新たなスマートシティのあり方をテーマに、2011年10月24日~28日に開催された国際会議&展示会「Smart City Week 2011」。2日目の10月25日には「新スマートシティ宣言(Round Table):日本発!新しいスマートシティのあり方を徹底討論」と題した国際会議が開かれた。スマートシティの主役は誰であり、その主役のニーズに応えるにはどんなプロセスが重要なのかを原点から考えると同時に、日本の強みをスマートシティ関連プロジェクトでどう発揮するかがテーマである。 都市には柔軟性と適応性が求められる 会議の午前中には、中国の政府系シンクタンクである中国社会科学院都市環境発展研究所 所長の潘家華氏と、アジア開発銀行都市開発スペシャリストのJingmin Huang氏が登壇し、中国とアジアにおけるスマートシティのニーズを紹介した(図1)。 まず潘所長は、「中国は今、新たな都市開発、