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2022年11月8日のブックマーク (51件)

  • 2022年3月に月の裏側へ衝突した人工物が残したクレーター、NASA月探査機が撮影

    【▲ 2022年3月4日に人工物の衝突によって形成されたとみられる二重構造のクレーター(Credit: NASA/Goddard/Arizona State University)】こちらはアメリカ航空宇宙局(NASA)の月周回衛星「ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)」が取得した月面の画像です。地球からは直接見ることができない月の裏側にある「ヘルツシュプルング・クレーター」(直径約570km)から北東にやや離れた場所が捉えられています。 矢印の先には、直径16m(左側)のクレーターと直径18m(右側)のクレーターが重なり合った一組のクレーターが写っています。実はこのクレーター、NASAによれば天然のものではなく、人工物によってつい最近形成されたクレーターなのだといいます。 ■2022年3月に衝突した人工物によって形成、二重構造が手がかりになるかも?【▲ 2022年3月4日に月の裏側

    2022年3月に月の裏側へ衝突した人工物が残したクレーター、NASA月探査機が撮影
  • 土星のような環を木星が持たないのはなぜか、その理由に迫った研究成果

    【▲ ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した木星。2021年9月4日撮影(Credit: NASA, ESA, A. Simon (Goddard Space Flight Center), and M.H. Wong (University of California, Berkeley) and the OPAL team)】太陽系最大の惑星「木星」と、その次に大きな惑星「土星」。木星と土星はどちらも水素やヘリウムを主成分とした巨大ガス惑星ですが、土星は水の氷が主成分の巨大な環を持っています。木星にも塵を主成分とする環がありますが、土星の環と比べて非常に薄くて暗いため、1979年に「ボイジャー1号」が木星を接近観測するまで発見されることはありませんでした。 ■巨大なガリレオ衛星が巨大な環の形成を妨げた可能性今回、カリフォルニア大学リバーサイド校の天体物理学者Stephen Kaneさんと同大学の

    土星のような環を木星が持たないのはなぜか、その理由に迫った研究成果
  • 同じ世代の星ばかり? 謎めいた球状星団「Ruprecht 106」

    【▲ 球状星団「Ruprecht 106」(Credit: ESA/Hubble & NASA, A. Dotter)】こちらは「ケンタウルス座」の方向にある球状星団「Ruprecht 106」(ループレヒト106)です。 球状星団とは、数万~数百万個の恒星が球状に集まっている天体のこと。天の川銀河ではこれまでに150個ほどの球状星団が見つかっています。色とりどりに輝く宝石のような星々が視野一面に散りばめられた球状星団には、銀河とはまた違った美しさを感じます。 画像を公開した欧州宇宙機関(ESA)によると、球状星団を構成する星々は年齢や化学組成が異なる2つ以上の世代に分かれていることが近年の観測によって判明しています。ところがごく一部ではあるものの、同じ世代の星々だけで構成されているとみられる球状星団もあるといいます。このような少数派の球状星団を、ESAは“謎めいた球状星団(Enigmat

    同じ世代の星ばかり? 謎めいた球状星団「Ruprecht 106」
  • 天王星と海王星の「色」のちがい。なぜ海王星の方が青いのか?

    【▲2021年にハッブル宇宙望遠鏡によって捉えられた天王星(左)と海王星(右)の外観。天王星は明るい北極付近にスポットライトが当たっている。海王星には北半球に「暗班」が見られる(Credit: NASA, ESA, A. Simon (Goddard Space Flight Center), and M. H. Wong (University of California, Berkeley) and the OPAL team)】天王星と海王星には、質量、サイズ、大気組成など、多くの共通点があります。ところが、その外観(色合い)はかなり異なっています。可視光で見ると、海王星は豊かで深い紺碧の色合いですが、天王星は淡いシアンの色合いをしています。2つの惑星の色のちがいは、どのような原因によるものなのでしょうか? 新しい研究によると、両方の惑星に存在する凝縮された「靄(もや)」の層は、天王

    天王星と海王星の「色」のちがい。なぜ海王星の方が青いのか?
  • 日本や中国で記録された「1181年の超新星」に対応する天体を特定か

    【▲ 超新星の抽象的なイメージ(Credit: vitacop)】今から840年前の西暦1181年8月、カシオペヤ座の方向に土星と同じくらい明るい「客星」が出現しました。翌1182年の2月まで半年間に渡り輝き続けたという客星は、藤原定家の「明月記」をはじめ、日中国の文献に記録が残されています。当時記録された客星は超新星だったと考えられていますが、香港大学のAndreas Ritterさんたちの国際研究グループは、この「1181年の超新星」によって誕生した天体を特定したとする研究成果を発表しました。 ■1181年の超新星は「Iax型超新星」だった可能性【▲ 赤外線・可視光線・紫外線の波長を用いた観測データをもとに、パーカーの星とPa 30の特徴を示した図。画像aにはリング状の構造が現れている。画像bの白い曲線はX線放射の強度に対応。画像cでは淡いシェル構造が強調されている。スケールバーは

    日本や中国で記録された「1181年の超新星」に対応する天体を特定か
  • 星の死と星の誕生。若い超新星残骸「N63A」

    【▲ ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された超新星残骸「N63A」の画像。物凄いスピードで膨張している(Credit: NASA/ESA/HEIC and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA))】こちらの画像は10月12日付で公開されたNASAの「日の1枚」です。ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された超新星残骸N63Aの画像です。 N63Aは私達の天の川銀河から16万光年ほど離れた不規則銀河「大マゼラン雲」の星形成領域にあります。ちなみに、不規則銀河とは、その形態が、楕円銀河、レンズ状銀河、渦巻銀河、棒渦巻銀河などのハッブル分類に当てはまらない銀河の総称です。 太陽の8倍以上の質量を持つ重い星はその最後に大爆発を起こします。これを超新星爆発といいます。その後には中性子星やブラックホールなどが残されます。 超新星残骸は、この超新星爆発の名残で、物凄い速さで

    星の死と星の誕生。若い超新星残骸「N63A」
  • 重力で結ばれた美しき星々の集い。ハッブルが撮影した”いて座”の球状星団

    【▲ 球状星団「NGC 6558」(Credit: ESA/Hubble & NASA, R. Cohen)】こちらは「いて座」の方向約2万3000光年先にある球状星団「NGC 6558」です。球状星団とは、数万~数百万個の恒星が互いの重力に引き寄せられて密集している天体のこと。数え切れない星々が青、赤、白と様々な色で輝く宝石箱のようなその様子は、渦巻く銀河とはまた違った美しさを感じさせます。 天文学者にとって、美しき球状星団には別の魅力があります。画像を公開した欧州宇宙機関(ESA)によれば、球状星団を構成する様々な星々はほぼ同時期に形成されたものであり、誕生当時の化学組成はどれもみな同じだったと考えられています。同じ条件下で形成された異なる星々がどのように進化していくのかを調べ、理論を検証する上で、球状星団は天然の実験室として助けになるのだといいます。 冒頭の画像は「ハッブル」宇宙望遠

