸び率が問題です。 日銀当局は伸び率を監視しています。伸び率の増加は、世の中に出されている資金が増えたことになります。この資金がモノに向かうことによって、モノに対するニーズの高まりの結果、物価は上昇し、インフレを招くことになります。その増加率は、経済活動がいかに活発に行われているか、またこれから行われようとしているのかに密接な関係があります。 そのため、この指標を景気の先