    重力で結ばれた美しき星々の集い。ハッブルが撮影した”いて座”の球状星団
  • 「ボイジャー2号」の海王星フライバイ探査からまもなく30周年

    2019年は「アポロ11号」による有人月面探査から50周年という記念すべき年ですが、太陽圏を突破した現在も飛行を続ける惑星探査機「ボイジャー2号」が太陽系最遠の惑星である海王星に最接近してから30周年を迎える年でもあります。 NASAのジェット推進研究所(JPL)は8月22日、ボイジャー2号の海王星フライバイ当時の様子などに触れた30周年を記念するプレスリリースを公開しました。 【▲ ボイジャー2号が撮影した海王星(Credit: NASA/JPL-Caltech)】■地球の1000分の1しか太陽光が届かない海王星をブレずに撮る1977年8月に打ち上げられたボイジャー2号は、翌月に打ち上げられつつも先行した姉妹機の「ボイジャー1号」に続き、木星(1979年7月)と土星(1981年8月)のフライバイ探査を遂行。1986年1月には人類初にして唯一の天王星フライバイ探査を行いました。海王星に最接

    「ボイジャー2号」の海王星フライバイ探査からまもなく30周年
  • 木星のコアは誕生直後に破壊され、今もその影響が続いている可能性が浮上

    米ライス大学は8月14日、およそ45億年前に誕生したばかりの木星のコアが巨大衝突によって破壊され、今もその状態が続いているとするShang-Fei Liu氏らの研究成果を発表しました。自然科学研究機構アストロバイオロジーセンターの堀安範氏も参加した研究内容は論文にまとめられ、同日付でNatureのオンライン版に掲載されています。 原始惑星と正面衝突した若き木星の想像図(Credit: K. Suda & Y. Akimoto/Mabuchi Design Office, courtesy of Astrobiology Center, Japan)■木星のコアは密度が低かった現在木星ではNASAの木星探査機「ジュノー」が周回探査を行っています。数多くのクローズアップ画像で私たちを驚かせてくれるジュノーですが、外からは見えない木星内部の構造を明らかにすることも重要な任務のひとつです。 ジュノ

    木星のコアは誕生直後に破壊され、今もその影響が続いている可能性が浮上
  • 電波&赤外線で観測された大マゼラン雲の「タランチュラ星雲」

    【▲ 赤外線と電波で観測された大マゼラン雲の輝線星雲「かじき座30」、別名「タランチュラ星雲」(Credit: ESO, ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)/Wong et al., ESO/M.-R. Cioni/VISTA Magellanic Cloud survey. Acknowledgment: Cambridge Astronomical Survey Unit)】こちらは南天「かじき座」の方向約17万光年先にある輝線星雲「かじき座30(30 Doradus)」、別名「タランチュラ星雲(Tarantula Nebula)」を捉えた疑似カラー画像です。電波で観測されたフィラメント状(ひも状)の構造(オレンジ色に着色)と、赤外線で観測された星々や星雲の画像が使われています。 天の川銀河の伴銀河(衛星銀河)のひとつ「大マゼラン雲」(LMC:Large Magellanic C

    電波&赤外線で観測された大マゼラン雲の「タランチュラ星雲」
  • 重力波望遠鏡「KAGRA」施設内の計測器がトンガ火山噴火の影響を捉えていた

    【▲ トンガの火山噴火がKAGRAにもたらした振動(中央の波形)。国立天文台プレスリリースより(Credit: JMA, NOAA/NESDIS, CSU/CIRA, KAGRA collaboration) 】日時間2022年1月15日13時頃、トンガの火山「フンガ・トンガ=フンガ・ハアパイ」で大規模な噴火が発生しました。この噴火は潮位変動を引き起こし、気象庁によると岩手県久慈港をはじめ、国内各地で津波が観測されています。 東京大学宇宙線研究所(ICRR)は2月4日、岐阜県の神岡鉱山跡に建設された重力波望遠鏡「KAGRA(かぐら)」の施設内にある計測器が、遠くトンガで起きた噴火の影響を捉えていたことを明らかにしました。 【▲ 重力波望遠鏡「KAGRA」中央実験室内の様子(Credit: ICRR GW group)】KAGRAは長い距離を進むレーザー光を利用した「レーザー干渉計」と呼ば

    重力波望遠鏡「KAGRA」施設内の計測器がトンガ火山噴火の影響を捉えていた
  • 木星の衛星エウロパの最新画像 NASAの木星探査機「ジュノー」が撮影

    【▲ NASAの木星探査機「ジュノー」が撮影した衛星エウロパ(Credit: NASA/SwRI/MSSS/Thomas Appéré)】こちらは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「Juno(ジュノー)」に搭載されている可視光カメラ「JunoCam(ジュノーカム)」を使って撮影された、木星の衛星エウロパです。地形の特徴をわかりやすくするため、画像の色は強調されています。表面を無数の線条が走るその姿は、クレーターに覆われている地球の月とは印象が大きく異なります。 この画像は、ジュノーによる45回目の木星フライバイ(近接通過)「PJ45」が実施された2022年9月29日に撮影されました。この時、ジュノーは木星だけでなく、エウロパもフライバイして観測を行っています。NASAによると、ジュノーのエウロパ最接近時の高度は352kmでした。エウロパの高度500km以下を探査機が通過したのは史

    木星の衛星エウロパの最新画像 NASAの木星探査機「ジュノー」が撮影
  • 古い星でできた遺物のような銀河、ハッブルが撮影した“ペルセウス座”のレンズ状銀河

    【▲ レンズ状銀河「NGC 1277」(中央)(Credit: NASA, ESA, and M. Beasley (Instituto de Astrofísica de Canarias))】「ペルセウス座」の方向で輝く幾つもの銀河を捉えたこちらの画像、中央に写っているのはおよそ2億2000万光年先にあるレンズ状銀河「NGC 1277」です。レンズ状銀河は渦巻銀河と楕円銀河の中間にあたる形態の銀河です。渦巻銀河と同じように扁平な姿をしているものの、渦巻腕や棒状構造のような目立った構造は見当たりません。 NGC 1277は「ペルセウス座銀河団」を構成する1000以上の銀河のひとつです。NGC 1277には天の川銀河の2倍の星々があるものの、そのサイズは直径約10万光年とされる天の川銀河の4分の1しかないといいます。 欧州宇宙機関(ESA)によると、NGC 1277は初期宇宙の遺物(rel

    古い星でできた遺物のような銀河、ハッブルが撮影した“ペルセウス座”のレンズ状銀河
  • 木星の衛星ガニメデに太陽系最大規模の巨大な衝突クレーターを発見か

    国立天文台の4次元デジタル宇宙ビューワー「Mitaka」にて再現されたガニメデ(右)と木星(左奥)。ガニメデ表面の暗い領域には平行に何も走る溝状の地形「ファロウ」が見えている(Credit: 加藤恒彦、国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト)平田直之氏(神戸大学)らの研究グループは、惑星探査機「ボイジャー」1号・2号や木星探査機「ガリレオ」によって撮影された木星の衛星ガニメデの画像を分析した結果、直径およそ300kmの天体が衝突したことで生じたとみられる太陽系最大規模の巨大な衝突クレーターが見つかったと発表しました。 ■衝突によって形成された多重リング構造の直径は最大1万5600kmガニメデは火星に次ぐ5268kmの直径を持つ水星よりも大きな衛星で、その表面は比較的新しく明るい領域と古く暗い領域に分かれています。暗い領域にある「ファロウ(Furrow)」と呼ばれる溝状の地形に注目した研

    木星の衛星ガニメデに太陽系最大規模の巨大な衝突クレーターを発見か
  • タイタン全体の地質図が完成。緯度ごとに異なる特徴が明らかに

    土星の衛星「タイタン」は、地球以外で唯一、地表に安定した状態で液体(メタン)が存在することが知られている天体です。今回、タイタンの各地に見られる地形の特徴を記録した地質図が完成し、NASAのジェット推進研究所(JPL)から公開されました。 土星探査機「カッシーニ」による赤外線観測データから作成されたタイタン表面の様子(Credit: NASA/JPL-Caltech/Stéphane Le Mouélic, University of Nantes, Virginia Pasek, University of Arizona)■タイタンの地形は緯度ごとに明確な特徴があったタイタンの地質図。砂丘(Dunes、紫)は赤道付近、湖(Lakes、青)は極域にみられるが、そのあいだの中緯度地域には広大な平原(Plains、緑)が広がっている。クレーター(Crater、赤)は少ない(Credit: N

    タイタン全体の地質図が完成。緯度ごとに異なる特徴が明らかに
  • 地球から最も近い恒星。生命が存在する可能性の惑星 | sorae:宇宙へのポータルサイト

    太陽系から最も近い恒星系である「ケンタウルス座アルファ星」は、僅か4.3光年距離にあります。ハッブル宇宙望遠鏡の広域惑星カメラ「WFPC2」で撮影されたこの画像は、まるで暗闇の中で光るヘッドライトにも見えますね。 「ケンタウルス座アルファ星」は3つの恒星からなる三重連星で、画像左の「アルファ星A」と画像右の「アルファ星B」、画像では見えない「アルファ星C(プロキシマ・ケンタウリ)」で構成されています。太陽より少し大きい「アルファ星A」は、太陽と同じG2型で黄色、太陽より少し小さい「アルファ星B」はK1型で橙色に分類されます。 太陽と比較して非常に小さい赤色矮星の「アルファ星C」は「プロキシマ・ケンタウリ」という名称を持つ、太陽系から一番近い恒星です。近年の研究では「プロキシマ・ケンタウリ」を周回する惑星「プロキシマb」が地球によく似た環境を持つハビタブル惑星の可能性があると報じられました。

    地球から最も近い恒星。生命が存在する可能性の惑星 | sorae:宇宙へのポータルサイト
  • 接近していそうで実は離れている2つの銀河、ハッブルと地上の望遠鏡が撮影

    【▲ 並んで見える銀河「NGC 4496A」と「NGC 4496B」(Credit: ESA/Hubble & NASA, T. Boeker, B. Holwerda, Dark Energy Survey, DOE, FNAL/DECam, CTIO/NOIRLab/NSF/AURA, SDSS; Acknowledgement: R. Colombari)】こちらは「おとめ座」の方向にある2つの銀河「NGC 4496A」と「NGC 4496B」の姿。画像に向かって上がNGC 4496A、下がNGC 4496Bです。青・赤・黄と色とりどりな星々の輝きを、暗色のダストレーン(暗い雲のように見える塵が豊富な領域、ダークレーン)が引き立てているような印象を受けます。 並んで写る2つの銀河は衝突しつつあるように見えますが、実はそうではありません。欧州宇宙機関(ESA)によると、地球からの距離は

    接近していそうで実は離れている2つの銀河、ハッブルと地上の望遠鏡が撮影
  • まるで数字のような相互作用銀河「Arp 147」ハッブル宇宙望遠鏡が撮影

    【▲ 相互作用銀河「Arp 147」(Credit: NASA, ESA and M. Livio (STScI))】こちらは「くじら座」の方向約4億4000万光年先にある2つの銀河。地球からは真横に近い角度で見えている左側の楕円銀河と、リング構造を持つ残骸になった右側の渦巻銀河がペアになって、まるで数字の「10」を描いているかのように見えます。 2つの銀河は重力を介して互いに影響を及ぼし合っている相互作用銀河です。1966年に天文学者のホルトン・アープがまとめた特異銀河(特異な形態を持つ銀河)のカタログ「アープ・アトラス」には「Arp 147」として収録されています。 アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、「0」に見える右側の銀河のリング構造は、「1」に見える左側の銀河と衝突したことで形成されたと考えられています。2つの銀河の衝突によって生じた密度波が円形に広がったことで星形成活動が刺

    まるで数字のような相互作用銀河「Arp 147」ハッブル宇宙望遠鏡が撮影
  • 木星の大赤斑が最近「加速」していることが判明

    【▲ 参考:ボイジャー1号が撮影した木星(Credit: NASA/JPL)】NASAは9月28日、カリフォルニア大学バークレー校のマイケル・ウォンさん率いる研究チームが、ハッブル宇宙望遠鏡のデータを使って、木星の大赤斑の風速が最大で8%加速していることを突き止めたと発表しました。 大赤斑は木星の南半球にある渦状の巨大な高気圧性の嵐です。1665年にジョヴァンニ・カッシーニによって発見されました。その直径は、最新の観測では「16000km」ほどで、地球(直径12742kmほど)がすっぽり入る大きさになります。 しかし、残念ながら、その形成原因・構造などについては、まだ詳しくは解っていません。 【▲ ハッブル宇宙望遠鏡によって撮影された木星の大赤斑の画像。緑色で強調された最も外側のリング状の部分の風速が2009年から2020年までの間に最大で8%加速していることが判明。その風速は、現在、時速

    木星の大赤斑が最近「加速」していることが判明
  • 声が低い声優やめて

    SPY FAMILYのロイドとか チェンソーマンのアキとか 声が低くて小さいと何言ってるのか分からん時が多くてやめてほしい ボソボソ喋ってて「え?なんて?」っていいう時が多すぎる 音量大きくしたらバトルシーンで爆音になるし字幕出すのは嫌いなんだよな 同じ低い声でも大塚とか立木とかは聞こえやすいから声優としての腕なんだろうか もしくは監督側がそういうとこに配慮しないから、とかかな

    声が低い声優やめて
    temimet
    temimet 2022/11/08
    アニメだと感じないけど一部のスマホゲームだと女性声優の声と男性声優の声で全然音量違うように感じる
  • 『ザ・ファブル』単行本新刊の駅広告が展開されるも、銃器の規制のためサンマを持たされてる佐藤明が一杯に

    ろみお @romiromiooo 駅の中のファブルの広告———————— コンプライアンスでサンマ持たされとる—————————— あ——————サンマでもしっかり宣伝するなんて——————— さすがプロやな——————————— pic.twitter.com/fOkaNJu5aw 2022-11-07 00:20:29

    『ザ・ファブル』単行本新刊の駅広告が展開されるも、銃器の規制のためサンマを持たされてる佐藤明が一杯に
  • 『ファイナルファンタジー16』は半年のPS5時限独占に。PS公式トレイラーに記載 - AUTOMATON

    ソニー・インタラクティブエンタテインメントは11月7日にPS5の新たなトレイラーを公開。その中で『ファイナルファンタジー16』(以下、FF16)がPS5にて6か月間独占発売されることを明らかにした。 『FF16』は、『ファイナルファンタジー』シリーズ最新作。『FF14』を手がけた第三開発事業部が開発を担当する。開発を統括するのは、吉田直樹氏だ。舞台となるのは、クリスタルの加護を受けし大地ヴァリスゼア。この地では、クリスタルの巨塊“マザークリスタル”によってエーテルが供給され、剣と魔法の世界で人々は安息に暮らしていた。ロザリア公国、ザンブレク皇国、ウォールード王国。それぞれの国がマザークリスタルを保有することで均衡が保たれていたが、世界が“黒の一帯”に蝕まれることで、そのバランスが崩れつつあった。主人公となるのは、クライヴ・ロズフィールド。ロザリア公国の第一王子であるクライヴは弟と共にナイ

    『ファイナルファンタジー16』は半年のPS5時限独占に。PS公式トレイラーに記載 - AUTOMATON
  • XユーザーのTVアニメ『ゴールデンカムイ』公式さん: 「【訃報および放送延期のお知らせ】 TVアニメ『ゴールデンカムイ』第四期のメインスタッフのお一人が、2022年11月1日(火)にご逝去されました。 ここに謹んでお悔やみを申し上げますとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。」 / X

    XユーザーのTVアニメ『ゴールデンカムイ』公式さん: 「【訃報および放送延期のお知らせ】 TVアニメ『ゴールデンカムイ』第四期のメインスタッフのお一人が、2022年11月1日(火)にご逝去されました。 ここに謹んでお悔やみを申し上げますとともに、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。」 / X
  • ラブコメの負けヒロインの救済

    ヒロインって書いたけど、恋愛レースに負けたキャラ全般の話をしたいので別に男キャラでもいいんだけど。 ぼく勉のマルチエンド方式が荒れたりしてたけど、実際恋愛作品における恋愛レースに負けた(思い人と結ばれなかった)キャラってどうやったら救われるんだろう。 よく恋愛だけが幸せじゃない!とかも聞くけどさ、ラブコメ及び恋愛作品のゴールはやっぱり好きな人と結ばれることなわけじゃん。少年漫画とかだったら恋は実らなかったけど宿敵は倒せたし世界の平和に貢献できたから幸せ!とはできるかもだけど、恋愛メインの作品で志望校に受かったとか課題を乗り越えられたとかが失恋を帳消しにできるほどの幸せにはなかなかならないような気がする。 余り物同士でくっ付いたり新しい恋が見つかるのも、勿論いいんだけど作中で数年の時が経ってようともリアル時間では数話前に思いを語ってた相手から速攻乗り換えてるの!?みたいな感覚に読者としてはな

    ラブコメの負けヒロインの救済
  • 「ゴッホ名画にスープ投げ」を理解せぬ日本の欠点

    「礼節のない人たちですねえ。主張があるなら訴える方法はいくらでもあるのに、すぐ直接行動に出る。精神の「浅さ」を感じさせます」 2人の若者たちは、ロンドン・ナショナル・ギャラリーに展示されているゴッホの名作「ひまわり」に近づくと、作品にトマトスープをかけ、自らの手を接着剤で壁に貼り付けた。彼らは「ジャスト・ストップ・オイル(とにかく石油を止めろ)」という団体の環境活動家で、気候変動対策が進まないことへの抗議活動として、トマトスープをかけたのだ。 この事件は日でも大きな注目を浴びたので、ご存じの人も多いはずだ。120億円以上するゴッホの代表作を傷付けるような行為に衝撃が走り、SNSでは圧倒的な非難の声があがった。「エコテロリズム」と呼ぶ識者もいたほどである。 日でもあった「モナ・リザ」にスプレー事件 今回の事件で私が思い浮かべたのは、1974年4月に東京国立博物館で、米津知子があの「モナ・

    「ゴッホ名画にスープ投げ」を理解せぬ日本の欠点
    temimet
    temimet 2022/11/08
    これを非暴力というのは仕事中に机を殴打して扉を盛大に音立ててしめて出て行く人がいても問題に感じないレベルの人なんで何も共感できない
  • 先輩ママが「習い事は水泳が1番、ピアノや公文式より良い」と激推ししていたが理由が目からウロコだった

    サンクラ @mottomaekara 先輩ママが「水泳はね、一番良い習い事よ!!行った先で全部完結してくれるから!ピアノとか公文とかは家で練習したり宿題見たりしなきゃいけないけど、水泳は家への持ち帰りがないから!!水泳は良いよ!!!」と激推してて、そんな理由もあるんだなぁと思うなど。 2022-11-07 18:12:16

    先輩ママが「習い事は水泳が1番、ピアノや公文式より良い」と激推ししていたが理由が目からウロコだった
    temimet
    temimet 2022/11/08
    自分が行ってた所はスイミング自体が送迎バス出してたけどあれは地方だったからか。大して努力してなくても続けると肩幅は広くなるので女子は気になる子は気になるかも
  • オードリー若林さんが『俺達のBLを描いていた女の人たちはどこに行ったんだよ。性的消費し終えるなよ』って言ってて笑った

    リンク オードリーのオールナイトニッポン 毎週土曜 25:00~27:00 オードリーのオールナイトニッポン AM1242 ニッポン放送 人気お笑いコンビ「オードリー」が、『オールナイトニッポン』のパーソナリティとして登場!2人はどんな風にあなたのハートをわしづかみにするのか?そしてどんな新しい「オードリー」を聴かせてくれるのか? テレビでは決して聴くことのできない限界ギリギリのフリートーク満載の2時間!土曜日の夜が待ち遠しくなる! 28 users 3193

    オードリー若林さんが『俺達のBLを描いていた女の人たちはどこに行ったんだよ。性的消費し終えるなよ』って言ってて笑った
  • 「子どもの泣き声がする」って通報があったらしく、家に警察が3人来た。虐待を疑われてショックだった→様々な経験談が寄せられる

    はな 3y9m+1y10m @j58zkk8ZfPYMSoH さっき家に警察が3人来た。 「子どもの泣き声がする」って通報があったらしい。 うちはワンオペの自宅保育で2歳半の娘と6か月の息子を見てて、最近やっと何とか 私1人で子ども2人を連れて 近場でなら出掛けられるようになってきたところで、今日もお出掛けから帰ってきたところだった。→ 2022-11-07 17:09:16 はな 3y9m+1y10m @j58zkk8ZfPYMSoH →お出掛け中はみんなニコニコで すごく楽しく過ごせてたんだけど、帰る途中で眠たさや疲れもあって イヤイヤ期の娘がグズグズし出して😭 何とか帰宅したけど、手を洗いたくないだの 電気を点けたいだのやっぱり消したいだの、そんな些細なことで癇癪が始まって娘ギャン泣きで😭→ 2022-11-07 17:13:53 はな 3y9m+1y10m @j58zkk8Zf

    「子どもの泣き声がする」って通報があったらしく、家に警察が3人来た。虐待を疑われてショックだった→様々な経験談が寄せられる
    temimet
    temimet 2022/11/08
    ワンオペの人が多くてそこが悲しくなった。1人で抱え込まないといけないから余計に傷ついてたまっていくでしょ
  • 白色矮星を規則的に横切る残骸の雲を複数検出、ハビタブルゾーンに系外惑星が存在する可能性も

    【▲ 白色矮星「WD1054-226」を公転する残骸の雲と、未発見の系外惑星を描いた想像図(Credit: Mark A. Garlick / markgarlick.com)】ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のJay Farihi教授を筆頭とする研究グループは、惑星などの残骸(デブリ)でできたリング構造(a ring of planetary debris)が、白色矮星「WD1054-226」の周囲で見つかったとする研究成果を発表しました。 リングは残骸の雲で構成されているとみられており、これらの雲が周期的かつ等間隔で白色矮星を横切る様子が観測されています。研究グループは、残骸の雲がリングを成す軌道の近くに未発見の太陽系外惑星が存在する可能性を指摘しています。 ■65個の雲が約23分間隔で規則的に通過、未発見の系外惑星が雲の構造を保っている?WD1054-226は「コップ座」

    白色矮星を規則的に横切る残骸の雲を複数検出、ハビタブルゾーンに系外惑星が存在する可能性も
  • 遠い未来、太陽系は接近する恒星によって解体されてしまうかもしれない

    惑星を飲み込みつつある赤色超巨星を描いた想像図(Credit: Penn State)人間のタイムスケールからすれば永遠に輝き続けるように思える太陽も、今のままで存在し続けることはありません。誕生からおよそ46億年が経ったとされる太陽は数十億年後には大きく膨張し、赤色巨星となって外層からガスや塵などの物質を放出。その後、残った中心部分が白色矮星に進化することで、恒星としての一生を終えることになるとされています。 赤色巨星になった太陽は地球の公転軌道付近まで膨張し、今後70億年の間に質量のおよそ半分を損失するとみられています。地球をはじめとした太陽の近くを周回する惑星は姿を消してしまうと思われるいっぽうで、木星から海王星までの太陽から離れた軌道を周回する惑星は生き延びるのではないかと考えられています。 では、白色矮星になった太陽を中心とした太陽系は、その後も存続するのでしょうか。カリフォルニ

    遠い未来、太陽系は接近する恒星によって解体されてしまうかもしれない
  • 連星では死にゆく恒星の活動が新たな惑星の誕生を促しているかもしれない

    【▲ 死につつある星を含む連星と、連星を取り囲む円盤を示した図。円盤内側の空洞は、新たに形成された惑星によって生じた可能性があるという(Credit: KU Leuven / N. Stecki)】地球をはじめとした太陽系の惑星は、約46億年前に太陽が誕生してからさほど間を置かずに形成されたと考えられています。しかし、この広い宇宙には、恒星の誕生とともに形成されたものではない惑星が存在するかもしれません。 ルーヴェン・カトリック大学(KU Leuven)の天文学者Jacques Kluskaさんを筆頭とする研究グループは、恒星としての寿命を終えて死につつある星を含む連星において、ガスや塵でできた円盤から惑星が形成される可能性を示した研究成果を発表しました。円盤を構成するガスや塵は、死につつある星から放出されたものです。つまり、連星の一部には死にゆく恒星の活動によって生み出された惑星が存在す

    連星では死にゆく恒星の活動が新たな惑星の誕生を促しているかもしれない
  • 史上初! 金星表面を宇宙から可視光線の波長で観測、NASA太陽探査機の思いがけない成果

    【▲ 太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」の広視野カメラ「WISPR」によって2020年7月に撮影された金星夜側の画像(Credit: NASA/Johns Hopkins APL/Naval Research Laboratory/Guillermo Stenborg and Brendan Gallagher)】アメリカ海軍調査研究所(NRL)の物理学者Brian Woodさんを筆頭とする研究グループは、アメリカ航空宇宙局(NASA)の太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ(Parker Solar Probe)」が金星の重力を利用したスイングバイ(※)を実施した際に、金星の夜側表面を可視光線で撮影していたとする研究成果を発表しました。 太陽に接近して観測を行うために作られたパーカー・ソーラー・プローブは、思いがけず「金星表面を宇宙から可視光線の波長で初めて観測した探査機」とし

    史上初! 金星表面を宇宙から可視光線の波長で観測、NASA太陽探査機の思いがけない成果
  • 火星の衛星フォボスとダイモスは1つの原始月が破壊されてできた?

    【▲ 今回のシミュレーションを使った研究で火星の衛星フォボスとダイモスは同じ1つの原始月に他の天体が衝突してつくられた可能性があることが示された(Credit: Grafik: Mark Garlick / markgarlick.com)】スイスのチューリッヒ大学は2月22日、ETHチューリッヒ地球物理学研究所のアミロシン・バゲリさん率いる研究チームが、火星の衛星フォボスとダイモスは元々同じ1つの原始月であった可能性があることを突き止めたと発表しました。研究チームでは、フォボスとダイモスは、この原始月に他の天体が衝突し、破壊されてつくられたのではないかと考えています。 火星の衛星フォボスとダイモスはとても小さな天体です。フォボスの大きさは22km、ダイモスにいたっては12kmほどしかありません。 このようなフォボスとダイモスは、これまで、そのいびつな形や化学的な組成から、小惑星が火星の重

    火星の衛星フォボスとダイモスは1つの原始月が破壊されてできた?
  • 朗報? 赤色矮星のフレアが系外惑星に及ぼす影響は限定的かもしれない

    【▲ 高緯度で強力なフレアが生じている赤色矮星(左)と系外惑星(右)を描いた想像図(Credit: AIP/ J. Fohlmeister)】ポツダム天体物理学ライプニッツ研究所(AIP)のEkaterina Ilin氏らの研究グループは、太陽よりも小さな恒星である赤色矮星で生じた強力なフレアに関する研究成果を発表しました。今回の成果は、赤色矮星を公転する太陽系外惑星における生命探査にとって、大きな意味を持つことになるかもしれません。 ■高速で自転する4つの赤色矮星では高緯度で強力なフレアが発生していた赤色矮星(M型星)は太陽(G型星の一つ)よりも小さな星で、天の川銀河ではありふれたタイプの恒星です。表面温度は摂氏3000度台程度と低く、比較的暗くて赤い色をしているという特徴があります。人類はこれまでに4400個以上の系外惑星を発見していますが、そのなかには赤色矮星を公転する地球に近いサイ

    朗報? 赤色矮星のフレアが系外惑星に及ぼす影響は限定的かもしれない
  • 月の満ち欠けが人の睡眠に影響を及ぼしているかもしれない

    NASAの月周回衛星「ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)」の観測データをもとに再現された月の画像(Credit: NASA’s Goddard Space Flight Center)人類にとって身近な天体である月は、古くから物語の舞台となったり暦を定めるために用いられたりしてきましたが、人の気分や行動にまで何らかの影響を及ぼしているのではないかとも考えられてきました。今回、ワシントン大学のHoracio de la Iglesia氏が率いる研究グループは、月の満ち欠けが人間の睡眠に影響を及ぼしている可能性があるとする研究成果を発表しています。 ■睡眠ログから月の満ち欠けと同じ29.5日の周期を発見人間には睡眠や覚醒のタイミングなどを司る「概日リズム(circadian rhythm)」と呼ばれる約1日周期のリズムが存在することが知られています。概日リズムは特に光の影響を強く受ける

    月の満ち欠けが人の睡眠に影響を及ぼしているかもしれない
  • 重力波で捉えられたのは大質量星の爆発で誕生したブラックホールか

    超新星爆発を描いた想像図(Credit: M. Weiss)太陽の8倍以上の質量がある恒星は超新星爆発を起こして中性子星やブラックホールが形成されると考えられており、中性子星やブラックホールの合体にともなうとみられる重力波が重力波望遠鏡によって何度も観測されています。今回、2017年に重力波望遠鏡によって捉えられたブラックホールが、太陽の100倍前後の質量がある大質量星の爆発によって形成されたブラックホールだったとする研究成果が発表されています。 ■重力波で観測される合体前のブラックホールの質量は実質的に太陽の52倍以下2017年に重力波望遠鏡の「LIGO」と「Virgo」によって捉えられた重力波「GW170729」はブラックホールどうしの合体にともなって放出されたとみられており、合体前のブラックホールのうち片方の質量は太陽の約50倍とされています。 野憲一氏(東京大学国際高等研究所カブ

    重力波で捉えられたのは大質量星の爆発で誕生したブラックホールか
  • 月の年齢、45億1000万年と予測より高かった? アポロ14号の月の石より計測

    先日は「月の誕生のしかた」について新説が登場しましたが、今回はその年齢についてです。これまで月は43億〜44億年前に誕生したと考えられていましたが、アポロ14号計画によって持ち帰られた月の岩石の分析により、その誕生が45億1000万年であるとの研究結果が発表されたのです。 今回の研究結果を発表したUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のMelanie Barboni研究員は、このデータを「非常に確かなものだ」と強調しています。この45億1000万年前というのは、太陽系が形作られてからわずか6000万年しか経過していない時点に相当。また、論文はScience Advancesに掲載されました。 月の誕生については火星台の隕石が地球に衝突した破片からできた「ジャイアント・インパクト説」、それにもっと小さな衝突が複数起きたとする最新の研究などがあります。しかし、その衝突がいつ起きたのかはま

    月の年齢、45億1000万年と予測より高かった? アポロ14号の月の石より計測
  • 恒星の自転と逆向きに公転する系外惑星、伴星の影響で誕生時から逆行か

    恒星「K2-290」(中央)を公転する2つの系外惑星と伴星の一つ(右上)を描いた模式図。恒星の自転方向と惑星の公転方向は矢印で示されている(Credit: Christoffer Grønne/Aarhus University)オーフス大学のMaria Hjorth氏、東京工業大学の平野照幸氏らの国際研究グループは、恒星「K2-290」を周回する2つの太陽系外惑星について、伴星の影響によって大きく傾いた円盤から形成されたとする研究成果を発表しました。今回の成果は、連星における惑星の形成を論じる上で重要な意味を持つとされています。 K2-290は「てんびん座」の方向およそ890光年先にあるF型星で、太陽と比べて直径は約1.5倍、質量は約1.2倍とされています。2019年、Hjorth氏らはK2-290を周回する「K2-290 b」(公転周期約9.2日、直径は木星の約0.27倍で海王星に近い

    恒星の自転と逆向きに公転する系外惑星、伴星の影響で誕生時から逆行か
  • 系外惑星KELT-9bでは9時間ごとに「夏」と「冬」が繰り返される

    4000個以上が見つかっている太陽系外惑星のなかには、主星の近くを公転しているために表面温度が高温に熱せられているホットジュピターのように、太陽系の惑星とはかなり異なった環境を持つものがあります。そんなホットジュピターのひとつ「KELT-9b」について、季節のように周期的な温度変化が存在する可能性を示した研究成果が発表されています。 ■高速で自転する主星&ほとんど垂直の公転軌道が周期的な変化をもたらしている系外惑星「KELT-9b」(手前)を描いた想像図(Credit: NASA’s Goddard Space Flight Center)はくちょう座の方向およそ670光年先にあるKELT-9bは、木星と比べて直径は約1.8倍、質量は約2.9倍のホットジュピターです。KELT-9bの公転軌道は主星の「KELT-9」をおよそ36時間で1周してしまうほど小さく、主星から受け取るエネルギーは地球

    系外惑星KELT-9bでは9時間ごとに「夏」と「冬」が繰り返される
  • 系外惑星「WASP-62b」は雲ひとつない空であることが明らかに

    太陽系外惑星「WASP-62b」を描いた想像図。澄んだ大気を通して主星「WASP-62」の光が見えている(Credit: M. Weiss/Center for Astrophysics | Harvard & Smithsonian)ハーバード・スミソニアン天体物理学センターのMunazza Alam氏らの研究グループは、南天の「かじき座」の方向およそ575光年先にある太陽系外惑星「WASP-62b」の観測を行った結果、大気に雲がないことが明らかになったとする研究成果を発表しました。 ■WASP-62bの空には雲が浮かんでいない?WASP-62bは2012年に発見が報告された系外惑星で、直径は木星の約1.3倍、質量は木星の約半分とみられています。太陽よりも一回り大きな恒星「WASP-62」の周囲を約4.4日で1周するほど小さな軌道を描いているWASP-62bの表面温度は摂氏約1200度と

    系外惑星「WASP-62b」は雲ひとつない空であることが明らかに
  • 木星探査機「ジュノー」まもなく衛星ガニメデに接近して観測を実施

    【▲ 1996年6月に木星探査機「ガリレオ」が撮影したガニメデ(Credit: NASA/JPL)】現在木星でミッションを行っているアメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「Juno(ジュノー)」が、日時間2021年6月8日2時35分に木星の衛星「ガニメデ」へ最接近します。NASAのジェット推進研究所(JPL)によると、最接近時のガニメデ表面からの距離は1038km以下。これは2000年5月にガニメデへ接近した木星探査機「Galileo(ガリレオ)」の1000kmに次ぐ近さで、ジュノーは21年ぶりの近距離からガニメデを観測することになります。 ガニメデは水星よりも大きな直径5268kmの衛星です。過去の観測においてガニメデは独自の磁場を持つことが明らかになっており、その内部は氷、岩石、鉄が分化した層状の構造を成していると考えられています。「ジュノーには従来不可能だった方法でガニメデを観

    木星探査機「ジュノー」まもなく衛星ガニメデに接近して観測を実施
  • 木星とガニメデに大接近!探査機ジュノーの撮影データを利用した衝撃的な再現映像

    【▲ 木星に接近する探査機ジュノー視点の映像。Youtubeから抜粋(Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS)】日時間2021年6月8日、アメリカ航空宇宙局(NASA)の木星探査機「Juno(ジュノー)」が木星とその衛星ガニメデに接近してフライバイ探査を行いました。 このフライバイ時にジュノーの可視光カメラ「JunoCam」によって撮影された画像をもとに、ジュノーから眺めたガニメデと木星の様子を再現して3分30秒にまとめたショートフィルムがNASAから公開されています。実際のデータを使って作成された迫力の映像をお楽しみ下さい。 ▲Juno Flies Past the Moon Ganymede and Jupiter, With Music by Vangelis▲ (Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS) 動画はガニメデに

    木星とガニメデに大接近!探査機ジュノーの撮影データを利用した衝撃的な再現映像
  • 土星のコアは「岩・氷・水素とヘリウムの巨大な混合物」だった可能性

    【▲ 今回の研究成果をもとに描かれた土星内部の模式図。岩・氷・流体の水素とヘリウムでできた巨大で拡散したコアを水素とヘリウムのガスが覆っている(Credit: Caltech/R. Hurt (IPAC))】カリフォルニア工科大学のChristopher Mankovich氏とJim Fuller氏は、土星の内部に密度の高い岩石質のコア(核)は存在せず、かわりに岩・氷・流体の水素とヘリウムが混ざり合った巨大で拡散したコアが存在する可能性を示した研究成果を発表しました。Mankovich氏が「泥のようなものです」と表現するコアのサイズは従来の予想よりもずっと大きく、土星の直径の約60パーセントに達するとみられています。 ■土星の内部構造を知るために土星の環を「地震計」として利用惑星は若い星を取り囲むガスや塵の円盤(原始惑星系円盤)で形成されると考えられています。現在の惑星形成モデルでは、地球

    土星のコアは「岩・氷・水素とヘリウムの巨大な混合物」だった可能性
  • 土星の手前に浮かぶ衛星タイタン。土星探査機「カッシーニ」が撮影

    【▲ 土星探査機カッシーニが撮影した土星の衛星タイタン。2012年5月6日撮影(Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute)】こちらは土星探査機「カッシーニ」が今から10年前の2012年5月6日に撮影した土星の衛星タイタンです。カッシーニの撮像システム「ISS(Imaging Science Subsystem)」の狭角カメラを使って、タイタンから約77万km離れたところから撮影されました。背景が暗くないのは土星の体が写っているからで、タイタンの後ろを左下から右上へと横切っている細い帯状のものは横から見た土星の輪です。 タイタンの大気は表面気圧が約1.5気圧、密度は地球の約4倍と濃く、大気中には「もや」が漂っています。この画像にはタイタンの輪郭を縁取る「もや」の層が写っている他に、「もや」の下に広がるタイタン表面の様子も捉えられていま

    土星の手前に浮かぶ衛星タイタン。土星探査機「カッシーニ」が撮影
  • 土星の自転軸の傾きと環の形成は、失われた衛星で説明できる?

    【▲ 土星探査機カッシーニが撮影した土星とその衛星タイタン。2012年5月6日撮影(Credit: NASA/JPL-Caltech/Space Science Institute)】マサチューセッツ工科大学(MIT)のJack Wisdom教授を筆頭とする研究チームは、土星の自転軸の傾きと環の存在をどちらも説明できる新たな仮説を発表しました。鍵を握るのは、かつて土星を公転していたものの、現在はすでに失われている1つの衛星です。 研究チームによると、その衛星が存在していた頃の土星は海王星と重力を及ぼし合うことで共鳴し、自転軸が傾くようになりました。しかし、衛星どうしの相互作用によって軌道が乱れ、土星に近付きすぎたためにその衛星は崩壊。残骸の一部から環が形成されたいっぽうで、土星と海王星は共鳴状態から外れたというのです。 ■直径1500kmほどの衛星が1つ土星系から失われていた可能性今から5

    土星の自転軸の傾きと環の形成は、失われた衛星で説明できる?
  • 天王星の自転軸は巨大な衛星の影響で横倒しになった可能性が判明

    【▲ 図1: その見かけとは裏腹に、天王星は自転軸がほぼ横倒しという他の惑星に無い特徴を持っています。 (Credit: NASA/JPL-Caltech) 】太陽系の惑星の中でも「天王星」は自転軸の傾きが特徴的です。天王星の自転軸は公転軌道から98度と、ほぼ横倒しになるほど傾いています。他の太陽系の惑星では自転軸の傾きが30度以内に収まっていることを考えると、これは特異な値です。 天王星の自転軸が横倒しになった理由については、長い間「巨大衝突説」が原因として提唱されてきました。他の惑星でも証拠が見つかっていることから、巨大衝突は珍しくない現象であると考えられるようになったことに加えて、惑星の自転軸をこれほどまでに傾けられる要因が他に見つからなかったからです。また、1つの大きな天体が衝突したのではなく、それよりも小ぶりな天体が複数衝突したという説も提唱されました。 しかしながら巨大衝突説の

    天王星の自転軸は巨大な衛星の影響で横倒しになった可能性が判明
  • 『MOTHER2』ふっかつ記念対談 はじめてのひとも、もういちどのひとも。 - ほぼ日刊イトイ新聞

    えー、このたび、 Wii U のバーチャルコンソールで 『MOTHER2』が配信されることとなりました! つきましては‥‥。

    『MOTHER2』ふっかつ記念対談 はじめてのひとも、もういちどのひとも。 - ほぼ日刊イトイ新聞
  • 「糖尿病」の名称変更へ ~患者の9割が不快感—糖尿病協会~

    糖尿病協会は7日、「糖尿病」という名称の変更を検討する方針を明らかにした。患者の大半が不快感を抱いていることなどを踏まえたもので、今後1、2年のうちに新たな病名を提案したい考えだ。日糖尿病学会とも連携し、具体的な検討を進める。 都内で同日開いたセミナーで説明した。患者を対象としたインターネットによるアンケート調査(2021年11月8日~22年9月30日実施)によると、回答者1087人の9割が病名に何らかの抵抗感・不快感を持ち、変更を希望する人が8割に上った。「尿」という言葉が持つ負のイメージへの懸念が多かったという。 同協会の清野裕理事長はセミナーの冒頭、「糖尿病に対する誤った認識が偏見を助長し、差別を生んでいる」と指摘。具体例として「生命保険や住宅ローンに加入できない」「就職が不利になった」「怠け者のような目で見られる」などを挙げた上で、医療従事者やメディアが事態改善に力を注ぐ必要

    「糖尿病」の名称変更へ ~患者の9割が不快感—糖尿病協会~
  • 就活生だった頃に教授から「その会社の待遇がよく分かるから訪問した会社の駐車場見る為にちょっと早めに行け」といわれた「これはガチ」

    ぼるしち @kj94444018 私がウン十年前、就活生だった頃に教授から言われたのが 「訪問した会社の駐車場見る為にちょっと早めに行け」 要は中々良い車、趣味に振った車が多いと待遇は良いんだろうと 古い軽、コンパクトばっかりだと逆に悪いんだろうと 役員スペース“だけ“良い車はクソ経営者だろうと予測できるからって🤣 2022-11-06 20:55:20

    就活生だった頃に教授から「その会社の待遇がよく分かるから訪問した会社の駐車場見る為にちょっと早めに行け」といわれた「これはガチ」
  • 「親から体罰、希望していた受験もできず」 エホバの証人3世訴え | 毎日新聞

    「エホバの証人」の宗教3世として経験した苦悩を語る夏野ななさん(仮名)=国会内で2022年11月7日午前10時57分、高良駿輔撮影 キリスト教系新宗教「エホバの証人」の3世として育った夏野ななさん(仮名)が7日、国会内で開かれた野党のヒアリングに出席し、熱心な信者だった親から体罰を受けるなどした生い立ちを明かした。「子どもが親に信仰を強制されず、学ぶ機会を奪われないようにしてほしい」と悲痛な思いを訴えた。 夏野さんは30代で東京都在住。3歳の頃から週3回、エホバの証人の集会に参加した。居眠りなどをすると家族にトイレに連れて行かれ、平手やベルトでたたかれたこともあった。「悪い影響を受けるから」と言われ、保育園や幼稚園には通わなかった。教義のため、クリスマスや七夕、誕生日会などのイベントも禁止された。校歌の斉唱や運動会の騎馬…

    「親から体罰、希望していた受験もできず」 エホバの証人3世訴え | 毎日新聞
  • 結局出張帰りの新幹線でビールを呷る中年になったよ

    発車の瞬間の前後にビール缶をぷしゅっと開ける音が車内に響く、夕方以降の新幹線の風物詩。学生の時分および会社勤めになって間もない時分の私にとってあの音は唾棄すべき対象であり、せっかくのまとまった時間をなぜ読書に充てないのか論文乱読に充てないのか知識拡充に充てないのか、許容すべからざる怠惰だと大変憤っていたというかそれを優越感ゲームの材料としてほくほく顔で文庫に噛りついていたのであったが、そんな私も四十路を迎えて今はすっかり大宮に戻る新幹線の車内でビールを呷りながらはてブとスマホゲーを真顔で往復する虚無に堕しているのだけれど、私は現状をそれなりに許容していて、では10年前の私に見えていなかったのは何なのだろうね、という話。

    結局出張帰りの新幹線でビールを呷る中年になったよ